トリトン

Triton


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Story
 最近ふたたび活発化している氷の火山活動により、トリトンは薄い霞の層をまとっていた。20世紀に初めて太陽系横断を果たした無人探査機ボイジャーの軌跡をたどる有人惑星探査船「チャレンジャー」と僚機「エクスプローラー」の旅も、ここ海王星系で終わりを告げる。ボイジャー2号は、海王星系を最後に、恒星間空間へと旅立っていったが、現代の有人探査機たちには、さらに太陽系最遠の世界・・冥王星系とカイパーベルトの幽霊たちを訪ねる使命が残っている。

Background
 トリトン上空290キロから見たパノラマで、トリトンの北半球の一部が視野の大半を覆っています。初期状態で正面および下方に見える宇宙船は、他のパノラマ「カロンと冥王星」「(土星の)羊飼い衛星」でも使いまわしてる有人探査船ペアです。左方向には海王星が見えます。
 トリトンは海王星最大の衛星で、赤道半径は1350キロ、太陽系で7番目に大きな衛星です。公転周期と自転周期は5.877日で一致しており、この点は地球の月や他の衛星と同様ですが、軌道傾斜角は157度、すなわち「逆行衛星」で、大半の衛星が母惑星の自転方向と同方向に公転しているのとは異なっています。地球の月などは地球の海水をひきつけて潮の満ち干を引き起こすとともに地球の自転にブレーキをかけ、自分自身は地球の自転に引きずられて次第に加速しています。トリトンの場合はこの逆で、公転するたびに速度を失って、トリトンに近づいていきます。
 ボイジャー2号の観測により、トリトンには氷を噴出する火山(日本語だとややイメージが違いますが)らしきものが確認されており、噴煙がトリトンの希薄な大気の上空で強風に吹き流されている様子が写っていました。地表はクレーターに覆われた単純なものではなく、何らかの地質活動を受けたことをうかがわされるマスクメロンのような地域が見られます。

 海王星は木星、天王星と同様、淡くて暗いリングを伴っていますが、このパノラマでは省略してあります。表面には大気運動の東西の速度差による縞模様とともに、南半球に暗い斑点が見えます。これはボイジャー2号が1989年に接近観測した際に撮影された雲の渦で、「大暗斑」と名づけられましたが、その後のハッブル宇宙望遠鏡による観測では消えてしまっていました。このパノラマは、20世紀の大暗斑によく似た暗斑が再び現れた時代を想定しています。

Production Note
 海王星、トリトンの表面テクスチャは、リンクのページでも紹介しているデヴィッド・シール氏の「Solor System Simulator」で紹介されている画像を円柱オブジェクト投影で貼り付けたものです。氏のページで画像を見てもらうとよくわかるのですが、海王星はともかく、トリトンの地表画像はほんの一部分しか撮影されていません。カメラをトリトンのモデルに目いっぱい寄せたのは、画像の得られていない空白領域を視野に入れないためでもあります。
 最近はすっかり常套手段になってしまいましたが、このパノラマでもBryceデフォルトの太陽は隠してしまい、太陽画像を貼り付けた球体により太陽視直径を小さめに調整しています。

Courtesy Jet Propulsion Laboratory. Copyright (c) California Institute of Technology, Pasadena, CA. All rights reserved. Based on government-sponsored research under contract NAS7-1407

2001/04/12 公開

DATA
[Neptune , Triton]
1B = 100km
[Surface Texture]
Based on Devid Seal's Solor System Simulator


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