第41回 日本SF大会 「ゆ~こん」出張報告書


日時   : 2002年7月13,14日(前泊、後泊つき)
出張先 : 第41回日本SF大会「ゆ~こん」
場所   : 玉造温泉 旅館「玉泉」「松の湯」
参加者 : silverberry [記]



■ SF大会の概要

要するに、年に一度のSFファンと作家のお祭りです。
学会等で言うところのパラレルセッション方式で、あちこちの部屋でいろんな企画をして
いるところに、タイムテーブルを見ながらさまよい歩く、というのが、例年の形式です。
SFといっても、小説だけでなく、特撮、ゲーム、コミック、等と幅広いテーマとゲストで
みんなでわいわい楽しんでおります。
毎年、俺たちがやるぞー!と手を上げたところが、企画運営しているおかげで、今年は松江
来年は栃木、再来年は岐阜、と毎年夏になると観光旅行しております。
今年は、旅館貸切ということで、夜っぴて呑んでSFヨタ話をして、、、と、合宿気分を
楽しみにしていた方も多いのでしょうか?


■ 活動報告 ※ 敬称略です。ごめんなさい。 ◆ 7/12(金)SF大会・前日 台風が無事過ぎ去ってくれて、ホッとしながら、羽田へ。 前回松江に行ったときは、電車でごとごと揺られてひたすら遠かった~という覚えが あったので、今回は涙を飲んで高い航空運賃に投資。 国内線にあまり乗ったことがないため、飛行機までバスという経験にわくわくしていると 待っていたのは、とってもかわいい、プラモデルのような飛行機。こ、こんな小さい 飛行機に乗るの???出雲ってどんな辺境の地なの?とちょっと恐れをなしたワタクシ。 ちなみに、一本早い便に乗った友人はMDではなく、A(ってエアバスのこと?)だった と聞いて、貴重な体験ができたね、ふふ、と、後から思ったのですが・・・。 客席ガラガラのちっこい飛行機(席が5列しかないので、新幹線みたいなかんじ)で 一路、出雲空港へ。そこから、高速バスで松江駅へ。 じりじりと照りつけるお天道様の下、一足先に松江入りしている友人達と、市内のホテル で合流。やっぱりPHSって便利かも。ホテルで大阪組を待ち、しばし再開を喜び合う。 夕飯は、私が「松江といえば、なんといっても鯛めし!!!」と騒いだため、「皆美」と いう鯛めしで有名なお店へ。みんな、ドレスコードにひっかかりそうないでたちでしたが 豪華な御膳と鯛茶漬けに大満足。その日は、ホテルでお酒とケーキでまったりと。 -------------------------------------------------------------------------------- ◆ 7/13(土)SF大会・1日目 いよいよSF大会! かなり早めに玉造温泉入り。会場となる「玉泉」はとってもきれいな温泉旅館。 とっとと受付を済まし、後輩やら先輩やら知人と再開をヨロコビあう。 ロビーでうろうろしていると、続々と参加者到着。だが、一緒に土砂降りの雨も到着。 おかげで、お昼を食べに行くタイミングを逃し、午後過ぎにお昼を食べられる店を ホテルの人に尋ねると、「ゆ~ゆ」という公共施設のレストランしか開いていないと 言われ、しかたなく雨の中「ゆ~ゆ」へ。割子そばが食べられたので、私は満足ですが。 教訓:いつでもどこでも食べられると思うな、温泉地。 -- 15:00- 「開会式」 史上最短?!の3秒間のすばらしいオープニングアニメ(爆) なんだかほのぼのしたオープニングの印象は、このSF大会のイメージそのものかも。 「松の湯」の女将さんのコメントが素敵すぎ!(※このコメントで暗黒星雲賞を受賞) 「星雲賞授賞式」 日本長編部門は野尻抱介「ふわふわの泉」。読まねば。 今年から創設された自由部門の「H-IIAロケット試験機一号機」、野田篤司さんの代理 受賞コメントが大ウケ。本人も喜んでいましたか、そうですか。出席できなくて残念です。 -- 夕飯まで、お部屋でまったり。まっとうに泊まってもかなりの水準の温泉旅館なり。 さっそく温泉に入り、いいお湯につかって、極楽極楽。 -- 18:30- 「夕食」 いや、すごかったです。贅沢三昧。おさしみ、カニ、えび、煮物、ステーキ、茶碗蒸し・・ まごまごしていると、仲居さんがひらめ(すずき?)の刺身の置く場所に困っていたりして 最後のとどめが、網目つきメロン、プチケーキ添え。こんな贅沢なSF大会ははじめてかも。 でも、おひとりで参加なさっている方(もしくは、お友達とはぐれた方)はちょっとつらい お時間だったかもしれませんね。隣の席の方は、私に強引に話しかけられ、迷惑なさって いなかったといいのですけれど・・・。 -- 企画開始が夜の9時から、というのもすごいのですが(はじめから、寝る気ないでしょ?) 企画が「玉泉」と「松の湯」と二つの旅館に分かれており、その間が500mほど離れて いるため、企画をあちこち見て回るのが億劫で、結局ふたつしか企画に参加してません。 そもそも、今回は企画数が少ないのに、前半に集中してるんですよね・・・。 -- 21:00- 「トンデモ本大賞!」山本弘、唐沢俊一、藤倉珊、開田裕治 行きたい企画がすべてこの企画の裏にはいったおかげで、、(涙) でも、いいんです。と学会誌10を入手できたし、投票もできたし、知人にも再会できたし。 今年のオープニングアニメは、クレヨンしんちゃんに闘将ダイモス(でしたっけ?)のBGM。 トンデモという言葉が、昨今あちこちで使われてますけれど、やっぱり基本は、なんでやねん、 とつっこんで楽しめることですよねー。 受賞作品は、物理学者の方がお書きになった忍者の本。個人的には、プレアデスと高田馬場が ワームホールでつながっていることを知って、高田馬場を見直しました。やるなー、高田馬場! -------------------------------------------------------------------------------- ◆ 7/14(日)SF大会・2日目 一度、松の湯から玉泉へ戻り、ディーラーズルーム(同人誌即売会会場)へ。 いまいち、欲しい物はなく、出会った知人と立ち話。部屋に戻ると、同室の友人達が酒盛り中。 松の湯へ戻り、某ルームパーティへなだれこみ。 印刷屋裏話やら六角大王やら、なんだかめちゃめちゃ楽しい時間をまったりと。 実は、玉泉と松の湯とで、夕飯にかなりの差があったことが判明。あららー カステラやらお茶やら、いろいろとご馳走さまでした。>某ルームパーティの皆様 悔しいのは、頭痛薬を飲んでしまったので、美味しいお酒を飲めなかったこと。 でも、次の日に、悔しがっていた玉の光を頂いて、喜んでいた私は、たんなるのんべ? -- 3:00- 「机上理論学会」 けっこうお気に入りの企画。こんな夜中の企画なのに、かなりの人がいてびっくり。 今年の童謡シリーズは「雨降り」。 蛇の目でお迎え の蛇の目は、傘ではなく、ヘビのような目をした女の人(例、ベラ)が お迎えで 憂し、なのだそうです。むりやりコジツケがたまらなく楽しい企画です。 詳しくは、机上理論学会のHPをご参考に。 http://www.bekkoame.ne.jp/i/kijo/ -- 5時過ぎに部屋に戻り、ぐっすり。でも、7時半に起こされたということは、2時間ほどしか 寝てないってことですね。 -- 7:30- 「朝食」 朝から、カニ雑炊、その他、おいしいものがいっぱい。ごちそうさまでした。 -- 10:00- 「閉会式」 第1回センスオブジェンダー賞は、「スカーレット・ウィザード」。未読なのです・・。 暗黒星雲賞(大会内でウケたものに投票する賞)は、なかなか楽しませてくれました。 コスチューム部門は、七里ちゃんちのランちゃん(時間報Tシャツのコスプレ)って それは組織票以外の何モノでもありませんね。自由部門は「雨」。いや、あのその・・・。 ゲスト部門は、星雲賞受賞コメントがウケた野田篤司さん。表裏同時受賞は、野田大元帥 以来の快挙!玉泉企画部門は「夕食」ぱちぱちぱち。松の湯企画部門は「女将さん」、、 って、それは企画じゃないでしょ!いや、気持ちはわかりますけど、うん。 しかし、この大会で一番ウケたもの・・それは、この暗黒星雲賞の受賞記念品・・ いえ、大会のプログラムブックの後ろに石飛茸園の広告があり、石飛卓美さんのおうちは 茸園であったのかー、と思ったのですよ。しかし、暗黒星雲賞授賞式の賞品に茸の原木が 出現するなんて!七里ヶ森に茸がにょきにょき生えてくるのが、とても楽しみなのです。 というわけで、楽しかったSF大会も、あっというまに終了。 「よいお年を~」を合言葉に、全国に散っていく皆様をお見送りするのです。 -- ここから、後泊予定の友人たちと、松江観光。 お堀をめぐる遊覧船(小さな屋形船)に乗って、すっかり観光気分。これが、楽しい! 橋ゲタが低いところを通るときは、船の屋根が斜めに下がるのです。もちろん、客は 身をかがめて息を潜めてその気になったりして。お堀の鬱蒼とした緑のトンネルを 抜ける箇所など、市内の中心地なのが嘘のよう。ここはどこの樹海? とまあ、一周一時間足らずの素敵な旅だったのですが、睡魔に取り憑かれた友人達は ゆらゆらと夢の中。ほとんど睡眠取ってないのは知ってるけど、もったいないぞー 夕食は、PHSの検索機能を使いまくったわりには、結局ホテルの裏の創作料理の 居酒屋さん。これが、安くて美味しくて、大満足。 ホテルに戻って、あちこちから集まってきたアルコールを消費するはずが、私は疲れて あっというまに轟沈。他の友人たちは、朝まで語らっていたらしいです。お疲れさま。 -------------------------------------------------------------------------------- ◆ 7/15(月)SF大会・後日 電車で、出雲大社へ。こういうときに、乗換案内は便利ですね。 後から乗り込んできたのは、SF大会のお仲間の方。うーん、考えることはみな同じ。 玉造温泉で乗り込んできた方も、きっとお仲間よね、ってわかってしまうとこが、 なんとなく、苦笑。 出雲市駅から、バスで出雲大社へ。荘厳な建物に圧倒される、と書きたいが、肝心の お社は門の隙間から一部が見えるだけなのね。でも、例の遺跡から見つかった三本組 の柱の実物大の大きさには、圧倒されました。 お昼は、もちろん出雲蕎麦。 近所に、出雲大社のお神酒を作っているという酒造があるというので、行ってみる。 そこで、いきなりの大雨。同行者の雨男の威力はすごいということを実感。 出雲市駅に戻り、空港行きのバスを待っていると、大会のお仲間に遭遇。 と、気がつくと、まわりに参加者がいっぱいいることが判明。やっぱり、そうでしたか、 という会話が・・・(苦笑) 空港で待ち構えていたのは、プラモデルでない、普通の大きな飛行機。ホッ。 あっというまに睡魔に捕われてしまったおかげで、飲み物をもらい損ねる。 というわけで、無事、羽田着。 出雲大社からのバスで一緒になった方と、栃木でお会いしましょう!と言ってお別れ。 この瞬間がたまらなくさみしいのですよね。 ちなみに、来年2003年は、栃木(あの!)ホテルニュー塩原、2004年は 岐阜にて開催が決定しています。たのしみたのしみ!
■ 所感 とにかく、まったりのんびりした大会でした。夕飯まで、とか、企画まで、の間が妙に すかすかで、そのぶん、じゃ温泉でのんびり、お部屋でくつろぎ、と普通に温泉旅館に 遊びに着ている気分。おまけに、お部屋はものすごく綺麗。夕食はとっても豪華。 サービス満点。だから、すごく充実感がある大会だったのですが、いざレポートを 書こうと思うと、ぜんぜん企画に参加してないことに愕然としてしまうのです。 まあ、これだけ長く参加してると、興味ある企画はコレとコレとわかってるし、あとは 知人と普段できないSF話をするほうがメインとなってしまうので、楽しいのですけど。 今回が初参加の人、ましてや一人で来ている人なんかは、溶け込めたのかなと、心配。
■ 次回参加予定 第42回日本SF大会 「T3」 場所: 栃木・ホテルニュー塩原 (♪ほてるにゅ~しおばら~ ←CMソング風に) 日時: 2003年7月19-21日 -以上-

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