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ロービジョン相談と光学
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補助具の助成制度


更新日2010/4/16

 視覚障害の身体障害者手帳をお持ちの場合は行政から財政的な援助を受けられます。そのときに覚えておくと便利な言葉があります。

 それは、「日常生活用具」「補装具」です。

 ロービジョン用補助具でよく用いられる拡大読書器は「日常生活用具」に、弱視眼鏡、単眼鏡、サングラスは「補装具」(詳しく分類すると、弱視眼鏡は「掛けめがね式弱視眼鏡」、単眼鏡は「焦点調節式弱視眼鏡」、網膜色素変性症等に交付は限定される羞明防止用のサングラスは「遮光眼鏡」に該当します。福祉事務所(小さな自治体では役場の福祉課、大きな自治体の区役所では健康福祉サービス課など名称は異なる場合があります)の窓口に出かけたとき該当する項目をしっかり言ったほうがスムーズにことが運ぶことがあります。
 なお、ルーペに関しては基本的には助成は受けられませんが、自治体によっては可能な場合もあります。
 どれだけの金額の助成が受けられるのかは、個人の扶養状況や所得によって異なりますので、窓口でお聞きになれば教えてくれます。



1. 日常生活用具

日常生活用具は重度身体障害者に対する助成が主となっていて、身体障害者等級の1、2級に対する助成が多くなっています。拡大読書器に関しては自治体によっては1〜6級までを給付対象としていたり、3級以上の場合もありますので確認が必要です。

種目障害及び程度
給付点字タイプライター視覚障害2級以上(本人が就労もしくは就学しているか又は就労が見込まれるものに限る)
盲人用体温計(音声式)視覚障害2級以上(盲人のみの世帯及びこれに準ずる世帯)
盲人用体重計視覚障害2級以上(盲人のみの世帯及びこれに準ずる世帯)
盲人用時計視覚障害2級以上。なお、音声時計は、手指の触覚に障害がある等のため触読式時計の使用が困難なものを原則とする。
視覚障害者用ポータブルレコーダー視覚障害2級以上
視覚障害者用活字文書読上げ装置視覚障害2級以上
電磁調理器視覚障害2級以上(盲人のみの世帯及びこれに準じる世帯)
点字図書主に、情報の入手を点字によっている視覚障害者
歩行時間延長信号機用小型送信機視覚障害2級以上
点字ディスプレイ視覚障害及び聴覚障害の重度重複障害者(原則として視覚障害2級以上かつ聴覚障害2級)の身体障害者であって、必要と認められるもの。
視覚障害者用拡大読書器視覚障害であって本装置により文字等を読むことが可能になる方
点字器視覚障害2級以上


2. 補装具

補装具は、身体障害者手帳の交付を受けた方の仕事や日常生活を容易にするために、その失われた身体機能や損傷のある身体機能を補うための用具をいい、次のとおり交付および修理を受けられます。補装具に関しては等級は関係ありませんが、医師の意見書が必要になる場合があります。





補装具、日常生活用具の新規種目、廃止種目について

●平成22年3月31日に、厚生労働省から発出された「補装具費支給事務取扱指針の一部改正について」(障発0331第12号障害保健福祉部長通知)において、遮光眼鏡が身体障害者(視覚障害)の補装具として適用される際の支給対象者の要件等が見直されました。

(旧)補装具の対象者について
種 目:眼鏡
名 称:遮光眼鏡
対象者:網膜色素変性症、白子症、先天無虹彩、錐体杆体ジストロフィーであって羞明感をやわらげる必要がある者

(新)補装具の対象者について
  種 目:眼鏡
  名 称:遮光眼鏡
  対象者:以下の要件を満たす者。
1) 視覚障害により身体障害者手帳を取得していること。
2) 羞明を来していること。
3) 羞明の軽減に、遮光眼鏡の装用より優先される治療法がないこと。
4) 補装具費支給事務取扱指針に定める眼科医による選定、処方であること。
      ※この際、下記項目を参照の上、遮光眼鏡の装用効果を確認すること。
       (意思表示できない場合、表情、行動の変化等から総合的に判断すること。)
       ・まぶしさや白んだ感じが軽減する
       ・文字や物などが見やすくなる
       ・羞明によって生じる流涙等の不快感が軽減する
       ・暗転時に遮光眼鏡をはずすと暗順応が早くなる
   ※遮光眼鏡とは、羞明の軽減を目的として、可視光のうちの一部の透過を抑制するものであって、分光透過率曲線が公表されているものであること。
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この改正により、これまでの支給対象者を4疾患に限定するのではなく、上記の要件を満たす対象者へ適用されることとなり、「遮光眼鏡」の定義も明確化されました。
なお、上述の「補装具費支給事務取扱指針に定める眼科医」に変更はありません。自治体により取扱いが違うようですので、ご確認ください。

●平成18年度より、色めがねは廃止されました。点字器は補装具から日常生活用具となりました。また、障害者自立支援法の制定により日常生活用具給付事業は地域生活支援事業によって実施されていますので、原則的には自己負担は一割となっていますが、市町村によって違いがあります。

●平成16年度より、「盲人用電卓」が廃止され、「盲人用テープレコーダー」が「視覚障害者用ポータブルレコーダー」に変更となりました。


 日常生活用具の廃止種目については、
  1. 種目取り入れから一定年数が経過していること
  2. 基準額が比較低廉であり、全額自己負担によるにしても過剰な負担にはならないこと
という条件で決められます。

●平成15年度より、視覚障害者用としては「視覚障害者用活字文章読み上げ装置」が新しく日常生活用具に指定されました。基準を満たす性能は活字と同一紙面上に掲載された、当該活字をコード化した情報を読みとり、当該活字情報を音声により伝える機能を有するものです。給付対象者は、視覚障害の2級以上基準額は、115,000円です。
 現在販売されている対象品目では「スピーチオ」になります。これにより、今まで読むことができなかった墨字情報を、視覚障害者も利用可能になります。活字をSPコード化するためのソフト(マイクロソフトワード用)はSPコード公式ホームページから無償で配布されています。
 また、「盲人用タイムスイッチ」と「盲人用はかり」が日常生活用具の指定からはずされました。





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