
From Quartz To crystal3636@dreamcity at 2000 07/02 19:00 編集 返信
はじめまして。
2000 06/29 20:35
ま消される運命とは思いますが,
いくつか気になるもんで,
書き込ませてもらいます.
言論の自由というものがありますから,
何を表現されてももちろん自由だとは思います.
しかしながら,専門外の人たちに対して
巧みにごまかすというのは如何なものでしょう.
仮にも,趣味が研究なのでしたら,その辺考えていただきたい.
前置きが長くなりましたが,
1)地震雲の原因を地殻内部の石英の圧電効果で
説明されているのに対し,冒頭の写真は,
520kmという深発地震のもの.
ここには明らかに自己矛盾がありますね.
それとも,石英など存在し得ない高温高圧下から,
同じメカニズムの電磁波が放射されるとでも言うのでしょうか?
2)もっともらしい毛細管現象などを持ち出されましたが,
毛細管現象では流体の高速移動などは説明できません.
物理を考えればすぐに分かるはずですが,
せめて圧縮された流体が空隙に入り込むことで
平衡状態に近づく,などといった表現をされたほうが,
まだましなような気がします.
3)地震の発生メカニズムが解明されてないいま,
何を根拠に,地震発生前に石英粒子が破砕されることを
示すのですか?
4)電磁波の発生源を地表か地中か結論が出ていないようでは,
定量的評価にはいたるはずもありません.
経験則で評価されるのは結構ですが,
地震災害は人の命がかかっています.
それだけに,慎重に取り組む必要があります.
100人に打って100人に効いた薬が,それだけの理由では
認可が下りないのと同じで,経験則だけでは,
研究者としては,認めることができません.
とにかく警鐘を発したい気持ちは分かりますが,
狼少年になりかねないことを認識されて,
科学的な取り組みをされては如何でしょう?
もちろん消したければ消してください.
学術的な議論を拒まれたということで,
それだけのページでしかなかったという判断をさせていただきます.
ちなみに小生,名前を伏せておりますが,
研究者として名前を明かすことは,
国を背負うことになりかねませんので,
それを避けるためです.ご理解いただければ.
長くなりましたが,とりあえずこのぐらいにします.
(クリスタルより〜 私は「誹謗中傷」と「真剣な意見と忠告」の違いは判るつもりでいます。内容が内容だけに少し時間を頂きますが、間違いなく私なりのレベルで返答のコメントを添えるつもりです。
後日に必ず、再度この項で追伸します!
小生のような浅学未熟な輩を真剣に相手して頂き感謝。)
2000 07/02 19:15 (7月2日、クリスタルより追伸〜
1)地殻は深くてもせいぜい70q程度とされ、確かに520qの地下というのは上部マントル内のプレート沈み込み部分が震源ということとなる(地震発生は地下約700q内までといわれる)。この上部マントルの主要成分も石英であり、恐らく一千度前後の高温に達するこの部分においても結晶として内包されていると思われる。
また、震源そのものは地下520qであってもその上部には必ず地殻が乗っているのであるから、プレート沈み込み部分で生じた歪みの跳ね返りがこの地殻の崩壊過程を招くともいえる。
地震雲の特徴の一つとして、深発地震さえ読みとることができる雲の形状を備えている場合もあり、このことは震源の深さによって発生する電磁波に微妙な違いがあることが想起される。
深発地震、何故そんな深い部位で地震が発生するか自体、現代科学も解けていないのが実状。
2)地殻に生じた亀裂を走る地下水でも電荷が生じる可能性をいいたいのであり、毛細管現象という説明では不備があるかもしれない。
日本工業大学システム工学科の星野担之博士は「大量の地下水が流れると、流動帯電現象により電気エネルギーが溜まる」といっている。要するに静電気のようなものだと思う。
3)石英結晶の崩壊によるピエゾ電荷は、H.トリビッチ(1985)などの説で発表された。
実際、石英結晶を破壊する実験で強烈な電気エネルギーが放出されることは確認されている。ただ実際の地下内部は誰にも見ることが出来ない。それでも十分に考えられることとして私は重要な理論だと思う。
4)電磁波の発生源は地表か地中か結論が出ていないが、地中ではパルス地電流が流れ、地表からは電磁波となって大気中に放射されているかもしれない。
私に、「巧みにごまかしている」つもりは全くない!
説明や根拠に不備が多いことは私自身の不勉強さによる知識と説明不足に起因しているが、この点については今後も課題としたい。ただ地震のメカニズムそのものが現代科学でも今だ未解明であることは、あなたがたがよくご存じだと思う。
私自身は、地殻が崩壊する過程で生じると思われる大量のイオン(主としてH2O+イオン)が、正帯電エアロゾルとなって大気中に放出されて、これが震源地上空の地震雲となるという説(岡山理科大の弘原海 清教授がこれに詳しいと思われる)を基本的に支持するが、震源から生ずる電磁波が遙か遠方の気象雲にさえ地震性(地震雲予知が指摘する雲の形態)の反応を起こしているものと考えている。この電磁波は磁力線のごとく、震源から震源へと架橋しており、雲はその磁力線にようなエネルギーの流れに沿って移動している。その磁力的流れのちょうど適した距離、及び地形と気象条件で雲は反応する。これは磁石(震源)の上に紙(空)あり、そこに蒔かれた砂鉄(雲)が磁力線で様々な模様を描くことに似ている。
愛知県立大の畑雅哉恭教授と名古屋工業大学の内匠逸助教授らの研究で、特定LF帯223ヘルツの観測データによる検証、その断続的な前兆電波発現の具合が地震雲の発現と非常に酷似していることは非常に興味深い。
地震予知は地球という大自然を相手にする。
それ故、未知な部分が多く不確定要素が大きい。
地震雲発生のメカニズムと根拠はまだ不完全であり、地震雲観測を続ける研究者たちはその理論の構築にも真剣に取り組んでいる。しかしだからといって、理論が未完であるから地震雲が存在しないことにはならない。それは、ニュートンが出現する以前から引力が作用していることと同じだ。
経験測に基づく一定した地震雲予知の結果が得られるならば、それが定量的事実となる。結果を超える真実はない!
>100人に打って100人に効いた薬が,それだけの理由では認可が下りないのと同じで・・・・・
まるで丸山ワクチンを想起させる発言ですが、アカデミズムは丸山ワクチンが示す事実を真剣に受けとめ、検証研究にどれほど打ち込んだでしょうか?
死に神にリストアップされた患者が求めるのは理屈ではなく、実際に癒すことのできる薬や治療です。大衆は難解な理論などより、実際に的中できる予知を求めているのだ。
人の命がかかっているからこそ、皆んな真剣にやっている。
私もこれを娯楽で始めたわけではなく、自分の余暇の多くをこのことに費やし、睡眠さえ削減して参加している。
たとえ狼少年呼ばわりされようとも、危険が迫っていることを知りつつ黙秘することなどできない。阪神大震災の二の舞いはご免んだ。あの死体の山と泣き叫ぶ人々を減らすことができるのは予知の他にはない!
あなた方が「そんな馬鹿な・・・・・」などと迷信扱いせず、民間研究の声に真摯耳を傾けて、真剣にこれらについて科学的検証に取り組むならば解明の日は早いだろう!
私はあなたにも地震雲予知の経験測に沿って、実際に空の観測を試みることをお勧めする。自分自身の目で確認すれば判ると思う。尚、地震雲についての詳細は、当サイトで紹介しているHP『東海アマチュア無線地震予知研究会』の岩瀬氏に尋ねられることをお勧めしたい。
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From Quartz To crystal3636@dreamcity at 2000 07/04 17:52 編集 返信
ご回答をどうも.
2000 07/03 11:32
少し誤解があったようなので一言.
国を背負うことになりかねないといったのは,
一連の小生のコメントが,個人的な見解知識に基づくものであり,
小生の共同研究者および所属機関に迷惑がかかることのないように,
という意図であり,小生が国を背負えるなどという
おこがましい考えを抱いているわけではない.
前置きはこの程度にして.
総じて申し上げられることを一点だけ.
もちろん石英粒子が崩壊する際,もしくは崩壊せずとも,
急速に除圧すれば圧電効果により
電磁波が放射されることは100も承知である.
しかしながら,石英粒子が地震前に安定して(地震を起こすことなく)
崩壊できるメカニズムがあるのか?
あるいは,千度という高温中に石英が結晶として存在したとして,
この粘性流体中でなぜ結晶がわざわざ崩壊するのか?
そういった科学的なことなくして観測だけではやはり始まらない.
実際に起こりえないメカニズムを想定して
予知を確立してしまうほど恐ろしいことはない.
中国の経験を学ぶべきである.
貴殿の考えはよく分かる.情報を出さなければ意味がない.
まったく持ってそのとおりである.
しかし,小生の生まれ故郷兵庫県南部で,未曾有の大震災を
経験したからこそ,あさはかなことは言えない.
なぜか?現在,被災地兵庫県南部には,いまだ,
トラックが通過する揺れでさえ,この上ない恐怖に感じる人たちが
多数居られる.地震というものに過剰に反応するように
なってしまっているのである.
このような人々に起こるかどうか分からない情報
(不確定要因の極めて多い情報)を
発信することはどうしてもはばかられる.
おおよその発生周期発生場所の把握できている火山噴火でさえ,
今年に入りようやく予知に成功し始めたところである.
これらの場合,発生する現象とメカニズムは比較的調和しており,
科学的な根拠に基づくものであると感じている.
地震の場合,経験もまだまだ浅く,場所も確定していないため,
もうしばらく時間を要するのではないだろうか?
決して理論理屈で牛耳ろうというのではない.
実用にこしたことはない.
それがわからないほど研究者がバカであると思われては
極めて不愉快である.
研究者のなかにも,地震によって家を壊されたり,
両親を失ったりしたものがいるのである.
なぜ地震の研究を志したかということを考えていただければ
容易に想像できることであると思うのだが.
最後に,絵に書いた餅を頼りに観測するつもりなど小生には毛頭ない.
なぜ,地震が発生するのか?
その際にはどのような現象が起こり,
その際に観測可能量として何がどれだけ変化するのか?
ということを真剣に考えていきたいからである.
その上で,電磁波観測が有効であるならば,
そのときは喜んで観測を行うつもりである.
長くなったが,最後にもう一点だけ.
予知が成功したとおっしゃっている事例がいくつかあるようだが,
実際にどのような確率で成功しているのかを
明確にしていただきたい.
M3クラスの地震などを予知されても仕方がないわけであり,
また,情報を出して何も起こらなかった場合は失敗なのである.
でなければ,毎日日本中で地震が発生するといっていれば
的中立100%になるのだから.
情報発信→地震発生,情報なし→地震発生だけでなく,
情報発信→地震発生せず,を考慮に入れて議論していただきたい.
以上,推測によるもの以上の意見が返ってこず,残念であった.
(クリスタルより〜 丁寧な受け答え、貴重なご意見に心から感謝します!
>国を背負うことになりかねないといったのは,
については、判っているつもりです。
>しかしながら,石英粒子が地震前に安定して(地震を起こすことなく)
崩壊できるメカニズムがあるのか?
プレート・テクトニクス論による境界衝突は、いきなり一気に地震が発生するわけではないことを示しています。
断続的に序々に亀裂が入り、その崩壊が進行する過程で加圧された石英粒子からのエネルギー放出が宏観前兆を起こすものと思います。地震は弾性の限界点を超えた時に結果として発生します。
深部の粘性流体中での出来事については未解明だと思います。
「起こりえないメカニズム」という認識が、これまで何度覆された過去をアカデミズムは持つでしょうか?
それは結果として起こり得ないかも知れないし、または常識は覆されるかもしれない。「在る筈がない!」という決め込みが、科学の進歩を遅らせるのです。常識や定説などは、時代が進めば覆される性質を常に持っていることを認めなければならないと思います。定説といえども、厳密には現段階における最も信頼すべき主説として私は捕らえます。
>決して理論理屈で牛耳ろうというのではない.
実用にこしたことはない.
それがわからないほど研究者がバカであると思われては
極めて不愉快である.
研究者のなかにも,地震によって家を壊されたり,
両親を失ったりしたものがいるのである.
なぜ地震の研究を志したかということを考えていただければ
容易に想像できることであると思うのだが.
判りました。数々の失礼な発言すみませんでした。
私たち民間には、特に自分のようなレベルでは、実際の学者さんたちと接する機会がなく、そういう意味では確かにこちら側にも誤解が多々起こっていることを認めます。
被災地兵庫県南部の、地震というものに過剰に反応するようになってしまっている多くの人々のことは、私も念頭に在ります。“恐怖心を煽る”ことと“危険性への認識を高めてもらう”の違い、そのバランスは難しい!
>このような人々に起こるかどうか分からない情報
(不確定要因の極めて多い情報)を発信することはどうしてもはばかられる.
それはよく判るつもりです。
特に立場を有す方ならば尚更でしょう。
地震予知そのものが元々からして不確定要因の極めて多い情報なのです。それをご理解頂いた上で読者には参考としてもらいたいのです。
そして、それに足りるだけの実力を地震雲予知は持っています。決して「毎日日本中で地震が発生するといっていれば的中立100%になるのだから」などの馬鹿げたものではない。「情報発信→地震発生,情報なし→地震発生だけでなく,情報発信→地震発生せず,を考慮に入れて」も、余りある実力を有します。
安易に、ここで「7割、8割の的中だ!」といっても意味がないので、また時間を頂けますか(笑)。
厳密なデータ、これが民間の辛いところ・・・・・ご理解下さい!
後日、必ず検証データは提示したいと思いますので、見に来て下さい。
尚、今回このようなご指摘と意見が頂けたことには、心からお礼申し上げます。私自身にとり、また読者にとっても、大変、有意義であったと思います。) ……………………………………………………………………………………………………………………………
From Quartz To crystal3636@dreamcity at 2000 07/04 20:42 編集 返信
返答
2000 07/04 12:05
前回の書き込みで最後にするつもりでしたが,辛辣なご批判をちょうだいしましたので,
今一度,書き込みさせていただきます.
その前にまず,実力についてですが,我々研究者との接触を拒んでおられる岩瀬さんのHPを
見させていただきましたが,的中例だけが羅列してあります.
そして,過去ログを手繰ると毎日のように警鐘を発していますが,
それに対応するイベントが見当たらないことが多々あります.
これを,経験によって改良しようという姿勢が小生には理解できません,
というのは余談であるが,あの手の結果の示し方は明らかにアンフェアであるとしか思えません.
次にメカニズムについてですが,小生は質問を投げかけたのです.
起こりえないなどとは言っていませんし,
現に室内実験において電磁波を測定する実験を行ったりもしています.
少なくとも小生にとって信用に値しないのは,
すべての報告が事後に修正可能なようなあいまいさを持たせていること.
すべての報告が極めて定性的であり,定量的ではないこと.
観測だけに頼り,メカニズム解明に対する見解およびその説得力が数十年来進歩していないこと.
戦うにはまず敵を知れという言葉がありますが,
貴殿たちも,我々研究者を非難・批判するのであれば,
我々研究者を排除することなく,我々の土俵で議論できる材料をたずさえていただきたい.
敵の土俵で戦えないのであれば,その敵を非難する権利はないと思うのですが.
これは余談ですが,プレートテクトニクス論では,兵庫県南部地震のような内陸地震は
説明できません.当然別の理論を適用されるのでしょうが,
その場合,M6クラスで何日前にどのような現象が起きるという実態も変化する可能性があることを
お忘れなきよう研究を続けていただきたい.
さて,科学者が進歩していないとのこと,誰を見てそのような発言をしているのか分かりませんが,
これは,「政治家は悪いことをしている」というのと同じレベルのご意見ですね.
ここでは,小生が皆さんの敵になることは100も承知ですから,好きに思っていただいて結構ですが,
一つ二つ書くことにします.
皆さんが現在は常識として考えておられるプレートテクトニクスですが,
これは小生が,中学生の頃(10数年前)にはまだ出て来たばかりの考え方でした.
ある科学者のグループがこの説を唱え,拒まれながらも説得を繰り返し,受け入れられるに至ったのです.
地震が活断層上で発生するすべり現象である,という考えも然りです.
科学者は自分の研究に利害は絡みませんから,納得した考えは素直に受け入れる性質です.
ただし,皆それなりに自説を持っていますから,納得するまでには人それぞれ時間を有します.
これは決して政党のような運命共同体ではなく,個人の判断によるものです.
実際,大教授とも平気で口論(喧嘩)もします.
納得しない考えで動き出せるような人間はまず科学者にはなれません.自分がないわけですから.
何を持って進歩しないと思われてるのかいまいち分かりませんが,
少なくともいえることは,地震雲研究者が我々科学者と真っ向から向き合わない限り何も始まりませんし,
少なくとも科学というフィールドには立っていただきたい.
ここでもでた,あそこでもでたの繰り返しで,我々の疑問には何一つ答えてくれないのですから.
小生から見るとむしろ彼らの方が進歩していないように感じますが.
彼らが向き合わずして,我々が彼らを排除しているから進歩していないという考えはお門違いではないですか?
そういう意味では,この一連の問答に対応してくださったクリスタルさんには敬意を表します.
最後に,貴殿たちが排除されていると感じている相手は,我々科学者個人ではなく,
我々の研究費,世間への公表,出版などを牛耳っている政府官僚であるということを認識されるべきですね.
メカニズムがよりしっかりした形で提唱されるのであれば,我々は(少なくとも小生は)
民間では難しい研究費のかかる検証実験などを行い,補追していく姿勢は持っていますが.
でなければ,サンドバック覚悟でこんな土俵に上がるわけないとは思いませんか?
長くなってすみません.これ以上やると掲示板の占拠につながりかねないので,機会を改めましょう.
小生の発言で気を悪くなされた方にはお詫び申し上げます.
また,小生のような未熟な研究者のお相手をしてくださった皆様には感謝します.
しばらくはこのページを見続けさせていただく所存です.発言を要求されましたら,また発言します.
(クリスタルより〜 岩瀬氏の予知においてですが、想定された地震が無かった場合は(現段階において)「未発」であることを、自身で記述、発表されます。
地震雲予知で地震が来なかった場合、原因は下記の理由に拠ります。
1) 観測自体の誤認、及び判断ミス。
2) 観測後の気象条件の変化。最も多いのが降雨による地震発生の延期、または抑圧による未発。
3) その他の、未知の不確定要素と思われる原因による未発。
これ以外は、ほぼ該当地震が発生します。ただし厳密には、想定期日を若干過ぎる場合がある。これは経験則から、最も発生しやすい時間的タイミングとして「48h内」などと断定発表するからで、結果、数時間〜2、3日発生遅れが出ることは頻繁にあります。
また、想定規模より遙かに発生地震が小さかった場合は、観測時点では間違いなくM6発生の宏観状況にあったのだが、結果としてM4の複数回の小出しだったなど。つまり、蓄えられたエネルギーの放出がそのまま一度に来なかったことを示します。岩瀬氏には、M5以上の規模が大きい地震さえ的中させてきた実績があります。
岩瀬氏の予知発表の仕方、表現の在り方については賛否両論あることは認めます。もちろん改善の余地があろうことは否定しません。
>次にメカニズムについてですが,小生は質問を投げかけたのです.
起こりえないなどとは言っていませんし,
現に室内実験において電磁波を測定する実験を行ったりもしています.
了解しました。
>観測だけに頼り,メカニズム解明に対する見解およびその説得力が数十年来進歩していないこと.
戦うにはまず敵を知れという言葉がありますが,
貴殿たちも,我々研究者を非難・批判するのであれば,
我々研究者を排除することなく,我々の土俵で議論できる材料をたずさえていただきたい.
敵の土俵で戦えないのであれば,その敵を非難する権利はないと思うのですが.
その点は、判る部分も多々あります。
私もその点は自戒し、更に勉強を深めたいと思います。
>プレートテクトニクス論では,兵庫県南部地震のような内陸地震は説明できません.
これは、内陸直下型・活断層地震ということだと思いますが、私の考えではこれもプレートテクトニクス論の延長上にあります。活断層とは過去のプレート地震で生じた名残り・亀裂のことであり、その断層が動くこと、またはズレる現象は、やはり多くの場合プレートの移動による押しの力が主たる原因だと思っています。
指摘の通り、プレート型地震と活断層地震、または内陸震源と海域震源では、宏観現象にも微妙な違いがあることが知られてきています。これは地殻の崩壊の在り方がやはり異なることと、海洋、海という媒体を経由することによる電磁波の伝播の在り方に違いが生じることが原因と思われます。この点も更に研究が深まると思います。
更には、プレートテクトニクス論自体がまだ未完である可能性も高いと思います。
>貴殿たちが排除されていると感じている相手は,我々科学者個人ではなく,
我々の研究費,世間への公表,出版などを牛耳っている政府官僚であるということを認識されるべきですね.
はい、それは判ります。
研究者も自由を奪われたり、様々な嫌なことがあるだろうことは察することが可能です。限定された枠に押し込められ制限を余儀なくされたりもしているでしょう!
通常は、批判の対象としているアカデミズムですが、もう少しいうと基本的には私は科学者に尊敬の念と敬意を持っています。これは本心にて本当です(さんざん言っておきながら――笑)。
私の子供時代の憧れが科学者であり、その夢が科学者になることでした(まあ、よく在る話しです――笑)。図鑑とファーブル昆虫記が当時の書物でした。
>メカニズムがよりしっかりした形で提唱されるのであれば,我々は(少なくとも小生は)民間では難しい研究費のかかる検証実験などを行い,補追していく姿勢は持っていますが.
でなければ,サンドバック覚悟でこんな土俵に上がるわけないとは思いませんか?
はい、私はきっと関心の目で(少しは好奇なる目か?――笑)、こちらに来て頂いているものと信じています。
私は、地震雲が科学の検証にも耐え得ることが認められる日がくるのを確信します。
出来れば、上記書き込みのオリオンさんのいわれるように、高い階段からは下って民間に接して下さることを期待しています。民間にその高い階段と敷居は障壁なのです。また、私たちの過ごしている環境と生活からは、その研究にはおのずと限界が在ります。今回の議論は、その一つであったと私は受け止めたい!
余談ですが、もしかして以前にも数度こちらに来られていたでしょうか? 過去ログで「Quartz」という足跡を見た記憶が、今朝戻ってきたのですが・・・・・
こちらこそ、来訪と貴重なご意見の数々、誠にありがとうございました。本当に心からお礼申し上げます!)
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From Quartz To crystal3636@dreamcity at 2000 07/05 23:14 編集 返信
すんません何度も出てきて...
2000 07/05 11:31
しばらく書かんと言ったはずなんですが...お許しのほどを.
皆さんが科学者に求めておられることは理解しているつもりです.
ですから,小生,このdreamcityのあるところに一般向けに地球科学を紹介するページを持っています.
そこでは決して難解なことは書いていないつもりです.
もし見つけ出したら,色々とコメントください(伏せておきながら変ですが...)
ではなぜここでは階段を下りようとしなかったのか?
いえ,少しは下りましたよ.だってクリスタルさんが回答不能な質問はしなかったでしょ?
ただ,階段を下りるということは教える指導するということになるのであって,対等に議論することにはなりえないのです.
その辺をご理解いただければ.
それからオリオンさんへ.
あなたはかなり偏見を持っておられるように感じますが,研究の世界は分野によってさまざまです.
少なくとも我々地震学会では,小生のような貧乏たれも大先生も平等に発言でき,平等に議論できますよ.
違うのは,もらえる研究費と,外界へのアピール度でしょうか.
確かに小生のような博士なって間もない輩では,世間に何かを発する力はありません.
でも,充分のし上がっていく余地は残してもらってますし,そんな悲観的なフィールドではありませんよ.
でないと10年も学費払って研究志しませんよ.
(オリオンさんのいうような学際分野があることも承知はしています.あえてどことは言いませんが)
それと,下のへちゃさんの記事,興味深いですね.
このようなものを真剣に受け止めて議論してください.
中途半端な言い逃れや統計のごまかし,あるいは,我々にとって世間に公表する際に最も重要となる不確定性などでは逃げないでください.
もしこの手の逃げをうつなら,民間の利を生かしているだけになりますから,我々を批判できませんよ.
そして,小生が求めているのは,私情,言葉のあやの入らない,こういった「星取表」なのです.
これで確かに認めるに値する経験則だということになれば,
そして,個人の目に頼るのではない明確な判断基準が確立されたのであれば,小生も乗り出しましょう(金は取れないでしょうが...).
追伸;ここに書き込むまでは,dreamcityの本当のIDでログを残してます.書き込む段になって慌ててCookieをオフにしましたから...
(クリスタルより〜 いらっしゃいませ!
もう暫くお会いできないのかと思い寂しい思いをしていたところです。
当方は大歓迎です。読者も勉強となるでしょう。――でも、時々ですよ!(爆笑)
>ではなぜここでは階段を下りようとしなかったのか?
いえ,少しは下りましたよ.だってクリスタルさんが回答不能な質問はしなかったでしょ?
ただ,階段を下りるということは教える指導するということになるのであって,対等に議論することにはなりえないのです.
その辺をご理解いただければ.
ええ、判ります。
対等に議論ということでは・・・・・。
そして当方のレベルに合わせられていることも、それは知っています。
質問の意味さえ理解不能な難解な記述でなくて本当に良かった(笑)。
たぶん、私も読者も殆ど読める者がいなく、暗号にしか見えなかったでしょう!
>そして,小生が求めているのは,私情,言葉のあやの入らない,こういった「星取表」なのです.
判っています。
>これで確かに認めるに値する経験則だということになれば,
そして,個人の目に頼るのではない明確な判断基準が確立されたのであれば,小生も乗り出しましょう(金は取れないでしょうが....)
この分野は秘宝が眠っています。
掘り出すにはスコップより、パワー・ショベルを投下したほうがよりベターでしょう。目的を一つに協力が必要です。
へちゃさんのレスでも述べましたが、この地震雲に価値が無いことを認めた際には、私はいつでも放棄するでしょう。真実は一つ。真実以外に価値はなし!
私のレベルでは膨大な時間を要し、進歩も延々としますが、向上を目指します。思索も深めながら、このHPも序々に変わっていくでしょう。)
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From Quartz To crystal3636@dreamcity at 2000 07/06 19:57 編集 返信
やっぱし引っ込めんか...
2000 07/06 10:45
すみません.結局また出てきてしまいました.今回は端的に2点だけ.
まず1つ.ハズレが多くては困ります.
別に経済効果云々を言うつもりはありません.そんなものよりは人命ですから.
しかし,都市部で予知が頻発されたとし,それが的中しなかったら.
当然避難しない輩が増え,犯罪が多発しますね.そうすれば警察などは居残りという形で見殺しにされるでしょうし.
何より幸福な社会と人命のどちらを尊重するかですね.
そして何より警告を無視した輩にも人権というものがあり,金かけて救助作業が行われるんですから.
以前の川に流された人たちみたいに.
ですから,下手な鉄砲というわけには行かないでしょう.
第2点.ご承知とは思いますが,深さのない予知は意味がありません.
これだけでお分かりですよね.星取表ではこの辺も検討してください.
(クリスタルより〜 ありがとうございます!
ご指摘の件、「下手な鉄砲、数打ちゃー当たるでは困る」は、おっしゃる通りです。
ここで突然質問です。もし出来れば、プレート境界面をボーリングするという「タルタロス計画」の現在について、簡単に教えて下さい。)
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From Quartz To crystal3636@dreamcity at 2000 07/08 15:44 編集 返信
呼ばれて飛び出て???
2000 07/08 00:21
この一連の議論のトリガーを引いてしまったようで,喜んでいいのやら,謝らねばならないのやら分かりませんが,議論が続く限りは,僭越ながらお相手させていただきます.
まず,タルタロス計画ですが、小生かんでいないので分かりません.これは学者の悪いところでもあるのですが,成果をあげなければその後の研究ができないこともあり,あまり公に情報は出しません.社会主義的な研究だともっとはかどるのかもしれませんが,それでは,ひとりひとりの頭が育ちませんから,まあ難しいところですね.ただ,プレート境界面を掘るといっても,それほど何も見えないと思います.掘れるところはせいぜい10km以下.地震発生層からは程遠いわけですから,付加体の形成とかそういった知識に役立つデータが主になるのではないでしょうか?
次に,さなぎ様のご意見に関してです.確かに小生最初は感情的であったと反省しております.そしてすばらしいフォローをありがとうございます.小生,地震学者の端くれではありますが,従事しておりますのは,実験地震学というものでして,室内実験で地震の模造を起こし,その事前事後の詳細を調べようというものです.もちろん,地震波形解析などの理論にも従事していますが,観測も行っております.そして分かってきたことは,やればやるほど,確信を失い分からないことだらけになる,ということです.最初のアイデアの時点が一番明確であり,分かりやすく,実験・理論を通じて定量化すると瞬く間に破綻する.これの繰り返しです.だからこそ,Crystalさんに訴えたいのは,定量化の重要性なのです.イメージは完璧,定性的にもOK.と出ても,それがおかしい場合が多々あります.量的に絶対に説明できないという場合です.
ですから,議論するベース,すなわち客観的な判断基準とその根拠の定量化,この2点が必要なのです.
そして,三宅島・神津島の地震についてです.個人的見解であることだけは先に申して起きますが,地震学者の一般的な考え方であると自負しています.
浅いところで比較的大きな地震が起きる.これは比較的めずらしい現象です.昨今の研究結果からは,マグニチュード6〜7クラスの地震は,その震源を地震発生層下限に持つことが多いといわれています.つまり10〜15km程度です.これは,その下の粘弾性的な下部地殻が流動しやすいために,上部地殻の一番下の部分にひずみがたまり,震源になりやすいという考え方で,一般に理解されています.
ところが今回の群発地震の場合は明らかにトリガー源が異なります.(ちなみに,小生は潮汐,月の満ち欠けによるトリガーは統計的にも成り立たないものがほとんどであり,応力的にも数桁不十分であることから認めておりません.)この場合のトリガーは,三宅島沿岸に上がってきたマグマであると考えられます.マグマが上がってくることそのもの,つまり,マグマ上昇による,その通り道で発生する破壊・すべりは火山性地震と呼ばれますが,ここでいうマグマ起因とはそれだけではありません.火山性以外の地震のトリガーはマグマの上昇によって生じたひずみです.有珠などで皆さんご承知かと思いますが,マグマが上昇すると,地表隆起が起こります.この地殻変動は,火口付近を持ち上げることにより,周囲に収縮場を作り出します.この圧縮場が,地震を起こしやすいセンスに働いたときに地震は誘発されます.まだしっかりとした計算を行っていませんから,はっきりとはいえませんが,まずこれで説明できるものと思います.この場合,通常の地震と一つ明確に異なることは,ひずみの蓄積速度です.兵庫県南部地震のようなプレートの押しが原因で発生する場合に比べ,今回のマグマ上昇によるひずみ蓄積は数桁高い速度で起こります.ひずみ蓄積速度は,岩石の破壊に関する重要な要素になりますから,メカニズムそのものから慎重に議論する必要があると思います.今回の場合,可能性は,ひずみ蓄積量および速度の増加以外に原因は考えられないと思います.
マグマなどの流体移動起源も考えられなくはないですが,時間的なずれと震源の位置を考えると不可能だと思います.
で,宏観現象ですが,このような火山地域をはじめ,上部地殻が花崗岩で構成されていない可能性のある領域は多々あります.その場合,石英が含まれなければ,どのようになるか分かりません.また,我々実験で幾度となく,花崗岩を破壊させていますが,電磁波が出るといっても,制御しているPCに支障をきたすようなことはまったくありません.(もちろんでていることは知っていますし,実験による観測結果もあります.要は強度をいっているのです.)この程度の圧電効果で何が起きるのか?疑問は残ります.
へちゃさんの岩瀬氏に対する意見については同感です.認めてもらえないならでていこうというのでは何も始まりません.しかも彼が避難している相手は,とっくに隠居されたような学者の方たちで,どう考えても我々現役ではありません.何せ来なくてよいという記述さえありますから.また,その割りには,我々学者が提唱してきたプレートテクトニクスや,気象庁震源などを利用して自説を展開しているのですから何考えているのか分かりません.Crystalさんのように向き合っていただきたいものです.でないと自信のなさの現われとしか思えません.我々はやるだけやって分からない部分を知っている分,自負はあります.誰とでも向き合います.
そして最後にhagakureさん.地震研究を志しているとのこと,頑張ってください.大阪には動物を飼って電磁波研究をされている立派な先生も居られますし.さて,犬の行動ですが,記憶をたどると出てきますね,そういったこと.地震後の現地調査でもさまざまな現象が出てきました.しかし,日常そのような現象がなかったかどうかに関しては,皆あいまいです.つまり,サンプリングに偏りがあるのです.可能性としては立派な仮説だと思いますよ.しかし,説得力はそれほど感じられません.また,それを太陽風などに関連付けていますね.これも仮説としてはよいかもしれません.これを学問にするにはどうするべきなのか?一つは,先程来言っている定量化です.オーダー(桁)でもいいですから,圧電効果でそういった現象を起こすにはどの程度の石英粒子がどの深さでどの程度崩壊する必要があるか検討してみることです.そしてもう一つ.動物には人間に感じられない帯域の電磁波を感知できる能力があることをご存知ですね.その帯域と,地震前に生ずるであろう,圧電効果による電磁波の帯域を比較してみてください.整合しなければそこでつぶれます.このようにして一つ一つつなげていくことによって,説得力を増し,皆に受け入れられ,研究分野として発展していくのです.おそらく若輩ものの小生よりもずいぶんお若いのでしょうからまだまだ未来があります.頑張って研究に対する野望を持ちつづけてください.
拙文の上に長文になり本当に申し訳ないです.まだまだ言い足りないというか文字だけではうまくいかない部分も多いのですが,今回はここまでにします.ご批判(もちろん賛同も)お待ちしております.
(クリスタルより〜 訪問、記載に感謝!
>しかも彼が避難している相手は,とっくに隠居されたような学者の方たちで,どう考えても我々現役ではありません.・・・・・略・・・・・その割りには,我々学者が提唱してきたプレートテクトニクスや,気象庁震源などを利用して自説を展開しているのですから何考えているのか分かりません.
へちゃさんの項でも述べましたが、岩瀬氏は、私から見ても“お言葉が非常に悪い”方なので(笑)、「全て間違いだ!」といってとても激怒されます。しかし“気象庁及びアカデミズム”のこれまで築き上げたものの全てが間違いではないことくらいは、当然、理解されているでしょう。
私個人は、岩瀬氏のような炎の情熱と一貫した堅い信念を持つ方は好きです(あっちの趣味はありませんが)。あのような方の存在は貴重だと思う。
その怒りというは、科学的検証もすることなく、自らの無知を棚に上げ権威によって地震雲を葬ろうとした行為に対するするものです。でもその相手はもう居ないの? ありゃ?
時代は進みます。おつむの堅い長老どもも何れは居なくなる。これはどの分野でも同じということでしょう。
タルタロス計画の質問の件、及び数々のご指摘はありがたく拝読しました。更に勉強を深めます。)……………………………………………………………………………………………………………………………
From Quartz To crystal3636@dreamcity at 2000 07/10 12:58 編集 返信
全部読むだけでも大変.
ものすごい記事の量ですね.読むだけで疲れてしまいました.さっそく横道にそれますが,岩瀬氏は相変わらず挑発的ですね.ご自身の知識にどれほどに地震をお持ちなのか分からないが,彼の研究姿勢では明日はない.まず,力には向きがあるということを認識しておられない.より正確には地震に関連するのは応力場ですから,向き(つまりベクトル量)ではなくテンソル量としてとらえる必要がありますが.彼の場合それ以前の小学生的な理論展開ですね...
hagakureさん.決していじめようというのではありません.犬でもなんでも,動物には,反応しうる周波数帯域がありますね.これを調べるのはそれほど難しくありませんから,要は,石英の方のメカニズムです.
「関東大震災」ですが,そんなものは分かりません.人様の研究結果をつかって理屈をこねまわすことはできますが,小生,地震学者であって,地震予知学者ではないのです.予知を目指していることは確かですが,現在はそのレベルにありませんから,そこに至る部分の基礎研究を行っています.浅はかにいつ頃などとは言えません.ごめんなさい.
上村様の記事はなかなか興味深いものがありますね.数値データでないという点では,確かに完全ではありませんが,内陸活断層のみを対象にされている,という点は,非常に好感がもてます.宏観現象を研究されている方は,往々にして,地震をすべて一つの現象として扱い,メカニズム(断層面解)を無視し,さらに,雲と,月の満ち欠けなどを無作為に併用されます.こういう言い逃れタイプではなく,雲の色という一つの観点で,内陸地震のみを対象にされていることは重要な観点だと思います.メカニズムなどは,説明できませんから,闇雲に科学者が観測をはじめる事例ではないとは思いますが,説得力の増すことを期待しています.
それから,yamazaks氏の記事についてですが,ラドン濃度法,VAN法については,それほど詳しくないので,解説は控えます.ただ,ラドン濃度法の場合,観測量はスカラー量(大きさだけ)ですから,特定要素が足りません.距離はマグニチュードと相関があるでしょうし,方向も定まりません.事後予知の精度がそこそこあることは理解していますが,量的には大きく出すぎている観もあり,理論展開がなかなか進んでいない分野であるという認識です.また,VAN法についてですが,大学で,観測をされて99%以上の的中率であれば,NATUREやSCIENCEに公表されてしかるべき業績ですが,そんな事例は知りません.何を持っての的中率か分かりませんが,ギリシャとは,プレート運動の形態,地形など様々な違いを持つ日本列島で適用を試みる際には,詳細な検討が必要でしょうね.テクトニクス的に比較的簡潔なギリシャでさえ,まだ完全ではないのですから...
地震学が,火山学や気象学に対して大きく遅れをとっていることは否定できない事実です.これは,地震学者の無能だけが原因ではなく,火山のように場所が特定できない,気象のように現状把握ができない,という事実があります.また,発生頻度が低いことも一要因です.
火山の場合,先日の有珠の噴火の際の岡田弘教授のように数十年にわたって張り付いていた経験をもってしてようやく的確な判断が下せたわけです.地震の場合はまだまだこのレベルにも達していません.
まず,地震にかかわる研究を行う人々は,民間,学者問わず,地震とはどのような現象か?ということの答えを見つけることがまず第一だと考えています.地殻の崩壊などという分かったような分からない単語で逃げていては始まりません.地殻は定義されているから分かりますが,正確には上部地殻と下部地殻では構成要素(状態)が異なります.
また,崩壊という用語は,厳密には何を意味しているのかはっきりしていません.日本語特有のことあいまい表現を使っていては科学は進歩しませんし,誤解が生じるだけです.そもそもこの同じ言葉でコンセンサスが得られているように見える,地震雲学者の本当の見解は皆そろっているのか?そこからして疑問です.そしてなぜそこを論点にせず,仲良しグループで進んでいこうとするのか?これでは進歩しないと思います.
崩壊というのは,破壊なのか,破損なのか,それとも破砕なのか,あるいは粉砕なのか,ただの変形流動なのか,さてどのようなお考えなのでしょうか?
●●地殻の“崩壊”とは何を意味する?●●
以前、Quartz博士からの指摘で「地殻の崩壊という言葉はどういう状態として使っているのか?」と、問われていた。これについては青松氏がすでに返答しており、私としてもそう異なるものではないと思っている。
自分としてはこのことにそう深い疑問は抱いてはいなかった。
要するに破壊の過程が進行していくことであり、プレート同士の押し、または引き込みによって地殻の岩盤に圧力が掛かって、更に限界点を超えるとクラックが生じる。亀裂が走って地殻内部での岩盤が粉砕、プレートの押しの緊張が解き放たれ、押さえ込まれていた移動圧力が一気に解放されて地震が生じる。
これは小枝の両端を握って徐々に力を加えて曲げていくことに似ており、小枝は在る程度でミシミシと音を立てて繊維の崩壊が生じ、限界点を超えるとポキッと折れる。
このミシミシと音を立て出す状態がマイクロクラックという地殻崩壊の開始で、地殻の岩盤に内包する石英結晶からピエゾ電荷現象によってパルス地電流が流れ電磁波が発生する。これが宏観現象の主たる原因と思われる。(地震前兆観測ページ:2000
08/03 01:43 更新)
―――――以上