司書室長の年次報告書 2002年版

過去の年次報告書

	
ここ数年、その年に観た芝居、読んだ本(註:出版年とは無関係!)から 勝手にマイ・ベスト10を決めております。 よろしければ、ご笑覧くださいまし。
■■■ 2002年の観劇報告書 ■■■ 2002年は56本(ワークショップ含、すこーる含まず)でした。 さいごまで迷った作品も多いのですが、えいや!で以下の10本を選出しました。 ****** ベスト10(順不同)****** 「売り言葉」野田秀樹×大竹しのぶ (青山スパイラルホール 2002.2.17) ・・壊れていく女。大竹しのぶという女優の凄みを嫌というほど堪能。 「カルメン」西田シャトナー×保村大和 (東京グローブ座 2002.3.2) ・・壊れていく男。売り言葉と対照的なファムファタールの罠。グローブ座の空間。 「スサノオ」いのうえかずのり×中島かずき(赤坂ACTシアター 2002.6.16) ・・かっこよさを追求するなら、いのうえ演出。緩急、シリアスと笑い、見事。 「アテルイ」劇団☆新感線 (2002.8.14 新橋演舞場) ・・両花道を失踪する二人のいい男。悪役の似合う潤ちゃんにも、花。 「プリオシンの竜骨」BQMAP(シアターサンモール 2002.4.6) ・・せつなく甘くやさしく静かな物語。もうひとつの銀河鉄道の夜に号泣。 「ダイビングサンダー」桃唄309 (駒場アゴラ 2002.11.17) ・・終演後に架空のスポーツであることを一瞬忘れたほどのリアルさ。 「蔦にはまた蔦の別の夢」通称とりのまあく(東京グローブ座 2002.3.31) ・・グローブ座という空間をいとおしく思うのです。蔦が静かに眠れるようにお祈り。  「愛探偵・天乃川学 RETURNS」ロリータ男爵(駅前劇場 2002.12.7) ・・あまりの細かさ、馬鹿馬鹿しさに、大拍手! ネタ、てんこもり。 「お正月 −女傑版−」ラックシステム(2002.1.14 三鷹星のホール) ・・見事な構成。時代を映す鏡、それが高野豆腐という設定にくらり。 「今日までどうもありがとう 1月Ver.」カクスコ(2002.1.7 TEARTER TOPS) ・・こちらこそ、今日までどうもありがとうございました。願わくば、再会を祈らん。
■■■ 2002年の読書報告書 ■■■ 2002年は、読んでいるフィクションがあまりにも少ないので、 ベスト3にしてみました。(あくまでも、2002年に読んだ本、です) 「暗闇のスキャナー」P.K.ディック 創元推理文庫 ・・いまさらながら、ディックにこんなに泣ける作品があったなんて。 「十八の夏」光原百合 双葉社 ・・かぎりなくやさしくせつない物語。こういう物語を求めているのです。 「かめくん」北野勇作 徳間デュアル文庫 ・・不思議な作風の北野作品にはまりました。かめくんのいじらしさ。

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