<ニュースの要約>

救急救命士の気管内挿管を容認

――厚労・総務省検討会、条件付きで―― 

 

 厚生労働省と総務省の合同ワーキングチーム(座長・島崎修次日本救急医学会理事長)は6月27日、救急救命士の業務拡大に関して会合を開き、気管内挿管を一定の条件下で救急救命士に認める座長案を了承した。

 その内容は、メディカル・コントロール体制の早急な整備と救急救命士の資質向上を前提に、一定の経験年数や実習を積んだ救命士に対し、医師の指示に基づき救急現場で気管内挿管を認める仕組みをつくる。薬剤投与については、有効性や安全性を考慮し、今後使用薬を絞り込むというもの。

 一方、心機能回復のための除細動は、医師の指示なしでも使用することができることとした。現行では医師の指示がなければ除細動を行うことができず、救急現場で医師との連絡に貴重な時間が奪われるため、指示がなくとも使えるようにすべきであるという声が上がっていた。なお除細動器は今後3年をめどに、高性能の新型除細動器に切り替えることを努力目標に挙げている。

 こうした座長案をもとに、合同ワーキングチームは来月、両省合同検討会に答申した後、同検討会が両省に中間報告する。

(HEM-Net、2002.6.29)

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