ブルー・マーズ(3D全図:起伏を強調)

Blue Mars : 3D Map(height enhanced)



*** It's still not PANORAMA! ***
Nomenclature (上の画像に登場する地域の地名)

Background
 テラフォーミングされた、いつかの火星、単純円筒図法で表現された「世界地図」です。図の上端が北極、下端が南極で、画像の中心線が経度0度です。
 この図では、火星表面の高低差のうち低い方から25%程度の標高を海水準としており、北半球の大半を占める「平原(Planitia)」と呼ばれる標高の低い平原は水没し、主に南半球に分布する本来の火星の「地域(Terra)」や「高原(Planum)」と呼ばれる標高の高い地域が陸地として残っています。地名入り地図の方では、テラフォーミング後の「青い火星」の地名は、基本的に「地域(Terra)」を「地域」や「高地」、「平原(Planitia)」を「海」、場所によっては「谷(Valles)」を「川」などと単純に読み替えたものです。また、主なクレーターの名前も記載してあります。
 マリネリス海から北東のクリュセ海(実際には、それぞれマリネリス峡谷と、バイキング1号が着陸したクリュセ平原)に続く一帯には、地下凍土の融解で地盤が不規則に崩壊したと見られる「カオス」と呼ばれる地形や、あのマーズパスファインダーが着陸したアレス谷を含む多くの谷が水没しています。
 火星は大まかに北半球が低地、南半球が高地でしめられています。クレーターの数は高地に比べて低地の方が極端に少なく、相対的に新しい地域であることがわかります。南半球には、アルギレやヘラスと言った巨大クレーターがありますが、北半球の低地そのものが実は巨大なクレーターなのではないかという説もあるとのことです。 また、これまでCGに描いてきたオリンポス火山やマリネリス峡谷など、特徴的な地形の大半が左半分に集まっています。縮小版タルシスともいうべきエリシウムは地図の右端にありますが、これも実際にはタルシスの西に隣接しています。これらの地域はみなタルシスの隆起を引き起こした地質活動と関連があるようです。

Production Note
Vue4で描いたテラフォーミングされた火星と同じグレースケール標高データをつかって、Bryce5で描画したものです。高さ方向は、実際の火星よりかなり拡大されており、たとえば、この図で成層火山のように見えるオリンポスやタルシス三山も、実際にはきわめて平坦な盾状火山です。

2003/04/17 公開
2003/04/26 Bryce5で再描画


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