大赤斑

Great Red Spot


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Story
 本田英二の一行は、エウロパとガニメデの中間の軌道を公転するミネルヴァ基地を出発し、イオの軌道を越え、木星表面まで6000kmあまりの地点に到達していた。探査母船ミューズは、主エンジンを進行方向に向けて噴射し、急速に高度を下げつつある。オレンジ色の耐熱外被をまとったJADE=木星大気深層探査船を母船につなぎとめているのは、いまや支持アームの先から伸びるケーブルだけだ。眼下には荒れ狂う大赤斑の不気味な姿がみるみる膨れ上がってくる。英二らが乗り込むJADEが目指すのは、その大赤斑の内部を漂う謎の物体、JUDO(木星未確認浮遊物体)-X1だ。

Background
 木星大気表面から6240kmから見た大赤斑周辺のパノラマです。小松左京の小説「さよならジュピター(徳間文庫201-2,201-3)」のワンシーンを元にしています。初期状態で正面に見えるのがJADE宇宙船、左にむかってワイヤーがのび、頭上のミューズ探査母船までつながっています。もっとも、小説でJADEの切り離しが行われるのはもっと木星大気すれすれでのことです。そのような高度を想定したモデルも作ってみたのですが、単に雲の上にいるように見えるだけなので、あえて大赤斑全体を見渡せる高度まで引き上げてみました。
 眼下には木星本体があり、ちょうど真下から前方に向かって伸びる長円形の赤っぽい領域が大赤斑です。大赤斑は東西約35,000km、南北15,000kmもある渦で、17世紀に発見されて以来300年以上も持続していますが、形はその時々でかなりかわっており、様々な探査機が撮影した画像を見比べてみると、なかなか興味深いものがあります。
 この木星へ降下していく一連の場面は「木星系紀行」とも言え、時がたって読み返してみると新しい発見があったりします。クラークの「2010年宇宙の旅」と違い、「さよならジュピター」で描かれる木星系は木星太陽化計画の「工事現場」なのですが、現場の喧騒までは絵にできませんでした。

Production Note
 ミューズ探査母船はDoGA-L1のパーツを組み合わせたもの、ワイヤーおよびJADE宇宙船はmyShade2で作成したもので、それぞれBryce3Dの手続き型テクスチャを与えてあります。
 木星表面の模様は、リンク集でも紹介しているNASA/JPL(ジェット推進研究所)のPlanetary Photo Jouenalに掲載されている画像PIA02852(2000年12月1日、カッシーニ探査機が2,860万kmから撮影)を球体に投影して表現しています。ただし、Bryceのバンプマッピングだと雲の凹凸がきれいに出なかったので、myShade2内でいったんレンダリングしたものをピクチャとしてBryceに再度取り込んでいます。
 太陽周辺の逆光フレアは後処理ではなく、Bryceの球体と手続き型テクスチャで表現してます。

Jupiter Picture is based on PIA02852
Image Credit: NASA/JPL/University of Arizona

2001/09/24 公開

DATA
[Jupiter]
1B = Approx. 34km
[Spacecrafts]
1B = Approx. 1m


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