自作オーディオ機器

DIY Audio Equipments

under construction

オーディオ機器の自作をしたくなって来たので、とりあえずページだけ作りました。

Home | 写真展 | 写真帳 | クラシックカメラ | 自作オーディオ | 資料集

Mini Chat | DIY Audio Discussion Forum | お気軽掲示板


このページの内容


このページの資料コーナーは 資料集 のページに移動しました。(2001年11月4日)



フォノイコライザーアンプ

作成: 2001/10/7
改訂: 2001/10/8, 2001/10/14, 2001/10/16

いきさつ

大阪日本橋のとあるオーディオ店でオーディオテクニカ製のAT120Ea/GというVM型カートリッジを見つけたので買ってみました。捨てずにしまってあった古いレコードプレイヤーはまだ動きましたが、フォノイコライザーアンプが無いので自作することにしました。

今回は、ともかく簡単に作れるという理由から、オペアンプICを利用することにしました。

イコライザーアンプの回路と特性


Fig.1 回路図(片チャネル分および電源)

Fig.2 プリント基板レイアウト
感光基板作製用マスク(PDFファイル)
サンハヤト製ポジ感光基板10K用

Fig3. パターン面から見た部品配置

Fig.4 RIAA偏差 (MM型カートリッジ用イコライザアンプ)

Fig.5 RIAA偏差 (MC型カートリッジ用イコライザアンプ)

部品

オペアンプ

オペアンプICは新日本無線(JRC)製のNJM5532DDを使いました。JRC製オペアンプでは、他にNJM4558DD、NJM4580DDなどが使えるはずです。

オペアンプの選定条件は入力バイアス電流(Input Bias Current)が小さいこと(500nA以下)、および電圧利得5倍で安定動作することです。まず入力バイアス電流について説明します。

1段目アンプには166倍(44.40dB)の直流電圧利得があります。したがって、入力バイアス電流がR1(47kΩ)に流れることによりR1両端に生じるDC電圧は1段目出力に166倍されて出てきます。この出力オフセット電圧はC3でカットされますが、電源電圧(±12V)を考慮して4V以下とすると、入力バイアス電流は4[V]÷166[倍]÷47000[Ω]=5.13x10-7[A] (513nA)以下となります。

カートリッジの直流抵抗は小さいので無極性電解キャパシタC1(4.7uF)を省略すると出力オフセット電圧は小さくなります。しかし、コイルに入力バイアス電流が流れると音質になんらかの悪影響があるかもしれません。

バー・ブラウン(TI)のOPA2604などJ-FET入力オペアンプの入力バイアス電流はpAオーダーですから、このようなオペアンプを使う場合には、C1はむしろ省略した方が良いでしょう。

次にオペアンプの最小電圧利得ですが、2段目アンプの電圧利得が5.7倍(15.12dB)と低いので、このような低い増幅率で使った時に安定動作が保証されている必要があります。NJM5532DDは電圧利得3倍以上で安定動作が保証されていますので問題なく使えます。データシートにUnity Gain Stable(増幅率1倍で安定)と記述されているオペアンプならまったく問題ありません。

参考ページ:新日本無線(JRC)汎用リニアIC

キャパシタ(コンデンサ)

部品の入手しやすさを考慮し、電解キャパシタの容量はE3系列、フィルムキャパシタの容量はE6系列にあるものだけを用いることにしました。C1(4.7uF)、C5(4.7uF)は無極性電解キャパシタです。容量を小さくすると低域に影響します。C1はカートリッジに入力バイアス電流を流さないためのものですから、オペアンプにJ-FET入力のものを使用する場合は省略できます。C5も場合によっては(2段目アンプの出力オフセット電圧が問題にならない場合)省略できます。フォノイコライザーアンプの負荷インピーダンス(フォノイコライザーアンプの出力につなぐ機器の入力インピーダンス)が低い場合は、C5にはもう少し大きな容量のものを使った方が良いかもしれません。後で製作したMC型カートリッジ用イコライザーアンプでは47uFのものを使いました。

C2(100nF)、C3(220nF)、C4(15nF)はフィルムキャパシタを使用します。誤差2%(等級G)のものが入手できなかったので誤差5%(等級J)を使いました。MM用にはポリプロピレンフィルムキャパシタ(松下製)を、MC用には安価で部品寸法の小さいポリエステルフィルム(マイラ)キャパシタを使いました。容量計が利用できる場合は選別を行った方が良いでしょう。私は選別は行いませんでしたが、RIAA偏差は Fig.4 および Fig.5 に示す通り十分実用に耐えるものとなりました。

フィルムキャパシタの特性については米国のメーカーElectronic Film Capacitors, Inc.のサイトでかなり詳しく解説されています。

抵抗

部品の入手しやすさを考慮して抵抗値はE12系列にあるものだけを用いました。私はすべて誤差1%の金属皮膜抵抗(1/2W型)を使いましたが、1/4W型でも問題ありません。カーボン抵抗はノイズが大きいのでとくに1段目アンプには避けた方が良いでしょう。

電源

ポジ感光基板用マスクには3端子レギュレータを使った電源回路の基板も含まれていますが、私はこの基板は使わず、コーセルのPower Gorillaスイッチングレギュレータ(±12V)を使っています。EIコアを使った普通品トランスよりハムノイズを小さく出来ましたが、価格が高いのが難点です。磁気シールドケースに入ったトランスか漏洩磁束の少ないトロイダルトランスも試したかったのですが、入手できませんでした。

MC型カートリッジへの対応

MC型カートリッジの出力電圧は0.3mV程度と、MM型(VM型)に比べて1/10程度しかありません。1段目アンプの利得はこれ以上大きくできないので、MC型カートリッジ用とするには2段目アンプの利得を大きくします。一例として、R7を100Ω、R8を5.6kΩに変更すれば、2段目アンプの利得は57倍になります。

プリント基板

プリント基板はサンハヤト紙フェノール(ベークライト)ポジ感光基板10Kを使用して作成しました。もちろんガラスエポキシ基板でも使えますが、この回路ではとくに優位性はないものと思われます。

感光基板作製用マスクはOHPフィルムにプリントして作成します。ライトボックスで印刷のかすれが無いか確認しておいた方が良いでしょう。感光基板の露光は、100円ショップで購入したガラス板入りの写真フレームにマスクと基板を重ねて入れ、20W+20Wの蛍光灯スタンドの光を当てて行いました。

露光の後、現像、エッチング、穴開け、フラックス塗布の順に行い、完成です。

その他

ご意見、ご質問などは、DIY Audio Discussion Forum でお願いします。


BTL 接続用アンバランス/バランス変換アンプ

作成: 2001/10/29

いきさつ

このページをご覧になったあるお方から、2台のパワーアンプを BTL 接続するのに資料コーナーの「アンバランス/バランス変換回路」を利用できないかという旨のメールを頂きました。そこで考えたのがこの回路です。

回路図

説明

オペアンプを2個使用したアンバランス/バランス変換回路です。資料コーナーのアンバランス/バランス変換回路の電圧利得は 0dB ですが、このアンプでは1.3倍(2.3dB)の電圧利得を持たせています。これは電源投入時の過度電流からオペアンプを保護するため、R2を1kΩとした結果です。+出力側アンプの電圧利得は (R1+R2)/R1 、-出力側アンプの電圧利得は R3/R1 で与えられます。

注意事項

本回路の動作は未確認です。

その他

ご意見、ご質問などは、DIY Audio Discussion Forum でお願いします。


真空管アンプ

ロシア製(Svetlana)電子管を使ったローコストな真空管アンプの自作を考えています。アウトラインとして次のような回路図を書いてみました。回路定数の決定はこれからです。(汗)


Fig.1 電源回路


Fig.2 増幅回路(片チャネル分)


banner
Last Updated: January 3, 2005.
Contact: negibox@yahoo.co.jp
Copyright 1998-2005 Negibozu.