古代ローマ「アピキウスの料理書」の料理を作ってみた企画


7-XIII-294 (XI-1-296) (Apic.7,13,1) 自家製の甘い菓子
[Home-made sweets][Housemade Dessert] [Dulcia domestica et melcae]



◆材料
 ナツメヤシの実(1) 適量
 松の実か胡桃(クルミ)かアーモンド 適量
 胡椒・塩 少々
 蜂蜜 適量(鍋に入れナツメヤシが隠れる程度)

※本来、「忠実な材料」と「現代材料」に分けるつもりですが今回は同様となります。 尚、元のレシピに分量などはかかれておりません。






◆翻訳文章
種を抜いた小型のナツメヤシの実に、クルミか松の実・ すり潰した胡椒を詰める。表面に塩をふり、蜂蜜と共に煮る。 (または煮た蜂蜜をかけて炒める)


◆作り方
1.ナツメヤシの実から種を取り除きます。
2.実の中に胡桃か松の実・胡椒を入れます。
3.表面に軽く塩を振り、蜂蜜と共に煮ます。
4.レシピにはありませんが、煮出した蜂蜜もナツメヤシの味がついていたので、ソース代わりにかけてみました。

※蜂蜜の節約のため、鍋を斜めにして煮てみました。(写真参考)


◆解説など

(1)ナツメヤシ(=デーツ)はエジプトなど中東にて葉は食器にも編む事にも団扇や 建材としても使われ、果実は食べてよし酒にしてよしと非常に重宝した植物です。

ナツメヤシはKルディやS城石井、Iオンなどで購入できます。
レシピとしては「生ナツメヤシの実」かもしれませんが、今回は時間の兼ね合いで入手できませんで「ドライデーツ」を使用。
ざっくりと150円/100g程度。「フレッッシュデーツ」も倍の300円/100g程度で入手可能です。
(ローマの自生はなく、中東から輸入と考えるとドライでいいかもしれません。)

松の実もヨーロッパでよく使われる食材の一つ。これらも上記のお店で買うことが出来ます。
今回は不本意ながら中国産。厳密にはヨーロッパの松とアジア圏の松は違うとの事で、ヨーロッパ産はアーモンドに近いとも言われています。
とはいえ、松の実は松の実。先ずは作ってみること前提に、「生」と「炒った物」がありましたので両方使用。
2種類調理して食べ比べてみましたが、特に変わりはありませんでした。


◆感想など

本当はテーブルトーク仲間に食べてもらう予定でしたが、時間の兼ね合いで家族に感想をもらいました。

・とんでもないものが出来ると思ってたけど、思ったより美味しい。
・風味の足りない甘栗の蜂蜜漬けといった感じ。
・古代のデザートとしては相当の贅沢品で、現在でも通用するのでは?
・ナッツが味を引き締めてる感じ。

との事でした。


「アピキウスの料理書」の料理を作ってみた企画ページへ
TOPへ