KONICA II

コニカU(コニカB)

コニカの沈胴レンズシャッター機。ファインダーは距離計内蔵で二重像合致式の本格的なもの。バルナックタイプのカメラの雰囲気を色濃く残しつつレンズシャッター機へと分化していったカメラである。レンズはヘキサー50mm F2.8を搭載する。レンズシャッター機なのでレンズ鏡胴よりチャージレバーとレリーズが2本ニョッキリと生えている。ただ、このカメラで面白いのは鏡胴のレリーズレバーに連動したピンが本体内部にリンクしていてボディーのシャッターボタンに連動していることだ。ボディーとレンズのどちらでもシャッターを切る事が出来るのだ。更に親切なのは二重露光防止機能もあり、フィルムを巻き上げないとボディー側のシャッターはロックされている。そしてこのカメラ最大の特徴であるレンズの沈胴であるが機構は至ってシンプル。フォーカス調整のヘリコイドが無限遠位置を越えて回るのでフォーカスノブを持ってぐるりと鏡胴を一周するとズズッズとレンズはボディー側へ沈んでいくのだ。ただ、このままでは通常撮影の時に困るのでちゃんと無限遠位置にはロック機構が備わっている。そうそう、言い忘れていたがこのカメラは通常の沈胴レンズとヘリコイドのネジが逆に切ってあるので、無限位置も正面向かって右側となる。沈胴させる為の無限ロックの解除も普通はフォーカスノブのピン頭を押して解除するのに対し引いて解除する構造なのだ。

無限遠ロック

沈胴状態

撮影状態

コニシロク ヘキサー

絞り羽は10枚で奇麗な円形を描く。動きが渋かったので一枚ずつクリーニングしていった。分解は簡単だが組み上げは苦労する。分解するなら覚悟が必要だ。

上に上に重なる絞り羽が曲者

絞り羽の上にシャッター幕が乗り、その上にシャッターユニットがくる。画像のシャッターユニットの下半分が大きく開いているのは、ここにガバナーのユニットが組み込まれる為。

このカメラの裏ブタを開けるのはちょっと変わっている。クローズからオープン側にノブを半回転させても裏ブタは開いてくれない。オープン側にノブを回したあと、ノブを倒して内部のピンを押し込むとやっと裏ブタが開くのだ。初めてだと少し戸惑うかも知れない。

シャッター B、1,2,5,10,25,50,100,250,500

KONIRAPID-S

絞り 2.8 − 22 絞り羽10枚
レンズ Konishiroku Hexar 50mm f2.8

最短撮影距離 3.3 feet

ファインダー 二重合致式
その他 フィルムカウンター逆算式

フィルム覚えあり

690g