銀河の首星

Capital of the Galaxy



*** It's still not PANORAMA! ***
Wallpaper Version
Background Image from "Whirlpool Galaxy M51 : NASA and The Hubble Heritage Team(STScI/AURA) Hubble Space Telescope WFPC2.STScI-PRC01-10"

Story
 人類世界の政治と経済の中心を担う惑星が、渦状肢から隔絶された銀河ハローの中に置かれているのは意外に思われるかもしれない。だが、そこからは数千光年に及ぶ人類版図を一望することが出来るのだ。その堂々たる眺望は、まさに銀河の首星にこそふさわしい。

Background
 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した渦巻銀河M51の画像は、自転軸方向からまっすぐ見下ろすアングルとも相まって、数ある銀河の画像の中でも指折りの華やかさを誇っています。この堂々たる渦状肢を見るにつけ、何とか宇宙景観の題材に使いたいと思っていました。宇宙の首都というアイディアにたどりついたのは割りと早かったのですが、惑星の夜景は以前リングワールドのパペッティア惑星を描いて以来の懸案事項で、その解決にかなり時間を要しました。惑星の夜景のファイルはMEXに掲載してあります。
 お話しの中で触れている銀河ハローは、円盤状をした銀河を球状に包んでいる構造のことで、銀河円盤そのものとは異なる運動をしています。この領域には銀河円盤を構成する恒星(重元素を多く含む銀河生成第二世代の恒星。太陽もその1つ)とは別の古い世代の恒星(重元素をあまり含まない種族Iの星)からなる球状星団が分布しています。ですから、そもそも絵のような地球型惑星が存在する可能性は少ない領域なのですが、まあ中には変り種もあるだろうということにしています。

Production Note
 実は、この作品は最初Vue4で作り始めたのですが、惑星の夜景がなかなか上手くいかず、Bryceで作り方を確立してからVueで再現することにしました。理由は、やはりピクチャオブジェクトの描画がVueのほうが綺麗なことと、光学イフェクトが使いやすいことです。今回の絵はBryceだけで作ってあり、そういう意味では中間取りまとめ的な感じになっています。
 二つの惑星はともにいくつかの球体とプロシージャルテクスチャによる模様で描いており、ピクチャは使っていません。背景の銀河は、渦状肢の星ぼしのきらめきを強調するため、つぶした立方体を二つ重ねて、一方には暗くした銀河画像、もう一方は透明度チャンネルを使って明るい部分だけを浮き立たせた銀河画像を与え、加算シェーディングにより重ね合わせています。元画像は本当に銀河中心を真っ直ぐ見下ろすアングルですが、作中ではかなりパースをつけています。
 主星と衛星が近く描いてありますが、これはボイジャーやガリレオ探査機が撮影した「地球と月」の画像のようなイメージを狙っており、充分遠くから望遠で撮影すると、圧縮効果でこんな感じに見えるでしょう。まあ、広角気味の背景画像との混在は、漫画的なウソパースですので、そう思ってみていただければ幸いです。(^_^;)

2002/09/16 公開


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