超低体重児をもつママたちへ


  低体重児をもつママ・妊娠中のプレママに見て欲しい!
そう思って作ったページです。
私(雪だるま)自身、1900g以下の低体重児として生まれ、更に
1000g以下の低体重児の子をもち、そしてその我が子を亡くした人間だから・・・。
未熟児の子をもつママ&パパの心配は、はかり知れないものです。
そんな人たちの心が少しでも楽になればと思います。
★「超低体重児」とは?
  
    字の通り極端な低体重の赤ちゃんのことです。では低体重児とはどのような子をさすのでしょう。
  一般的には「未熟児」と言われています。昔は1900g未満の赤ちゃんをさす言葉でしたが、
  1現在は出生体重2500g未満の赤ちゃんのことをさし、茨城県の場合は居住地の保健所に
    低体重児出生届を届け出ます。低体重児の多くは身体が小さいだけではなく機能的にも未熟です。
  

  写真中央にあるのが保育器です。右は呼吸器、左は脈拍&血中酸素濃度のモニター。
  保育器内の酸素濃度・湿度を一定に保つため、天井の配管から酸素を送っています。  
  中にいるのは私の息子・護(まもる)。1997.11.23撮影。
★なぜ未熟に生まれるの?
  
    理由は早産・栄養摂取不良・多胎児など様々ですが原因不明の場合もあります。
  早  産:赤ちゃんは妊娠週数40週前後で生まれる(正期産)のが普通ですが、様々な理由により
          早産(22週〜36週)で生まれることがあります。早産の主な原因には、細菌感染・胎盤異
          常・胎児側の問題・頸管無力症・極度のストレスなどがあげられます。また一般的に切
          迫流産の場合、切迫早産になりやすいと言われています。
  多胎児:双子ちゃんとか三つ子ちゃんを妊娠した場合(多胎妊娠)、どうしても赤ちゃん一人一人
          の成長が悪くなりやすいもの。ママのお腹の中に40週いるのは難しく早産や妊娠中毒症
          にもなりやすいのです。     
  その他:ママが妊娠中毒症になったり高血圧だったり、また胎盤機能低下になったり、飲酒・喫
          煙を続けていると、お腹の赤ちゃんに栄養が行きにくくなり妊娠40週で出産しても出生
          体重2500g未満ということがあります。  
★低体重児の未熟ゆえにおこる主な症状

    脱臼:骨が形成途中の段階で、関節部分ができていない赤ちゃんもいます。特に、足の付け根
          と股関節のところの骨ができておらず早々にギブスをつける場合があります。ギブスを
          つける期間には個人差があり長い子だと1〜2年ほど固定します。痛かったり不自由で
          むずがるなど赤ちゃんが泣いてイヤがることもありますが、医師の許可がでるまでは固
          定ギブスを外したりしてはいけません。勝手に外したりすると骨が変形して成長・固定
          され、普通に歩けなくなることもあります。

  肺機能:この世に出てきた赤ちゃんは、肺の成長が未熟でも肺呼吸をしなくてはなりません。
          しかし、肺機能が完全ではないので、無理をしすぎて肺から出血することがあります。
          また、出血しなくても呼吸を休めてしまうことがよくあり、そういう赤ちゃんには人工
          呼吸器をつけます。

未熟児網膜症:臨月で生まれた赤ちゃんでもしっかり目が見えるようになるのは1ヶ月ほどたってから。
          早くに生まれた低体重児の場合、目の網膜が成長段階にあり伸びきっていません。網膜
          が発達しなかったり、逆に発達しすぎて偏ったり膨れるように伸びると視力障害を起こ
          すのです。20年ほど前までは未熟児網膜症のことはあまり知られていませんでした。
          網膜がきちんと伸びるためには酸素量が適切でなくてはならないと考えられています。
          大抵の病院では眼科医による眼底検査が定期的に行われ、早期発見・治療が行われてい
          ます。それを予防するため赤ちゃんの目をガーゼなどで覆うことがあります。

脳内出血:妊娠28週未満で生まれた赤ちゃんの場合、脳が弱く脳内出血をおこしやすいと言われ
          ています。大抵の場合、血液の凝固異常がなければわずかな薬剤投与で出血は止まり、
          出血量が極端に多くなければ体内に徐々に吸収され障害などが残る心配はありません。

    黄疸:黄疸は臨月で生まれた赤ちゃんにもおこる症状です。身体の色がなんとなく黄色(とは
          いっても真っ黄色ではありません)になるもので、原因の一つはパパ・ママ・赤ちゃん
          の血液型に関係します。一般的に知れれているものとしてはABO式・Rh式の不適合
          によるもの。未熟児の赤ちゃんは黄疸症状が出やすいのですが、ほとんどは光線療法
          (緑の光を全身に浴びせます)で治ります。

  その他:機能が未熟なため、心臓をはじめ各種内臓にも様々な障害が生じやすく、妊娠週数が早
          ければ早いほど赤ちゃんは様々な危険にさらされます。特に妊娠28週未満の場合、血管
          ・細胞壁などの細部がもろく出血しやすく血も止まりにくいため、感染症にかかりやす
          く合併症・貧血もおこしやすいのです。


★低体重児をもつママたちへ

    未熟児のため病院のNICU(新生児集中治療室)に赤ちゃんがいるママというのは母乳も出に
  くく精神的にもマイナーになりがち。けれど赤ちゃんはママが会いに来て声をかけてくれるだけ
  で安心し頑張ろう一生懸命になります。ママが泣いていたり悲しい気持ちでいると赤ちゃんも察
  してだんだん弱くなります。「きっと元気に大きくなる!」と信じて頑張って下さい!

    赤ちゃんが退院しても周囲の「小さいわね」などという言葉に傷つき悲しくなることも多いと
  思います。実際、NICUにいる赤ちゃんの発育速度は、生まれた日を基準に「生後○ヶ月」と
  数えて一般的なデータと比較するとはるかに成長が遅いのです。けれど、早く生まれてきたのだ
  から身体の成長が遅く見えるのも仕方がないのです。一般的なデータと比較する時は出産予定日
  を基準にして「○ヶ月」という風に考えます。身体の成長が気になるのは小学校低学年ぐらいま
  でで、その後はさほど気にならないどころか、逆に背が高くなったり体重が増えたりとても大き
  な元気な子になることが多いようです。身体の成長は遅くても精神の成長は他の子よりも早いこ
  ともしばしばですから気にしすぎないでネ!
★私(雪だるま)の場合
  
    1972年、私の母は産休を翌日からとるために社内で挨拶周りをしていて陣痛が始まり、水戸市
  内で私を出産しました。低体重児の私は2ヶ月ほど保育器で過ごしました。足の骨ができておら
  ず1才半までギブスをし、同じく1才半までアレルギー体質だったためアレルギー改善の注射を
  3日に1度うっていました。すぐに熱の出る体質で小学生になるまで各種予防接種はほとんど受
  けられませんでした。体重も小学3年生までは少なく、痩せていましたがその後はあまり風邪も
  ひかず、今にいたります。横に成長しすぎって話もありますが・・・(-_-;)

私たちの息子「護」
  
      1997年11月23日(日)AM9:20、体重774gで生まれた護の一生の記録です(一部、工事中
★ 周産期・小児医療の用語解説 ★
まだ半分しかできてませんが・・・

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