煙感知器
SMOKE DETECTOR

 煙感知器には、煙の検出方式によって、イオン化式光電式があります。
 イオン化式の煙感知器は、火災の煙による空気の電離状態の変化を検出するもので、スポット型しかありません。
 光電式の煙感知器は、火災の煙による光の乱反射または遮光を検出するもので、スポット型分離型があります。

イオン化式スポット型煙感知器 (ionization spot type smoke detector)
イオン化式スポット型煙感知器
 イオン化式スポット型煙感知器は、内部にアメリシウム241という極めて微弱な放射性物質が入っていて、常に感知器内の空気を電離しています。

 電離状態となった空気は、直流電圧のかかった一対の電極の間にイオン電流を発生します。

 感知器内に火災の煙が入ってくると、燃焼生成物によって空気の電離状態が弱められてしまうので、これをイオン電流の減少として検出します。

光電式スポット型煙感知器 (photoelectric spot type smoke detector)
光電式スポット型煙感知器
 光電式スポット型煙感知器は、内部に光源と受光素子が、遮光板を挟んで直接見えないように取り付けられています。

 感知器内に空気が出入りする部分は、空気は通しても外光は通さない迷路のような構造になっていて、常時は受光素子に光が入ることはありません。

 感知器内に火災の煙が入ってくると、数秒おきに点滅している光源の光が煙に乱反射されるので、この光を受光素子で検出します。

光電式分離型煙感知器 (projected beam type smoke detector)
光電式分離型煙感知器
 光電式分離型煙感知器は、送光部と受光部が完全に独立していて、これらを向かい合わせに設置し、送光部から発射されたビーム(光線)を常に受光部で受けています。

 送光部と受光部の間に火災の煙が入ってくると、送光部からのビーム(光線)が煙に遮光されるので、この減光を受光部で検出します。

 送光部と受光部は、最大100mまで離して設置することができます。

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