水頭症


脳脊髄液
脳の中心部にある脳室という場所で,脳脊髄液という無色透明な液体が一日におよそ500ml作り出されています.この脳脊髄液は,脳室の中から狭い道を通って,脳の表面に流れ出て,最終的には,血管の中に吸収され血液と一緒になります.通常,常時,頭蓋内に存在する脳脊髄液の量は,150cc程度ですので,一日に3回ほど入れ替わる勘定です.極端なたとえをすれば,脳は,頭蓋骨の中でこの脳脊髄液の中にプカプカ浮いているようなものです.

水頭症とは,脳脊髄液の血管への吸収が不充分になったり,流れ道がつまったりして,脳脊髄液脳室の中に通常より多量にたまってしまった状態をいいます.この結果,大量にたまった脳脊髄液が,脳を圧迫することになり脳の働きに悪影響を与えます.

原因

手術
水頭症に対する手術治療としては,シャント術と言われるものが一般的です.これは,脳脊髄液の流れ道を新たに作る,いわゆるバイパスのようなものです.

実際のバイパスの経路としては,

同一の患者さんのシャント術の前後でのCT scanです.シャント術後に,脳室が本来の大きさに戻りました.
シャント手術前 シャント手術後

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