火星軌道投入2003

Mars Orbit Insertion 2003



*** It's still not PANORAMA! ***

Story
火星の夜側で大気ブレーキを行った人類初の有人宇宙船は、いま火星の新しい衛星となって、陽光の中を遠地点に向けて駆け上っていく。

Background
 火星の夜明けの中を上昇する有人火星探査船です。眼下には、タルシス高地の東の縁と、マリネリス峡谷の西半分が見えています。前部に、
 宇宙船は、前部に大気ブレーキ及び大気圏突入用のシールドをつけています。大気ブレーキによって周回軌道の遠地点を下げ、楕円軌道から円軌道に変換する技術は、火星探査機マーズグローバルサーベイヤー、マーズオデッセイ2001で用いられましたが、いきなり惑星の周回軌道にのってしまう技術は「エアロキャプチャ(大気ブレーキ捕捉とでも言うんでしょうか)」といわれ、まだ一度もためされたことがありません。周回軌道に乗る(軌道投入:Orbit Insertion)ための燃料を節減できるお得な方法です。
 地上の着陸予定地点には、2年前に打ち上げられた地球帰還船(ERV)が着陸しており、地球から持ってきた水素と火星大気中の二酸化炭素を使って推進剤を製造しながら、探査クルーがやってくるのを待っています。地上は砂嵐も無く天気は良好です。有人宇宙船は、軌道上で待機する必要も無く、このあとスムーズに降下できることでしょう。
 宇宙船の形状は、ロバート・ズブリン著「マーズ・ダイレクト(原題The Case for Mars)」で述べられている火星有人飛行プランを参考にしています。宇宙ステーションや月基地を経由せず、スペースシャトルのシステムを改良して直接火星にロケットを送り込むプランで、現在のNASAの有人火星飛行プランは、この「マーズダイレクト」をベースにした「セミダイレクト(ズブリン談)」とでもいえる方式で、もう一手間かかります。

Production Note
宇宙船はmyShade3で作成し、Vue4に取り込んでレンダリングしています。

2003/11/06 公開


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