ジェイナス

Janus


<img src="janus_s.jpg" width=400 height=300><br> パノラマをご覧になるにはプラグインが必要です。<br> トップページに戻り、ダウンロードして下さい。
[
全画面表示 | ソース画像]
マウスドラッグまたは方向キーで視点移動、SHIFT,CTRLでZOOM、左下のアイコンでMENU

Story
 高度なコンピューターネットワークが人類にもたらすのは、幸福か、破滅か。
 世界を覆い尽くす「タイタン」ネットワークに起因する事故を契機として、「タイタン」に更に高度の能力を付与する事業は重大な岐路に立たされていた。通信情報管理省(CIM)はニューヨーク市立大学のダイアー博士の研究班と共同で、建設中のイカルス3コロニーを用いた実験を行うことになった。イカルス3を新世代ネットワーク「スパルタクス」によって管理される惑星に見立て、その安全性を検証するのだ。計画は本来の目的を伏せられ、技術者と軍隊からなる5000人の男女が乗り込んで行われることになった。
 CIMの北米担当官シュローダーはダイアーに言った。「超」タイタンによる世界の運営は、人類最大の進歩にも、人類の終わりにもなりうる。未来には二つの顔がある。この作戦の暗号名を「ジェイナス」と名づけよう・・・。

Background
 ジェイムズ・パトリック・ホーガンの小説「未来の二つの顔(The two faces of tomorrow:創元推理文庫663)」に登場する人工惑星「ジェイナス」の内部を描いたパノラマで、初期状態では居住リングの円周方向が見えています。基本的には谷底にいるように見えるのですが、地面が目に見えて反りあがっている点が、リングワールドはもとより、島3号コロニーと比較しても際立った特徴です。
 ジェイナス(ヤヌス)は「1月」の英語名Januaryの語源にもなったローマ神話の神で、前後両面を見通す二つの顔を持っています。訳書では「ヤヌス」と表記されていますが、日本サンライズ(現・サンライズ)のアニメーション「銀河漂流バイファム」に登場した同名の練習艦は英語読みで「ジェイナス」としており、この語感が非常に心地よかったため、このパノラマでは後者で呼んでいます。
 「ジェイナス」本体は直径8000フィートの居住リングと中心軸(メイン・スピンドル)、直径1500フィートの3つの生産施設からなり、そのひとつには放熱パネルが付属しています。また本体とは別に直径8000フィートの円形の鏡(一次反射鏡)があり、ここで反射した太陽光が、本体の二次反射鏡で居住リングに照射される仕組みです。居住リングは毎分0.82回転して内部に擬似重力を生み出します。
outside_j.jpg
Outside of JANUS

Production Note
 オブジェクトは全てBryceプリセットの球体、ドーナツ、地形等を用いており、テクスチャも手続き型テクスチャのみでできています。人物は「島3号」にも用いた家族のフィギュアで、Shade実用データ集「人の森」からインポートしたものです(安易な使いまわしですが・・)。
   レイトレーシングではミラーによる反射光を表現できないので、一次反射鏡、二次反射鏡の手前に別の光源をおいて本体、居住リングを照らしているのですが、鏡に映る像は正常に描画されると思っていました。例によってモデル全体を星、星雲等を描いた巨大な球体で包み込み、視直径を小さくした太陽のピクチャを配置したのですが、鏡に映った太陽は、なんと隠されているはずのデフォルトの太陽だったのです。Bryceを使っていると、なかなか頭で考えたとおりの結果とならず毎度驚かされます。
 編集途中でデータが非常に重くなってしまい、あまり細かいところまで作る余裕が無かったのですが、いずれもう少し手を入れたいと思います。
 実は、このパノラマを作るきっかけになったのは、リンク集でも紹介しているPlanet-3d.comに掲載されている「居住リング(Habitat Ring)」を見たことです。とくに構造上のリアルさにこだわっているわけではないのに、景観の雄大さと美しさには胸を打たれるものがあります。ぜひ一度見てみてください。

2001/05/20 公開

DATA
[All Models]
1B = 1ft.


戻る