軌道クレーン

Orbital Crane


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Story
 以前は火星程度の居住適性でもさかんにテラフォーミングが行われたが、DST転移の登場はそうした事情を一変させた。何十年もかけてワームホール・ゲートを作る必要が無くなったため、最初から居住に適した惑星を好きなだけ探せるようになったからだ。人類の居住区域は、銀河中心核を一定距離でとりまく「銀河の居住適地」に沿って急速な広がりを見せはじめていた。一方、火星のように元々居住に不向きだった改造惑星は、環境を維持するためのコストがかかるため、経済的な競争力の低下に苦しんでいた。
 そんな中で1727ED+47と名づけられた小さな惑星が面目を保ちえたのは、赤道工業地帯と軌道クレーン技術の組み合わせによるところが大きい。希薄で清浄な空気を生かした精密機械産業と、あらゆる宇宙船の能力を凌駕する数千トン級大型コンテナ吊り上げ技術の存在が、DST時代の大型宇宙船部品や、入植初期に欠かせない環境プラントの供給を独占する鍵となった。
 惑星の静止軌道上に鎮座した巨大な軌道クレーン周囲には、きょうも数隻のDST貨物船が停泊し、この星の工業製品を銀河の隅々へ届けるために待機している。

Background
 「軌道クレーン」を題材にしたパノラマです。初期状態で真上に糸巻き形をした軌道クレーンが見え、真下に母惑星が見えます。周囲にはコンテナ貨物の積み込みを待つ宇宙船が浮かんでいます。  「軌道クレーン(クレーンつき静止衛星)」は「軌道エレベーター」のバリエーションで、惑星地表から軌道上に貨物を吊り上げたり、吊り降ろすのに用います。アーサー・C・クラークの「遥かなる地球の歌(The songs of didtant earth:ハヤカワ文庫SF1135)」では、宇宙船マゼラン号がこの方法で惑星サラッサから氷を吊り上げるシーンが登場します。軌道エレベーターと違って、クレーンの玉がけ玉はずしの時以外は位置調整がアバウトでよい点や、赤道上であれば移動して運用できる点が優れていますが、スケールメリットが少ないので運用は割高になるかもしれません。
 下に見える惑星(名前は適当ですが)は水域が少ないことが赤道工業地帯の立地を可能にしたという想定です。ただ、こんなに水域が少ないと、海水は周囲からの塩分でものすごいことになっているかもしれません。(^_^;)

Production Note
 軌道クレーンと宇宙船はmy Shade3でモデリングしたもの、コンテナはDoGA-L1のパーツです。惑星を含め、全てのオブジェクトのテクスチャはBryceのプロシージャルテクスチャです。
 いくら架空の惑星といっても、静止衛星軌道がこれほど低軌道というのは考えにくいのですが、今回はその辺は無視して見た目優先で眼下の惑星を大きく描いてます。左手に見える衛星も同様です。

2002/2/18 公開

DATA
[All objects]
Not Scale


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