春来る

Spring of RAMA


<img src="spring_s.jpg" width=400 height=300><br> パノラマをご覧になるにはプラグインが必要です。<br> トップページに戻り、ダウンロードして下さい。
[
全画面表示 | ソース画像]
マウスドラッグまたは方向キーで視点移動、SHIFT,CTRLでZOOM、左下のアイコンでMENU

Story
 闇に満たされていたラーマが、突如として白光で満たされた。百万年におよぶ眠りからの、突然の目覚めだった。
 「ラーマ委員会」の警告に基づき撤収中だったノートン中佐は、ラーマのスペクタクルに圧倒された。中佐は、自分が深さ50キロの縦孔の天井にぶら下がっているのではなく、ほとんど無重量の軸端部にいるのだという事を、自分の手足に言い聞かせなければならなかった。

Background
 アーサー・C・クラークの小説「宇宙のランデブー(Rendezvous with Rama : ハヤカワ文庫SF629)」を題材にしたパノラマです。カメラはラーマの内部、回転軸に近いエアロック直下にあります。ラーマ自身は直径16キロの円筒形なので、いわば高さ8000mの断崖の上から、奥行き50キロの円筒を見通していることに匹敵します。
 初期状態ではカメラは北極側の壁面を背にして約50キロ先の南極方向を見通しています。北極のお碗状の部分に続く円筒状の「北方大陸」には6つの「都市」と120度間隔の「直線渓谷(実は照明装置)」があり、その先に「円筒海」があります。最近まで凍結していた円筒海には多数の氷山が浮いていて、南北の「大陸」にむかって霧が湧きあがりつつあります。円筒海には長さ10キロの島(「ニューヨーク」と命名)が見えています。
 左には3つあるエアロックのひとつから「中央平原」に向かって梯子と階段が伸びていて、避難中の調査隊員たちが登攀を続けています。
 原作中の記述に沿って、あまり細かいディティールを加えなかったため、意外に平面的になってしまいました。原作を読みながら想像していたのと大きく異なっていた点は、1)お碗上の端部に続く「中央平原」をはじめ、ラーマの主要な構造物が意外に遠くに小さく見えること、2)南極にある尖塔が立体感をもって見えないこと、その代わりに3方向の光源に照らされて、とげのような影を落とすこと、3)北極中央から放射状に伸びる梯子(階段)は細すぎて非常に見えにくいこと・・・などです。

 My Favoritesでも紹介しているUnknown Spaceでは、ラーマを題材としたオリジナルCGが公開されています。Organic machineでは、ラーマ状の巨大宇宙船に侵入した探査機が、内部の有機ロボットに遭遇する様が描かれています。

Production Note
 ラーマと人物をすべて同じスケールで再現するため、ラーマ本体は長さ50,000Bの巨大モデルになっています。南極の尖塔、円筒海、「ニューヨーク」、北方大陸の6つの「都市」、「直線渓谷」など、作中に登場する主要な構造物はひととおり作ってあります。ただ、中心軸から外に向かって3層目以降の階段は、テスト描画の段階でほとんど見えないようだったので省きました。
 ラーマ本体はBryceプリミティブオブジェクトを組み合わせて作ってあり、中央平原の都市などや梯子の横棒は手続き型テクスチャで処理しています。
 人物は「フォボス」のパノラマで使用したものの流用で、myShade2で作成したものですが、ちょっと接写には耐えないですね・・。(^_^;)

2001/10/16 公開

DATA
[RAMA]
1B = 1m


戻る