灼熱巨大ガス惑星

Hot Jupiter


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Background
 ハッブル宇宙望遠鏡により、史上初めて大気成分が分光観測された太陽系外惑星の様子を描いたパノラマです。初期状態で正面下寄りに問題の惑星が見えます。背後に輝くこの世界の太陽は、ペガサス座にある恒星HD209458で、地球から150光年ほど離れています。
 HD209458自体は私たちの太陽と似た星であるといわれていますが、この惑星は、質量が木星の約70%(地球の約220倍)で、HD209458の表面から640万キロほどしか離れていない軌道を、わずか3.5日で公転しているといわれています。表面の温度は1100度に達します。
 こんな巨大惑星が水星軌道(半径約5,800万キロ)よりはるかに近い軌道を公転していること自体、きわめて奇異に感じられますが、現在までに見つかっている太陽系外惑星の多くは木星の数倍もある巨大惑星ばかりで、そのうちかなりの部分がこのような灼熱巨大惑星で占められています。これは、現在の太陽系外惑星探しがもっぱら惑星の公転に伴う母天体のふらつきを光の波長変化から求める方法に頼っているためで、おのずと巨大な惑星が恒星を近距離から揺さぶるような惑星系ばかりが目に付くことになります。地球のような小型岩石質の惑星を含む惑星系の発見にはもうしばらく時間が必要のようです。

Production Note
 ここでは、以下のような過程でパノラマを構成してみました。
1)HD209458の直径は太陽と同じ約140万キロ
2)惑星の直径は約10万キロ(木星と同密度で体積が70%)
3)惑星は公転周期と自転周期が一致しているため常に同じ半球を太陽に向けており、太陽側半球中央から猛烈な気流が夜側半球に向かって噴出
 また、そのままだとスケール感が出にくいので、衛星をひとつ配置してみました。HD209458の視直径は上記1)の大きさに基づいています。太陽の直径を誇張なしに描くことが出来たのは今回がはじめてです。(通常はかなり大きく誇張して描いています。)
 惑星は本体と低層大気、高層大気の3層構造です。HD209458はピクチャを貼り付けた球体、宇宙船はBryceプリミティブを組み合わせてつくったものです。

2001/11/30 公開

DATA
[Hot Jupiter]
1B = 1,000km


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