American Helicopter Society

または

AHS International

 

 American Helicopter Society(アメリカ・ヘリコプター協会:AHS)は、「垂直飛行技術の進歩と、その有効なる実用化をめざす世界のプロフェッショナル集団」(The professional society for the advancement of vertical flight technology and its useful application throughout the world.)という基本理念を持つヘリコプター関係者の集まりです。

 ワシントンに本部を置き、「アメリカン」という呼び名がついていますが、必ずしもアメリカ人ばかりではなく、世界中の学者、研究者、技術者、その他の関係者を含む個人会員を主体として、ヘリコプター、ティルトローター、ジェットVTOLなど、あらゆる種類の垂直離着陸航空機の進歩発展をめざす活動を展開しています。そのため最近では AHS International――いわば国際ヘリコプタ学会 という名称を使うようになりました。

 そのためAHSには20以上の技術委員会が置かれ、大学、企業、研究所などを超えて、先端的な研究開発を進める人びとがお互いに研究会を開き、業績を発表し、意見を交換しています。

 

 組織的にも、ワシントン本部のほか米国内各地と欧州、カナダ、シンガポールなど世界各地に支部が置かれています。わがヘリコプタ技術協会もその一つです。

 会員は、基本理念ではプロフェッショナルの集まりとなっていますが、プロに限定したり、入会の資格が問われたりするわけではありません。ヘリコプターやティルトローター、さらには米英4軍向けの開発がはじまったJSF(Joint Strike Fighter)STOVL戦闘攻撃機などに関心のある人ならば、アマチュアでも好事家でも趣味の人でも誰でも入会できます。会員になれば自分で論文を書き、国際的な研究会の場で発表することも可能です。もっとも論文の発表や機関誌への掲載には審査があります。

 こうした個人会員のほかに、多くの企業が賛助会員として参加しています。航空機、エンジン、アビオニクス、装備品、部品などのメーカーが会の活動を支援しているわけです。 

 AHSの活動の全貌を知るには、そのホームページを見るのが最良です。また年に1度の総会で会員相互の研究発表や討論がおこなわれるほか、各種の専門分野に分かれて殆ど常にさまざまな研究会が開かれています。

 また数多くの出版物を出しており、『Vertiflite』、『Journal of AHS』、『年鑑』などの定期刊行物(雑誌)や、『V/STOL機の半世紀』などの本があります。

 

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