
開頭術の実際
執刀の準備
脳神経外科の手術は,比較的長時間におよぶことが,多いものですが,たいがい全身麻酔
でやりますので,手術中の痛みや時間の心配はありません.この患者さんでは,髪の毛を
全部剃っていますが,一部分だけですませることもあります.皮膚の切開線(黒線)は,
髪の毛がのびたときに,創が髪の毛の中に隠れるようにします.この患者さんでは,前額
部(オデコのところ)の骨を外す必要があるので,写真のように切開して,前額部の皮膚
を顔の方にひっくり返します.
非常に繊細で微妙な手術になるので,頭を専用の固定器でしっかりと固定します.頭が黄色っぽく見えるのは,イソジン液というヨード系の消毒薬(ヨーチンみたいなもの)を塗ってあるからです.
この後,術者は,自分の手を消毒して手術開始に備えます.
(写真をクリックすると拡大写真がみれます.ブラウザーの「戻る」で戻って下さい.)
手術開始--頭蓋骨を外す
頭の手術する部分以外は,清潔な布で覆い隠して,いよいよ執刀です.
皮膚をひっくり返すと,オデコのところの頭蓋骨がでてきます.この後,頭蓋骨の一部分を切りはずすために,まず,ドリルで穴(バーホールと言います)を数ヶ所にあけます.
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バーホールを開け終わったところです.こうしてから,穴と穴のあいだを「電動式の糸のこ」のような器械を使って切り,骨を外します.
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脳硬膜を開ける
頭蓋骨を外すと,その下に「脳硬膜」が現れます.脳硬膜の厚さは,だいたい1mm以下ですが,比較的丈夫なもので,手術用のハサミで切り開きます.
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脳硬膜を切り開いたところです.脳の表面と脳表の動脈や静脈が見えます.
こうして,いよいよ目的とする脳の手術にとりかかります.
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