モードメッセージ

今までのページではボイスメッセージについて説明してきましたがこのページではボイスメッセージ以外のチャンネルメッセージであるモードメッセージについて説明します。

モードメッセージは、コントルールメッセージと同じステータス”Bn”なので、見かけ上、 コントロールメッセージの一種のようですが、動作はまったくボイスメッセージと異なるので、別なものとして分類されています。


コントロールメッセージと同様に最初のデータバイトで、モードメッセージの種類を番号で識別します。 モードメッセージ番号は120(78h)から127(7Fh)まで割り当てられています。


オールサウンド オフ:No.120(78h)

このメッセージは、ハード的に音源側のボイスの発音を強制的に消音させるものです。 オールサウンドオフメッセージを受信した音源は直ちに指定されたチャンネルの発音中のボイスを全て消音し、リリースが長い音でも余韻を残しません。
2バイト目のデータバイトは使われず、通常ダミーとして0を送ります。


リセット オール コントローラー:No.121(79h)

シーケンサの演奏を途中で止める場合、ピッチベンドやコントロールチェンジが効いたままになることがあります。 したがって、止めた場所から演奏を再開するのでなければ、次の演奏に支障をきたすことになります。 そこで、変更されているコントローラー情報を初期状態にもどすためのメッセージとしてこのメッセージが設定されました。
リセットオールコントローラーでリセットされるのは次のようなものがあります。

モジュレーション デプス (0)
ペダル(オフ)
エクスプレッション(最大=127)
ポルタメント(オフ)
アフタータッチ(0)
ピッチベンド(中央)
RPN,NRPN(NULL)
メインボリューム(最大=127)

ただし、リセットされるコントローラーは全て受信側にまかされているので、機種によって多少動作がことなります。 また、リセットオールコントローラは音源内部での処理時間が若干かかることがあります。
このメッセージの2バイト目のデータバイトは使われず、通常ダミーとして0を送ります。


ローカル コントロール:No.122(7Ah)

MIDIキーボード等の鍵盤部と内部の音源を切り離す機能がローカルコントロールメッセージです。 ローカルコントロールがオフになると、鍵盤を押しても内部音源からは発音されず、演奏情報はMIDI OUTに送出されます。
2バイト目のデータバイトが0のときローカルオフに、127のときローカルオンに設定されます。


オール ノート オフ:No.123(7Bh)

このメッセージは指定されたチャンネルで発音されているボイスすべてにノートオフメッセージを送るのと同じ機能を持ちます。 これは、ハード的に消音されるオールサウンドオフとは異なり、リリースが長い音はそのまま音が伸び、 ペダルがオフされるまで処理が保留されます。2バイト目のデータバイトは使われず、通常ダミーとして0を送ります。


オムニ オフ:No.124(7Ch)―オムニ オン:No.125(7Dh)

オムニオンの状態では、チャンネル指定とは関係なく、全てのチャンネルメッセージを受信し、 チャンネルによるパートの識別ができなくなります。したがってパート別のアンサンブル演奏を行うときは、 オムニオフの状態にする必要があります。オムニオン・オフはモードメッセージのひとつとして定義されているので、常にMIDIチャンネルによって識別されます。 したがってオムニオンの状態でも、受信チャンネルと一致しなければ認識されません。このメッセージは現在ではあまり使われません。
2バイト目のデータバイトはダミーです。


モノ モード オン:No.126(7Eh)―ポリ モード オン:No.127(7Fh)

モノフォニック演奏とポリフォニック演奏を切り替えます。