太陽スケッチ観測の方法
 
 太陽黒点のスケッチ観測には、望遠鏡に減光フィルターを取り付け直接目で観察記録する直視法と、板に太陽像を投影して行う投影法があり、細かい部分は各団体や観測者ですこしづつ違います。ここでは、管理人の私が行っている方法(投影・直視併用法)を紹介します。

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目次
1.観測の準備
 2.スケッチ観測
3.記録の整理

 
1.観測の準備
 
望遠鏡:



 
屈折式の赤道儀が有利で、モータードライブがついていると、観測がやりやすく便利です。私は、高橋製作所のTS-80屈折赤道儀(口径80mm、焦点距離1200mm、モータードライブ装備)を使っています。
アイピース:



 
アイピースはHM(ミッテンゼーハイゲン)式で、倍率が60倍前後になるものが最適です。私の場合、焦点距離1200mmの屈折望遠鏡で、HM-18mm(倍率は1200/18=67倍)を使用しています。
投影板:

 
太陽像が直径15cmに投影されるものが一般的です。投影板の位置は、投影直径が一定になるように調整します。
スケッチ用紙:

 
黒点観測には、図1のような観測用紙が必要です。円の直径は15cmにそろえて、多く作っておきます。
筆記用具類:



 
黒点スケッチには、細い線が描けるものが良いようです。私は、3mmの製図用シャープペンシルを使っています。他に、白斑の記録用に赤色のボールペンか色鉛筆も用意します。紙はさみクリップも忘れずに。
減光フィルター:




 
直視観測に使うフィルターです。NDフィルターや金属蒸着フィルターなどがありますが、私は、国際光器で扱っているシート状のバーダーアストロソーラーフィルターを望遠鏡の口径絞りに貼り付けて使っています(図2)。



図1:黒点スケッチ用紙
手作り減光フィルター
図2:減光フィルター
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