PIA02399: 安全第一

PIA02399: Rover Team Decides: Safety First


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Background
 NASAの火星探査車「スピリット」が撮影したパノラマ画像PIA02399を元に作成した360度パノラマです。以下、原文より。

 火星探査車「スピリット」は、「ホームプレート」の北西縁に接近中に撮影した画像。「ホームプレート」とは、円形の高台状の地域で、直径およそ80mの明るい色の層状の露出物からなる。この画像は、第746、748、750火星日(2006年2月7,9,11日)に、スピリットのナビゲーションカメラで撮影したものを張り合わせたものである。
 火星の冬が近づいているため、火星探査車の運用にあたっている技術者・科学者達は、過去の水に富んだ環境の証拠を示すと見られる岩石層を探しにホームプレートの反対側を目指すより、安全を優先することを決めた。ホームプレートは、ミッションの中では主要な目標のひとつだった。岩石層はホームプレートの反対側にありそうだが、探査車の太陽電池パネルに差し込む太陽光は弱まりつつあり、運用チームは、探査車を反時計方向に動かさないことにした。この方向に動かすと、探査車は高台の南西斜面に向かうことになる。この方向の斜面は視界から隠れており、運用チームは、長い討論を経て、ローバーを道の地域深くに送り込むより、ローバーを時計方向に動かし、北に面した斜面にとどめることにした。
 スピリットの画像に加え、運用チームはマーズ・グローバル・サーベイヤーに搭載されたマーズ・オービター・カメラの画像から作られた3次元モデルからも多くのことを学んだ。モデルからは、ホームプレートの南側に谷があることがわかり、その斜面は、不測の期間にわたってローバーの太陽電池パネルの電力喪失を引き起こすかもしれない。また、スピリットのカメラ画像からは、ホームプレート西側斜面には、科学者が特に調べたいと思っている露出した岩石層ではなく、崖すいに覆われた区域が見られる。
 ホームプレートは、ミッションの早い時期から探査車の行程に入っていた。探査車が火星に着陸して間もなく、マーズ・オービター・カメラが撮影した画像で発見されてからである。スピリットはグセフ・クレーターの平原を6.4キロ旅し、「ウエスト・スパー」と「ハズバンド丘」の斜面を登って下りて、ホームプレートに到着した。科学者達は現在、探査車のアームに搭載された、アジーナ観測機を使って、露頭の岩石層の起源を研究している。

Production Note
 元画像はモノクロのため、PIA03270、PIA03610から色をピックアップして着色しました。元画像には空の部分が含まれていないため、画像を上に拡張し、太陽を加えました。画面下部の探査車本体は、PIA03270から探査車部分の画像のみ切り出してVue4上で風景と角度を合わせてパノラマレンダリングし、Photoshopに再度持ちこんで風景と合成しました。それでも探査車周囲の地面が切れているので、画像を一度極座標変換した上で、周囲の画像をクローンして埋めました。元画像と補完した部分のつなぎ目は、わざとわかるように残してあります。

2006/03/09 公開


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