ブルー・ビーナス

Blue Venus



*** It's still not PANORAMA! ***

Background
 テラフォーミングされた、いつかの金星です。カメラは、赤道よりもやや南側にあります。現実の金星は厚い雲に覆われていて地表が見えませんが、地球上のレーダー、アメリカの金星探査機パイオニアビーナス、ソ連のベネラ15,16号、そしてアメリカのマゼラン探査機による詳細な調査により、地形が明らかになっています。
 この絵で正面に見えている陸地は「アフロディテ大陸」と呼ばれる高地で、赤道付近を東西にほぼ半周しています。
 火星をテラフォーミングした画像とくらべて、金星の画像はどうも面白味に欠ける部分があります。これは、火星が地球と同じく堅い地核で覆われており、浸食地形や流水地形など、水の痕跡を多く残しているのに比べ、金星はマントルむき出しといってもよい異質な地質構造を持っていて、水の作用を受けたことも(少なくとも約5億年前に現在の地表が形成されてからは)一度も水の作用を受けていないという歴史が関係しているのかもしれません。

Production Note
 金星の海陸分布は、NASAで公開されている標高マップをもとにVue4の合成質感機能をつかって作りました。ただ、NASAで公開されいている標高マップは疑似カラーなのに対し、Vueで用いるバンプ(凹凸)マップはグレースケールでなければなりません。思案した結果、次のような方法で解決しました。使用したのはMicrografx Photo Magicですが、他のソフトでも同様の処理が可能だと思います。
1)元画像を「色相変更」で純色100%に
2)1)をHSL色分解し、H(色相)チャンネル以外は削除
3)Hチャンネルを白黒反転し、コピーして2枚に。
4)3)の一方を、高地部分に設定。「トーンバランス」で、入力値のHを65にし、出力値の最小陰影値を190に。
5)3)のもう一方を、高地以外に設定。「トーンバランス」で、入力値のLを66に、出力値の最大ハイライト値を189に。
6)4)の模様のない部分(高地以外)をスマートマスクで選択し、そのマスクを的とな名前で保存。
7)5)に6)のマスクをロードして、選択部分をコピー。
8)4)に7)でコピーした画像を貼り付けて出来上がり。

2003/01/25 公開


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