Zebrafish と 発生生物学

ゼブラフィッシュは熱帯魚(淡水魚)の一種です。ペットショップ等で見たことのある方も多いでしょう、そう、縦じま(?)のある魚です。この熱帯魚が現在、発生生物学(生物の体のでき方を調べる学問です)の世界でブーム(?)になっています。
このゼブラフィッシュの神経系、脳の基本的な構造は、人等のほ乳類と共通しています。つまり、この魚を調べることにより、人の脳の仕組みを解明する手掛かりが得られるのです。
この魚を使うことの利点は、他にもたくさんあります。まず、胚発生、卵が分裂して、体を作っていく過程が体外で、かつ短い間に起きる事です。良く研究に使われているネズミは、この過程が体内で起こるので、生きたまま観察することができません。またさらに、体が比較的透明なので、実態顕微鏡を使うと、発生する様子が簡単に観察できます。1つの卵細胞が、分裂して、複雑な体を作っていく様子は、ただ見ているだけでも面白いものです。
専門的になりますが、mRNAの導入もしくは抗体の注入などの実験操作が比較的容易にできるのも長所の一つです。また世代交代時間が短く、半数体や単為発生個体を人工的に作製し、突然変異体のスクリーニングが可能なことなど、遺伝学的手法も発展しつつあります。


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