リスボン宣言尊重宣言のすすめ




●私たち医療改善ネットワーク(MIネット)は、「すべての市民は医療サービスの受け手です。医療の改善のために自分にできることをしましょう。」をモットーに医療の改善を目指す市民団体です。

医療改善ネットワーク(MIネット)のホームページ (http://www.mi-net.org/)

今回、以下に述べます考えのもと、皆さまに「リスボン宣言を尊重するポリシー」を採用いただき、医療の受け手にその旨を表示されることをお勧めする運動を始めました。長文ですが、最後までお読み下さるようにお願い申しあげます。

なお、社会生活・医療と権利 と題して、権利尊重に関してもう少し砕いた説明を別に掲載いたしました。興味のある方はどうぞ。



■□■ 患者の権利宣言(リスボン宣言)尊重宣言のすすめ ■□■


 近年の医療の進歩は目覚ましいものがあり、医療の受け手(以下、医療消費者)に素晴らしい医療を提供しています。その一方で、さまざまな医療事故が報道されたり患者の苦情が新聞に投稿されています。それらを見ますと、今の医療界は「玉石混淆状態」であると考えざるを得ません。良質の医療を受けること、自己決定権が尊重されることなどは患者(医療サービスの受け手)の切実な願いです。しかし、現状では、患者としては、どのような医療機関にかかればこのような切実な願いが実現されるのかがよくわかりません。また、高度に専門分化した各分野にわたって医療サービスの質を客観的に評価することは簡単ではありません。
 そこで、比較的わかりやすい医療機関評価の指標として、患者の権利を尊重するポリシーを採用しているかどうかということが考えられます。患者の権利を尊重する姿勢があれば、例えば、自己研鑽のための努力がされることになるでしょうし、また、自分の手に負えない場合はより適切な医療機関への転医を勧めることになるでしょうから、患者としては良質のサービスを受けるチャンスが増大すると考えています。このような意味で、患者の権利を尊重するポリシーの医療機関がその旨を明示していただくことが、患者が医療機関を選択する際の大きな参考になると考えています。
 これからの時代は、患者による医療機関の選択という行動を通じて、患者の権利を尊重する医療機関が生き残り、そうでない医療機関は淘汰されていくこと、そして、より多くの医療機関が患者の権利を尊重する方向に向かっていくことが期待されるだろうと思われます。

 さて、世界医師会(WMA)総会が、1981年にリスボンで患者の権利宣言を議決し、1995年にバリで改訂をしたことはご高承のとおりかと思います(以下、単に「リスボン宣言」と呼びます)。リスボン宣言は、「以下の宣言は、医療専門家が確認し促進する患者の基本的権利の一部を表すものである。保健医療にかかわる医師その他の個人もしくは団体は、これらの権利を認容し擁護していく上で共同の責任を担っている。医師は、立法、政府の行為あるいはその他の行政機関や組織が患者に対してこれらの権利を否定する場合にはいつでも、これらの権利を保証しもしくは回復するために適切な手段を講じなければならない。」として、「良質の医療を受ける権利」、「選択の自由の権利」、「自己決定の権利」などについて規定しています。なお、詳しくは、例えば以下のサイトをご参照ください。

☆リスボン宣言(英文)
http://www.mi-net.org/lisbon/D_Lisbon.html 又は
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/7541/D_Lisbon.html
☆リスボン宣言(和文)
http://www.mi-net.org/lisbon/D_Lisbon_j.html 又は
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/7541/D_Lisbon_j.html 又は
http://www.geocities.com/Paris/9531/lisbon.html

 リスボン宣言は多くの医療機関が受け入れやすいものだと思います。報道によれば、日本医師会はリスボン宣言の改訂に世界で唯一反対したとのことですが、私たちは日本でも多くの医療機関にリスボン宣言を尊重するポリシーを持っていただけるものと信じています。また私たちは、リスボン宣言を尊重するポリシーをお持ちの医療機関には積極的にそのポリシーを明示していただき、また、必ずしもそのようなポリシーをまだお持ちでない医療機関にはこれを機会にリスボン宣言を尊重するポリシーを持っていただきたいと考えています。

 以上の考えから、まずインターネット上に web page を開設している病院、医院、医師を対象に、私たちが作成した「リスボン宣言尊重宣言」ロゴを明示していただくことを考えました(下記参照)。

●バナー掲載例(個人・医師)

私は、第34回世界医師会総会で採択され、第47回世界医師会総会で修正された「患者の権利宣言(いわゆるリスボン宣言)」を尊重します。このリスボン宣言に従い、インフォームドコンセントの実施、セカンドオピニオンや自己決定のための協力、知る権利やプライバシーの尊重などに関して、可能な限り尽力いたします。

 ○○県○○市
 ○○科医師 ○○○○



●バナー掲載例(病院・医院)

当院は、第34回世界医師会総会で採択され、第47回世界医師会総会で修正された「患者の権利宣言(いわゆるリスボン宣言)」を尊重します。このリスボン宣言に従い、インフォームドコンセントの実施、セカンドオピニオンや自己決定のための協力、知る権利やプライバシーの尊重などに関して、可能な限り尽力いたします。

 ○○県○○市
○○会○○病院


●下記URLにそれぞれリンクして下さるようお願いいたします。メールで掲載の連絡をいただけましたなら、後日、患者の権利宣言尊重を明示して頂いたサイトとして掲載させて頂きます。また、名前を掲載して欲しくない場合には、その旨も記していただければ、その後の活動の案内だけを電子メールで送付いたします。

●画像(ロゴ)リンク先:
http://www.mi-net.org/lisbon/
●患者の権利宣言(リスボン宣言)リンク先:
http://www.mi-net.org/lisbon/D_Lisbon_j.html
患者の権利宣言尊重を明示して頂いたサイト
http://www.mi-net.org/lisbon/sengen_site.html

 同時に医療改善ネットワークのサイトで、患者が医療機関を選択する際の参考にするため、リスボン宣言を尊重するポリシーを採用された医療機関や医師のリストを掲載していきます。(ただし、リスボン宣言を実際には尊重していないとの情報に接した場合は掲載を見直すことがあります。)
 つきましては、リスボン宣言を尊重するポリシーを採用頂き、上の例のようにバナーを明示し、その旨を医療改善ネットワークにご連絡頂ければ幸いです。なお、医療機関全体としての合意が得られない場合でも、部単位・科単位又は医師個人で採用頂く旨のご連絡も歓迎します。

<電子メールによる連絡先>
taka@xyz.club.ne.jp(医師 高田宗明)
又は
info@mi-net.org(弁護士 藤田康幸)
<電話・郵便等による連絡先>
〒102-0083 東京都千代田区麹町6-6-1 麹町松尾ビル5階
プライム法律事務所
弁護士 藤田康幸
( TEL 03-3221-7251  FAX 03-3221-7257 )

なお、医療改善ネットワークとしては、院内で掲示していただくためのステッカーを作成いたしましたです。
ステッカーのデザイン見本はここをクリック
実費でお分け致しますので、ご希望の方は上記の連絡先まで、ご連絡下さい。

 以上、よろしくご検討のほど、お願い申しあげます。


MI-net index