ブルー・ムーン

Blue Moon


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Story
 月の大気圏形成がもたらした劇的な変化のひとつに、有翼のシャトルが地球-月間を直接往来できるようになったことが挙げられる。それまで地球上空と月上空で必要だった宇宙船の乗り継ぎが不要になったのだ。地球から一週間で楽々往復できることも手伝って、月は一大リゾートへと急速に変貌しつつある。低重力で楽しむゴルフや舟遊びはもちろん、筋力低下を防ぐためのトレーニングさえ、短期間の滞在では珍しい体験のひとつとして人気を呼んでいる。
 これに対し、火星以遠の地方政府は、緑化によって月の科学的な価値が損なわれていると、一斉に非難の声を挙げた。もっとも、彼らを結束させた最大の理由が、観光客減少や、人口の逆流出に対する危機感であることは周知の事実だったが・・・。

Background
 「夏の水惑星シリーズ」(?)第3弾です。
 月の「表側」と「裏側」の東側境界付近上空約1,300kmあまりから見たパノラマです。初期状態で正面左寄りに月が見え、右寄りに38万キロ離れた地球が見えます。月の画像の中央下寄りに見える多重リングクレーターが「東の海」、右上の地平線付近を占める大きな水面が「嵐の大洋」です。真下にはシャトルの一機が見えます。
 月の地表は、黒っぽい「海」と白っぽい「高地」に大別されます。「海」は、いずれも巨大クレーターの底面が玄武岩質マグマで満たされた平滑な地形です。このパノラマでは、主要な「海」が水面で隠れるように海面高度を設定してあります。ただ、月の地表は地球の大陸と海洋底のようにはっきりとした高度差が無いため、高地に分布する多数の中小クレーターも浸水し、あたかも月全体が湿地帯のようになっています。
 「東の海」は、その大部分が月の裏側にあるため、地上からはあまり見ることが出来ません。浸水した「東の海」は、中央の湖をリング状の湖が囲む様相を呈しており、地球に残る巨大クレーターを宇宙から撮影した画像と気味が悪いほどよく似ています。
 太陽からの距離は地球と同じであるものの、自転周期が約1ヶ月と非常に遅いため、たとえ海が出来たとしても昼夜の変動は非常に大きく、過酷な気候になるのではないでしょうか。お話のように第2の地球に近づけるためには単に海や大気を作るだけでなく、何か他の補助手段が要りそうです。

Production Note
 海陸の分布および地表の凹凸は、JHT'sPlanetary Pixcel Emporiumで公開されている月のBumpmap(凹凸を256段階のグレースケールで表現した画像)moonbump4k.jpg に基づいています。月は、内側から月本体、水面、雲、低層大気(加算)、地平線近くの霞(加算)、高層大気(ファジー)の合計6層の球体からなっており、植生と水面の分布は上記Bumpmapを加工して表現しています。月本体の模様は、同じくJHT'sPlanetary Pixcel Emporiummoonmap1k.jpgを使用しています。植生、雲はBryceの手続き型テクスチャです。
 シャトルはDoGA-L1のパーツを組み合わせたもの、ステーションはBryceプリミティブオブジェクトを組み合わせたものです。

2枚の画像は、地上約6,000kmあまりから見た「青い月」。画像上方向が北で、第II、第III象限(上画像)および第I、第IV象限(下画像)の赤道付近を中心とした直径約3,400キロの範囲が写っている。両方とも地球から見た「表側」で、雲は取り除いてある。
blue moon II,III
[第II,III象限]赤道をまたぐ最も大きな水面が「嵐の大洋」。ケプラー群島、バービンガ群島などが見える。ユラ-アルプス島弧、アペニン-カルパティア島弧に囲まれた円形の「雨の海」は、画像右上を占めている。パノラマの「東の海」は、画像左下の明暗境界線付近に見える。
blue moon I,IV
[第I,IV象限]中央付近に見える円形の海がアポロ11号が着陸した「静かの海」。その右下は「豊の海」に、左上は「晴れの海」につづき、さらに「霧の浅瀬」を経て「雨の海」に続く。
2001/08/06 公開

Map downloaded from JHT'sPlanetary Pixcel Emporium at http://apollo.spaceports.com/~jhasting/
DATA
[Mars]
1B = 10km


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