古代ローマ「アピキウスの料理書」の料理を作ってみた企画



◆何コレ?

2013年夏「古代ローマのレシピ アピキウスの料理書 全文翻訳」という本を コミックマーケットにて頒布させていただきました。 (レシピの翻訳のみ約500件掲載、64ページ、500円にて頒布) で、余りに文字ばかりで味気ないため、急遽「アピキウスの料理書」の料理を作って 写真を掲載したペーパーを作りました。(このページはペーパーの内容プラスアルファとなります。)
◆アピキウスについて

そもそもアピキウスは何者かといいますと、 ローマ時代の美食家、貴族階級出身の食道楽です。財産をほぼ食道楽に費やし、 破産して(とはいえ相当のお金を持っていたが悲観して)自殺したと伝えられています。
当時のローマの人がこのようなレシピを好んだ…可能性はありますが、 相当裕福な出身でないと食べられなかったと思われます。

とはいえ、当時の人が莫大な予算で食べていた料理が、 現代でしたら幾ばくかの投資で食べることが出来ます。

ただ、致命的なことに、分量がほぼ全てのレシピから抜けているため、数少ない分量の載っているレシピを参考に試行錯誤するしかありません。

おそらくは材料・料理の腕・解釈で、いくらでも味が変わるかと思います。 興味がありましたら是非、レシピを元に作ってみて下さい。

◆料理書と番号についてとか

アピキウスの料理書は最古の料理書です。ほかにも大カトーの農業論[De agri cultura]などありますが、これは題名のとおり、農業がメインでパンのレシピが数個載っている程度なので、やはり最も形になって残っている料理書はアピキウスの料理書になります。

で、レシピ毎に番号が振られており、共通しているので複数文献からの参照が楽…かと思ったら文献により微妙にずれていました。 以下の番号が複数あるのはそのためです。

また、参考にした英訳の表題を入れさせて頂きました。 ざっと、どのような料理か分かるかと思います。
3-XIII-100 (1-100)
カブ、カブカンラン
[Turnips or Navews][Turnips or Navews]


7-VI-272 (2-274)
肉の水煮に用いるソース
[Sauce for Boiled Viands][Jus in elixam]


7-XIII-294 (XI-1-296) (Apic.7,13,1)
自家製の甘い菓子
[Home-made sweets][Housemade Dessert] [Dulcia domestica et melcae]


本当は上記リンクの各ページのような多数の写真を掲載したレシピ本を 作りたかったのですが、その前にもともとの文章を検証してみようと思い、 翻訳を進めてみた結果、全文翻訳をしておりました…。
ゆくゆくはこの内容をまとめた本も作ろうと思っております!

…とはいえ、本として出せるようになるのは相当後かもしれません。 (文章のみの本も完成までに2年以上かかりました〜) それまでは宣伝を兼ねてちょこちょこペーパーを出したり、HPを更新するかも知れません。