2006/04/12

今日のけんきうてーま:

はかせは良くホームセンターを巡回しています。(工作の資材とネタ探しです)
どれくらい好きかというと、引っ越ししたらすぐさまもう、自宅近傍のホームセンターの位置を確認!
するくらい、好きです。

そんな、ある日。

ディスクグラインダー、切断用スタンド付き
2980円!限定20セット

←これ

という物が売っていたため、かなり脊髄反射的に買ってしまって、冷静になったとき、妻が、

もー!何につかうつもりなのよ、家で!

と文句を言う顔が脳裏に浮かびました。(まあ、結果として怒られませんでしたが)

でもまあ、いいたいことはもっともで。このディスクグラインダーという機械、とにかく筆舌につくし
難いうるささで、また超高速回転するため、基本的に屋内、特に畳の部屋でつかうということは
まったく想定されていません。ていうか、畳の部屋で使おうとするなよ、オイ。というつっこみが
マッハで入りそうなくらいの代物です。たとえている本人もよく分かりませんが、そのような危険な
電動工具です。

これをまあ無理矢理畳の部屋で使うためには何とか回転数を落とす必要があるのですが、昔
ポピュラーだったスライダック(可変電圧トランス)でやろうとすると、このスライダック、電動工具
が要求するような大電流に耐えられるような代物は、とてもでないですが、ジャンク品でないと
買えません。(高価です)

例によって、買ってから何とかする手段を調べていると(アンタ懲りないね)こういう物が目に留
まりました。

これはどういう物かというと

家庭用100V電源は交流で供給されていて、交流はご存じの通り、電圧が一定周期(西日本
60Hz東日本50Hz)で変動しながら+と−領域を交互に行ったり来たり、というサイン、コサイン
な波形です。で、この波形をグラフで書いたとき、その面積がいわゆるエネルギー量となります。
蛇足ですが電圧が一緒なら一定時間あたりの山と谷の数が多くなり、その面積の合計の大きい
西日本のほうがエネルギー量が大きくなります。東日本で洗濯すると脱水がいまいちなのはその
せいです、って、いうと、アンタそれいつの時代の洗濯機やねん、というつっこみがマッハで入る
ことがあります。同時に年がばれます。

トライアック素子はゲート端子に電圧を掛けると掛かってる間交流を通過させます。掛けないと
耐圧を越えない限り電気が流れません。このゲート端子に交流一周期中どれくらいの時間電圧を
掛けるかで、波形の面積を増減させることができ、全体のエネルギー量を制御できます。

まあ、簡単にいうと

コンセントからいらんことをしなければ本来得られたはずの
エネルギーを0−100%の範囲で制限(制御)できて、
暴走特急ものろのろよーん。

つまり、多くの電気製品の回転数を変えたり、明るさ、力強さなどを可変できる機械になります。
しかもこれ、40Aというとんでもない電流を制御できるにもかかわらず、わずか800円という非常
にコストパフォーマンスに優れた方法です。しかもオンオフで制御するためロスが少ない。
(と思われます)

回転トルクも落ちますけどね。(電動工具用スピコンはその辺も考慮してあるようですが。)

これしかねえ!今すぐ速攻でぽちっとなついでにクランプメータも
安いから
(をぃ)買っちゃエー!

すいません、ついカッとなって・・・妻は留守でした。
・・・まあ、その後ホームセンターでいろいろ買ってきて、作ってみました。

とりあえず、ご覧ください。


そのマークは・・・ゼ○ダの伝説のアレ?(って、それトライフォースやがな!)

一見普通のスイッチ付き家庭用のコンセント(つまみついてるのは普通?)ですが、


中はこんな感じで、正直あまり安全そうでありません。(少しは気を遣ってます。)

コンセントのところはホームセンターの電気配線資材のコーナーで松下電工の家庭用コンセント
の部品をあさって作ってあります。

ちなみに、ホームセンターの売値では

・外の白い箱(化粧パネル付き)、390円
・スイッチ、170円
・コンセント(アース付きしか在庫がなかった)、220円
・電話線用の穴あきフタ(可変抵抗の軸を出すのにちょうど良かった)、53円
・それらをぱちんとはめ込んでマウントする黒いプレート、67円
・コンセント延長コード、(ダイソーで)105円

でした。

おおむねどれもリーズナブルで規格品でばら売りしているので、


こんなふうに自由に組み合わせて、自分がほしい構成のコンセントボックスを容易に構築できます。

本来このスイッチやコンセントは接続穴に単線の銅芯線をぶっさす構造なので、より線の場合
は半田で固めて差し込みます。(これも実はあまり良くない方法なんですが)

これにトライアック基板を仕込み、


40A品のトライアックはいかにも熱そうだったので、大型ヒートシンクをー


箱の裏面にトライアック(ヒートシンク溝位置直下の黒い奴)と友締め。(シリコングリス必須)


よく冷えそうです。

まあ、万一これでも足りないときにはー


もともとついていたこれを付ければいいだけです(でも電源は?)。当然インテルは入っていません。

で、(最初の写真にもどりますが)


結果として、ずいぶんとおしとやかなじゃじゃ馬に。(45%運転中)

ヒートシンクは完全にオーバースペックで、30分ほど、あれこれ切ってみましたが、冷たいです。
加えてせっかくだから、一緒に買ったクランプメータで流れている電流をはかってみましたが、
正直なところ・・・

40Aもいらねえよ!20Aでもお釣りが来そう。
ていうかそもそも、20Aが焼けるほどの流したらダイソーのコード
が溶けるって!(1500W品)

という結論に至りました。まあ、その他スイッチもコンセントも15Aが定格だし。
グラインダのモーターも550Wだしー。
まあ、これでアルミや鉄や銅のアングルや厚板をさくさく切れるような手段が手に入ったので・・・

カナノコで切るのめんどーう、またあしたー

で今後は工作が延び延びにならないといいなあ(笑。

 

今日のけんきうの成果:

大は小を兼ねる?
→余裕があるのはいいことです。

それは本当。

過ぎたるは及ばざるが如し?
→が、余裕がありすぎるのは財布に厳しい。

まあ、でも200円しか変わらないんだよね(20A品)。

 

けんきうを終えての感想:

家庭用電源を扱うにしては回路の安全性に疑問が残る
仕上がりなので、みなさんはもう少し箱の大きさに余裕を
もって作った方がいいです。あとヒューズを忘れずに!

試運転も済んだので、買ってこようー。

妻:・・・・、もしかして遊んでる?(妻のドライヤーの回転数を可変しながらぶいん、ぶいん
  エンジンの空ぶかしのようなことをしていたら)
私:・・・・いや、純粋に耐久試験ですヨ、ほんとだって。(目が怖い)