羊飼い衛星

Shepherd Satellites


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Story
有人惑星探査船「チャレンジャー」と僚機「エクスプローラー」は、太陽系外縁を目指す旅の最初のクライマックスを迎えようとしていた。20世紀、初めて惑星探査機ボイジャーが訪れた時代に比べれば、このあたりもずいぶんにぎやかになったが、土星リング面をかすめるフライバイルートが、太陽系でもっとも危険な航路のひとつであることには変りは無い。2機の宇宙船は、Fリングの羊飼い衛生群を追い越し、土星フライバイに向けた軌道調整作業(TCM)に入った。

Background
土星上空141,550キロ、赤道面から220キロ北寄りの位置から見たパノラマです。真下に見える不規則な形の岩塊が衛星パンドラ(55×43×33km)、土星方向には3本の糸が撚り合わさったようなFリング、そのむこうに幅数万キロにおよぶ主要なリング面が見え、それらに挟まれて土星の昼夜境界線付近に衛星プロメテウス(70×50×37km)が不規則な三日月状に見えています。土星と反対方向にうっすらと見える筋上の構造はGリングです。土星本体にはリングの影が落ちており、両極地にはオーロラが冠状に輝いているのが見えます。
 プロメテウスとパンドラはFリングを挟むように公転しており、その重力によってFリングを構成する粒子が内外へ散逸するのを防いでいます。まるで牧羊犬が羊の群を統率しているように見えることから、「羊飼い衛星」と呼ばれています。このパノラマでは、内側を公転するプロメテウスが、パンドラを追い越したばかりの場面を描いています。

Production Note
 土星のリングは、幅に比べて厚さが極端に薄く、数百メートル程度と言われています。Bryce3Dで作成したこのモデルでは、最小1キロまでしか表現できませんが、それでもこれだけ低い角度から眺めるとGリングの一部などは消失してしまっています(Gリングは比較的厚く、100〜1000キロと言われています。このモデルでは厚さ200キロで表現しています)。
 Fリングは、羊飼い衛星の重力によりねじれた姿をしています。わずか150キロあまりという近距離から見るとFリングがほとんど直線に見えるのは面白いと思いました。土星のリング系の巨大さがよく現れていると言えるでしょう。

2000/08/20 公開
2000/11/05 ディティールアップして再公開 2001/04/07 宇宙船を追加して再公開

DATA
[Saturnian System]
1B = 100km


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