高岡英夫氏の著作の感想 投稿者:reverie  投稿日:05月14日(金)23時33分40秒

「極意化の時代」、「意識のかたち」、「ハラをなくした日本人」の
3冊が届いたのでざっと読んだ感想です。氏の主張を相対的に比較し
て、小さな枠組の主張と大きな枠組の主張と分けた場合、小さな枠組
の主張は概ね肯定的に評価し、大きな枠組の主張は否定的に評価しま
した。

小さな枠組の主張とは、身体意識の明瞭な形での存在の主張(この種
の存在の漠然とした主張は従来からもあった筈)や、氏にはそれが見
えること、氏が特異な能力をもつこと、身体意識が武道や運動の本質
に関わる、などです。

大きな枠組の主張とは、次のようなものを指します。
(1)江戸時代の日本人には現代のオリンピックの金メダル選手より身
   体能力やその他の能力が高かった人が多かった、という主張。
(2)身体言葉が身体意識を発達させる、という主張。
(3)身体意識が DS で表現されうる、という主張。
(4)DS があたかも完全で、万能であるかのような主張。例えば釈迦の 
   DS があれば釈迦と同じになれるなどと言った主張など。