医療従事者向けの情報         
NEJMにて、Drasen氏談: 全世界の医療従事者は、「用心しろ、ただしパニックになるな」。

●異なる症状が出現サイレント・キャリア&スーパースプレッダ- ●排泄物からウイルス検出 詳細はこちら  ●潜伏期間最長16日の報告(NEJM) こちら

感染症情報センター発行の最新版はお持ちですか?ここにも抜書きしておりますが、頻繁に更新されておりますので毎日直接HPを確認ください。
どんどん更新されておりますので抜書きをやめます。SARSコロナウイルスの消毒剤や家庭職場の消毒、検査対応などやウイルス分離マニュアル、ウイルスの安定性と抵抗性に関する最新情報など。直接ページを確認ください。感染症情報センターのHPへ
P100マスク写真参考HPhttp://www.msajapan.com/products/rsprtr.html http://www.mmm.co.jp/ohesd/particulate/6000_4.html

▼N99以上のマスク詳細


 ※「リバビリンとステロイド」 【重要な警告事項有】
 ※「N99マスクに規格が変更になりました-0424」 【重要:感染源になりうる】
 ※シンガポールのPAPRフッド(毒ガスマスク?)はこちら
 ※「ウイルスの最新情報と治療法」を見る 世界のメディアが発信する最新情報掲載(玉石混交)
 ※サイレント・キャリア&スーパースプレッダ-

もくじ SARS情報源メインページへ戻る


最新Topics  
院内感染対策の基本はまず標準予防対策と経路別予防対策から。。。博多インフェクションコントロールフォーラムさんのページに翻訳や情報が

各国の院内感染の反省点を集めたページ 毎日更新 情報満載(かと。。) 直接ご覧ください。
↑上記毎日重要事項追加しています。必ずご覧ください。5月6日も更新しています。

国立国際医療センターからSARS関係のマニュアルが出ました。 0605
CDC:飛沫発生手技に関する暫定的感染予防策がUpDateされました。 0605
PCR法の偽陰性についての情報ページを独立させました。 0602
可能性例と接触したかもしれない医療従事者の”勤務隔離”working quarantine”について(Canada) 0602更新
PCR法の偽陰性について追加情報(5月19日) 0521
CDCのQ&Aが改定更新された(5.15) 0521
5月21日時点の各国の症状と症例分析を集めたページを作成 0521
防護服の着脱方法@仙台検疫所さんと広島国際大学看護学科さんのHPから 0507
CDC:SARS患者環境の清掃・消毒に関する暫定勧告翻訳 博多インフェクションコントロールフォーラム 0507
ランセット:科学者の推測:60歳以上の致死率は55%&香港:副作用による記憶減退 0507
インターフェロンと、システリン・プロテアーゼ阻害剤にウイルス増殖を止める効果? 0507 午後記事追加
微熱程度でもSARSウイルスが検出された患者が出ています 0507
ウイルスの生存時間情報と消毒について更新WHO発表。培養なら21日間以上 0505
【SARS速報】香港から小児と成人の臨床経過が報告 0502 
・小児は成人より軽症、他者への感染力も弱い可能性 ・成人ではリバビリン・ステロイド併用後に症状が再燃、2割はARDSへと進展
【SARS速報】SARSウイルスの全塩基配列が論文化
 0502
8割が再発熱 WHOが香港の臨床データを公表(ランセット発表分) 0502
輸血・血液製剤情報 0502
WHO&CDC:患者の判定基準を改定 SARSウイルス陽性なら隔離:患者否定に制限を設定 0502
マスク:フィットテストとは何か博多インフェクションコントロールフォーラム 0502
CDC:SARS感染防止のためのマスク使用に関する暫定的ガイダンス翻訳博多インフェクションコントロールフォーラム 0502
CDC:SARS疑い患者への飛沫発生手技に関する感染対策 翻訳博多インフェクションコントロールフォーラム 0430
 
吸入療法(たとえば、albuterol)、診断的喀痰吸引、気管支鏡、気管吸引、気管内挿管を行う医療従事者は必見↑

香港中文大学放射線科の画像所見サイトUpdate分:翻訳いただきました。0429
WHO「N95]→:「N99以上のマスクに推奨規格変更0424 院内感染対策ガイダンスも4月24日変更 感染症情報センターのページへ 0428重要情報
SARSウイルスの生存時間情報
名古屋大学病院:SARS感染予防の人工呼吸器使用の手引き作成
0426 詳細はこちら
新型肺炎のウイルス、遺伝子が急速に変異か ニューサイエンティスト電子版に掲載。0426 ←WHOは0425に否定
サイレント・キャリアについて0424 香港&シンガポールからの最新報告
日本感染学会速報:呼吸器に陽圧をかけるBiPAP、CPAPとネブライザーの使用が感染拡大の原因 (香港)0423

「リバビリン」に重篤な副作用が追加。30−50代の方の死亡原因0423
博多インフェクションコントロールフォーラムさんのHPに「
院圧個室を簡単に作る方法(CDC結核のガイドラインより)」の翻訳がUP 
但しSARSの場合、排気も安全とはいえませんので、排気をどうするかが重要であり、本当に最終手段だという情報も。

【SARS速報】「リバビリンの推奨投与法」が論文化、カナダ医師会雑誌がオンライン公開  4.21 
【SARS速報】香港のSARSマンション集団感染、下水から浴室へのエア逆流が主因か   4.21 
感染症研究の東大名誉教授:山内一也先生 SARSについて語る 朝日英文(日本では記事なし:必見)



もくじ : 最新重要Topicsはこちら

各国の院内感染対策
各国の院内感染の反省点を集めたHP作りました。 毎日更新

検査法の問題
WHO:SARS検査(診断)の開発済の三つの手法には問題もある PCRキットについて追加
香港で開発されたSARSの診断・検査方法に疑問 陰性結果後にSARS発症 0407 

最新情報
サイレント・キャリアとスーパースプレッダー(超感染性患者)について 新情報どんどん追加
1人の患者から112人院内感染:香港ウエールズ病院   


中国衛生部による治療法参考指針(4月10日人民日報報道)
感染経路、臨床像、画像所見、治療経過などの報告(レントゲン・CTなどの画像診断と所見など) 
the New England Journal of Medicine SARS特集 
  ウイルス分離と特定・患者からのウイルス検出と分析&検査手法の実際 
日本医師会緊急リリースほか情報HP
 0411
CDC:スライド原稿 0405
SARS感染情報リリース CDCによるインターネット放送:日本医師会のサイトからダウンロード可能に 
CDC/WHOの解説ビデオ(英語)  リアルプレイヤー要 0408
カナダ:他の患者の手術やケアが麻痺
 0406 
香港:医療システムが危機的に(ロイター) 0411 更新
ベトナムの医師がSARSから生還した体験を語る 
香港Prince of Wales病院・助教授の感染日記 0404
カナダと香港のお医者さんのSARSとの格闘記。 0407  
病院のHPでSARS患者の状況を公表

2ch掲示板(一般的質問など)
中国のSARS研究者と看護師の奮闘記(婦長さんの日記)  0506 NEW

4月11日に出た、WHOによる「まとめと展望」。新しい知見はないが、要領よくまとめられているそうです。
WHO: “One month into the global SARS outbreak: Statusof the outbreak and lessons for the immediate future ”http://www.who.int/csr/sarsarchive/2003_04_11/en/


SARS画像所見

香港中文大学放射線科のサイトUpdate分:翻訳いただきました。0429


日本の感染研のお知らせより
Prince of Wales Hospital
http://www.droid.cuhk.edu.hk/ のホームページより
SARS患者の胸部レントゲン写真、CT等の情報をみることができます。
多数あり。
http://www.droid.cuhk.edu.hk/web/atypical_pneumonia/atypical_pneumonia.htm


SARS 画像所見(日本人医師によるコメント)

勝手にコピペご容赦ください。> サイト運営者さま
http://teleradiology.jp/MRI/11_misc/SARS/findings.html

早速upしてあった画像を拝見させてもらいました。単純写真の特徴はつかみにくいです。きわめてnon-specificなので通常の肺炎とは鑑別困難と思います。CTも特異的ではありませんが僕なりのまとめでは、

1. すりガラス影あるいはすりガラス影を周囲に伴ったconsolidationのことが多いようだ。
2. 分布はsegmentalのこともnon-segmentalのこともあり、multifocalのことが多いようだ。
3. 気道病変はあっても軽度らしい。
4. 小葉中心性陰影やtree-in-bud appearanceはめだたないようだ。
5. 胸水はないかあっても少ないようだ。

通常の重症細菌性肺炎と比べると、特に3-5の内容が重要かもしれません。全体的な印象としてはやはりviral infectionのように思えます。
いずれにしても上記のまとめは、限られた症例の限られたスライスでの印象ですので間違っているかもしれません。その場合はご容赦ください。
またARRSのサイトのSARSの画像はまさにARDSといえますので、上記の所見からARDSに移行していくのかもしれません。

SARSの胸部単純X-P と CT のイメージが掲載されますた。診断の参考にして下さい。

55 y.o. healthy male with recent travel history to Hong Kong
レントゲン画像
http://www.arrs.org/sars_images/sars_image1.html (initial radiograph)
が、12時間で↓ (12 hours after )
http://www.arrs.org/sars_images/sars_image2.html  (12 hours after )
CTスキャン画像
http://www.arrs.org/sars_images/sars_image3.html (CT image)
アメリカ放射線学会 American Roentgen Ray Society 
http://www.arrs.org/

NEJM early release:感染経路、臨床像、画像所見、治療経過などが報告されている。
__________________________________________________________________
A Cluster of Cases of Severe Acute Respiratory Syndrome in
Hong Kong
K.W. Tsang and Others
<http://content.nejm.org/cgi/content/abstract/NEJMoa030666v1>

Identification of Severe Acute Respiratory Syndrome in Canada
S.M. Poutanen and Others
<http://content.nejm.org/cgi/content/abstract/NEJMoa030634v1>

Editorial: Case Clusters of the Severe Acute Respiratory Syndrome
J.M. Drazen
<http://content.nejm.org/cgi/content/abstract/NEJMe030062v1>


香港中文大学放射線科
http://www.droid.cuhk.edu.hk/ より

香港中文大学放射線科のサイトUpdate分:翻訳いただきました。0429

http://www.droid.cuhk.edu.hk/web/atypical_pneumonia/atypical_pneumonia.htm
SARSの症例のCXR,CT,HRCTが紹介されていますた。


中文大学の症例が主ですが他の機関の症例のイメージも募集中です。その他

■IMAGING PROTOCOL(症例によってはCT examination is now limited to HRCT onlyとか)
■INFECTION CONTROL GUIDELINES
■IMAGING AT DISCHARGE
などについての記述もあるので、実地医家の皆さんの役に立つと思います。

ちなみにWHOやCDCのSARSサイトを見る限り、画像診断に於ける明確なガイドラインは
見あたらなかったのですが、一応以下も参照してください。
http://www.cdc.gov/ncidod/sars/
http://www.who.int/csr/sars/en/


シンガポールでの院内感染対策とPAPRフッド(毒ガスマスク様のもの)

在シンガポール日本大使館のHPから http://www.sg.emb-japan.go.jp/index-j.html 最新情報はこちら
シンガポールが100セット導入したPAPRフッドの写真:
http://www.msajapan.com/products/papr.html
http://www.sts-japan.com/J.HTM/22/32_2.htm

1日現在のシンガポールでの感染状況
6番目の輸入感染者は、56歳の中国国籍の方で、先月16日に広東省の近くにある福建省に娘を訪ね帰国した方です。28日具合が悪くなり、29日に感染の疑いがある患者としてタントックセン病院に入院。1日にSARSに感染していると診断されました。感染の疑いがある学生:この方は、31日にNUHで亡くなられた女性の20歳の息子で、SARS感染の疑いがあると診断されました。25・26日体調は良く、Ngee Ann Polytechnicに通学した。27日に発熱し、開業医(general practitioner)にかかった。28日ポリクリニックの医者にかかった。27日から29日までは授業に出席していなかった。30日にはCDCに行き、そこで入院となった。ポリテクニックの協力により26日同じクラスに出席していた生徒を追跡中。31日にNUHで亡くなった患者とつながりがあった病院職員 26日IUCにて同患者の手当をした医者で、29日発熱、自宅療養した。30・31日は、熱は微熱となり気分は良かったが引き続き自宅に留まった。1日微熱が続き、CDCに感染の疑いが濃厚な患者(probable case)として入院した。
この医者は、N95マスク、ガウン、手袋を着用していたにも関わらず、患者への処置の施しが彼の感染の危険性を高めたと思われる。先週後半、保健省は、感染性のある患者に危険性の高い処置の施す際にPAPRフッドの着用をより高い職員の保護のため要請した。保健省は、すべての病院に同様に対処するよう指示を出し、更に100個のフッドをこの目的のために配る。
http://www.sg.emb-japan.go.jp/index-j.html


(4/3)「SARS、院内感染対策で拡散防げる」――帰国医師が報告

 重症急性呼吸器症候群(SARS)の感染者が増加する中、初期に流行が広がったベトナムで被害の拡大を防ぐために赴いた医師2人が3日、厚生労働省内で帰国報告会を開き「院内感染対策をきちんと行えば、(上陸しても)拡散を防げる」と指摘した。海外では感染を防ぐための特別なマスクなど不足状況にあり、「日本からの援助も必要」と訴えた。
 報告したのは国立国際医療センター(東京・新宿)の川名明彦・呼吸器医長と同センターのエイズ治療研究開発センターの照屋勝治医師。ベトナム政府の要請を受け、被害が拡大していた3月16日から25日まで緊急援助で赴任した。http://health.nikkei.co.jp/sars/index.cfm?i=2003040307441pa


参考:ドイツの病院の対応
ドイツの病院がSARS患者が入院中であるとHPで公開してます。
■Die Lungenklinik Hemer (The Hemer Pulmonary Clinic)
http://www.lungenklinik-hemer.de(病院のHP)
http://www.lungenklinik-hemer.de/aktuelles/aktuelles_r_d.htm(その記事)

#病院がホーム・ページでSARS患者の情報を公表するって、すごい。

※その後以下のようなご指摘をいただきました。(医者版)
ドイツの病院が公表している件ですが、パニックを抑えるためにあえて発表したようです。患者の回復の見込みが立ち、かつ入院前に二次感染を起こしていないか確認した後で、HPで公表するとともにマスメディアの記者を集めて会見を開きました。入院した時点では、私が知る限りでは、外部に情報は流れていなかったようです。他の疑わしい例では、地域名や患者の年齢、入院先の病院名などがマスコミに流れていたケースが多いのですが、、、。
なお、ドイツではSARSの確認はハンブルクの熱帯医学研究所でおこなわれているようです。香港やハノイの患者の新型コロナウィルスと同じかどうかを判断基準にしているらしい。
日本の基準はどうなんでしょうね。
除外診断だけだと、確定はできないですよね。それで日本にSARS発生が無しなんでしょうか?


質問などはこちらへも。親切な方が答えてくれるかも知れません。
医者版
http://society.2ch.net/test/read.cgi/hosp/1047794399/
蓄積版
http://news3.2ch.net/test/read.cgi/news2/1050138442/ 


SARSでカナダの医療システムにさらなる障害

カナダ:SARSのため、予定の心臓手術を受けられなかった男性が死去
ttp://www.cbc.ca/stories/2003/04/21/sars_surgery030421
Man dies after SARS delays surgery
トロントの病院で心臓手術を予定されていた患者がSARS騒動の勃発と病院の混乱で手術がキャンセルされ、一週間後に死去していたことが病院の発表で明らかに


 [トロント 4月2日 ロイター] 重症急性呼吸器症候群(SARS)で6人の死者が出ているカナダで、すでに弊害が生じている医療システムに、さらなる障害が発生している。 死者はすべて、SARSの被害が最も深刻なオンタリオ州でのもの。同州の複数の病院では、乳がんの手術や、その他生命に関わる疾病の治療延期を余儀なくされているほか、厳しい来院規制が敷かれている。 トロントの保健当局者らは、厳しい選択を迫られていると釈明。 がん治療センターのロバート・ベル最高執行責任者(COO)は、「多数のがん手術が延期されている。SARSにより待機期間が大幅に伸びており、われわれはがん患者をそう長くは待たせられないという事実に神経をとがらせている」と話した。
ロイター http://www.reuters.co.jp/news_article.jhtml?type=worldnews&StoryID=2498590



香港:医療システムが危機的に(ロイター)(4月5日)
香港で、アモイ・ガーデンの感染者の多数を受け入れていたユナイテッド・クリスチャン病院で院内感染が起こった。地元の新聞、民報は病院関係者の送ったという電子メールで病院の危機的な状況を伝えている。「プリンス・オブ・ウエールズ病院とプリンス・マーガレット病院の緊急処置質は閉鎖されている。クイーン・エリザベス病院は満員である・・・・他の多くの病院も似たようなものだ。香港の医療システムの全体が危機に瀕している」ユナイテッド・クリスチャン病院の医師は「SARSの患者だけを治療するわけにはゆかない。心臓病の患者も危機的な場合がある。心臓手術はここ一週間ストップしたままだ」という。ttp://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/HKG205874.htm

急激な患者の増加で医療資源がなくなる心配は以前からあって、WSJなどが警鐘をならしていたけれど、実際に起こってしまったみたい。


SARSが香港の医療システムを麻痺させているという記事
05 Apr 2003 04:55:28 GMT
SARS virus paralyses HK's health system - report
http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/HKG205874.htm


2003.4.8 【SARS速報】香港ではSARSの重症者116人に、医療スタッフの感染報告も続く
 香港では重症急性呼吸器症候群(SARS)の流行が収まる気配がなかなか見えない。3月末に、九龍地区のマンション「アモイガーデン」における大規模な感染が報告された後、4月2日から4日にかけては1日当たりの新規感染者報告が20人台に下がったが、5日に39人、6日に42人、7日には41人が入院しており、心配な状況が続いている。4月7日現在、累計患者数883人のうち、退院者は127人で、733人が入院中。うち116人がICUで手当てを受けている。死亡者と合わせると累計患者数の約16%が重態化している。
 
不安なのは、医療スタッフの感染が続いていることだ。4月1日から7日までの1週間で44人の医療スタッフが入院している(3月12日からの累計では208人)。香港のSARS患者数は世界全体の3分の1であり、医療スタッフは患者との接触の機会が極めて多い。わずかな不注意や継続して飛まつを浴びることで、防護措置にもかかわらず、感染者が発生している可能性がある。
 268人という大量の患者が発生したアモイガーデンでは、住民を別の場所に移して封鎖されているE棟で7日から消毒処置が開始された。7日にエレベータを含む共同施設、8日以降に個々の住居を消毒する。これは糞便を介した環境汚染が疑われているためだが、WHOによれば、今のところ、環境汚染による感染が発生したかどうかについては何も判明していない。
MedWave http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a015/240769


ベトナムの医師がSARSから生還した体験を語ってます。3月28日UP ▼WEBの言語翻訳ツールはもくじから
この医師は、ベトナムの最初の患者を診察した医師のひとりで、彼の同僚の医療関係者4人が
SARSで亡くなったそうです。
http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/HAN87478.htm
28 Mar 2003 10:23:15 GMT
Vietnam doctor recalls brush with virus death


the New England Journal of Medicine

◆4月12日 最新情報をUPしました。

The New England Journal of Medicine http://content.nejm.org/
SARS http://nejm.org/earlyrelease/sars.asp

(掲示板有志タイトル意訳)
A Novel Coronavirus Associated with Severe Acute Respiratory Syndrome
新種のコロナウイルスがSARSの原因:ウイルス分離と特定について

T.G. Ksiazek and Others
Abstract http://content.nejm.org/cgi/content/abstract/NEJMoa030781v2
PDF http://content.nejm.org/cgi/reprint/NEJMoa030781v2.pdf

Identification of a Novel Coronavirus in Patients with Severe Acute Respiratory Syndrome
患者からのコロナウイルスを検出と分析について、検査手法の実際

C. Drosten and Others
Abstract http://content.nejm.org/cgi/content/abstract/NEJMoa030747v2
PDF http://content.nejm.org/cgi/reprint/NEJMoa030747v2.pdf


◆ 2003.4.4 【SARS速報】NEJM誌、オンラインでSARS関連の原著2編とエディトリアル2編を先行掲載
 重症急性呼吸器症候群(SARS)患者が香港で発生し、世界中に飛び火してから1カ月余だが、早くも、詳細な臨床経過を報告した二つの原著論文が、New England Journal of Medicine(NEJM)誌のホームページに掲載されている。主要な感染地域である香港とカナダにおいて連鎖的に感染した患者群に関する臨床報告で、これまで正確な情報が手に入らなかった感染の経緯や臨床的経過、投与薬剤について知る貴重な手がかりになりそうだ。 香港大学医学部のKenneth W. Tsang氏らは、中国広東省から香港に来訪して九龍地区のホテルに滞在した香港最初の患者とこの患者から感染した9人について、感染の経緯、症状、微生物学的検査、CTと胸部X線像、抗生剤や抗ウイルス剤による治療とその反応などをまとめている。
Tsang氏らは、クラミジア、レジオネラ、マイコプラズマ、アデノウイルス、インフルエンザなど多数の検査を行い、これらの関与を否定した。
 彼らの知見から、SARSの名前の由来となった短い潜伏期間や発症後の急速な増悪、そして新興ウイルス関与の可能性などが明らかになったことが分かる。
 一方、
Toronto医学研究所・Mount Sinai病院微生物学部のSusan M. Poutanen氏らは、香港から帰国後発症した夫婦とその家族、担当医などを中心にカナダのSARS患者について報告している。こちらの報告では、感染の経緯、臨床像とともに、PCR法による病原ウイルス探索について詳しく述べており、ヒトメタニューモウイルスを最有力とした経緯を知ることができる。
 ここで紹介した2編の原著論文と2編のエディトリアルは、雑誌掲載に先行してオンラインで全文が提供されている。タイトルは下記のとおり。原文はこちらまで。 http://nejm.org/earlyrelease/sars.asp

 香港の臨床例を報告した論文のタイトルは、
「A Cluster of Cases of Severe Acute Respiratory Syndrome in Hong Kong」。
カナダの臨床例を報告した論文のタイトルは、
「Identification of Severe Acute Respiratory Syndrome in Canada」。
 疾患に対する世界保健機関(WHO)と各国の研究機関−特に米国疾病対策センター(CDC)の活躍を簡潔に紹介したエディトリアル、
「Faster…but Fast Enough? Responding to the Epidemic of Severe Acute Respiratory Syndrome」と、
上記2編の原著を概観した
「Case Clusters of the Severe Acute Respiratory Syndrome」も閲覧することができる。
MedWave http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a015/240217


the New England Journal of Medicine
http://content.nejm.org/

SARS http://nejm.org/earlyrelease/sars.asp

米国CDC所長ガバーディンさんが書いたもので、NEJMが緊急無料公開している。
Posted April 2, 2003
Editorial: Faster . . . but Fast Enough? Responding to the Epidemic of SARS
Abstract http://content.nejm.org/cgi/content/abstract/NEJMe030067v1
PDF http://content.nejm.org/cgi/content/abstract/NEJMe030067v1

the New England Journal of Medicine
Severe Acute Respiratory Syndrome (SARS)
http://nejm.org/earlyrelease/sars.asp

Posted March 31, 2003
A Cluster of Cases of Severe Acute Respiratory Syndrome in Hong Kong
K.W. Tsang and Others
Abstract http://content.nejm.org/cgi/content/abstract/NEJMoa030666v2
PDF http://content.nejm.org/cgi/reprint/NEJMoa030666v2.pdf

Identification of Severe Acute Respiratory Syndrome in Canada
S.M. Poutanen and Others
Abstract http://content.nejm.org/cgi/content/abstract/NEJMoa030634v1
PDF http://content.nejm.org/cgi/reprint/NEJMoa030634v1.pdf

Editorial: Case Clusters of the Severe Acute Respiratory Syndrome
J.M. Drazen
Abstract http://content.nejm.org/cgi/content/abstract/NEJMe030062v2
PDF http://content.nejm.org/cgi/reprint/NEJMe030062v2.pdf


日本医師会 緊急情報リリース

http://www.med.or.jp/  ←最新情報はこちらから。追加情報がございます。

医療機関向けSARSに関する具体的な指針が出されました。(4月9日
http://www.med.or.jp/kansen/sars/index.html
http://www.med.or.jp/kansen/15chi3_008.pdf

SARS(Severe Acute Respiratory Syndrome) 関連情報(4月6日UP)
http://www.med.or.jp/kansen/sars/link.html
http://www.med.or.jp/kansen/sars/link2.html

UMIN大学病院医療情報ネットワーク
http://www.umin.u-tokyo.ac.jp/


■VADS CORNER−SARSリンク集(英文)(医者版の紹介:It's New!! 0404) おすすめサイトだそうです。
Severe Acute Respiratory Syndrome (SARS) - VADS CORNER
http://www.vadscorner.com/sars.html
WHO,CDCなどの公的機関のサイト内の各ページ、、オンライン・ニュース、オンライン・ジャーナルの論文など使いやすいSARSリンク集です。
WHOやCDCのメイン・ページから入ると広すぎてまごまごする人にはおすすめ。個人医師が運営するサイトDr.M.Vadivale's Homepageの一部。



この新型ウィルスが特定された日にはSARS解明に尽力され、殉職されたWHOのウルバーニ氏の名が付けられるだろうとのこと。ご冥福をお祈りいたします。
Sadly,Dr.Carlo Urbani, the 46-year-old WHO physician and infectious diease specialist whose work defind SARS,died on March 29 of SARS. Perhaps when the causative virus is isolated it could bear his name.
Editorial: Case Clusters of the Severe Acute Respiratory Syndrome J.M. Drazen
Abstract http://content.nejm.org/cgi/content/abstract/NEJMe030062v2
PDF http://content.nejm.org/cgi/reprint/NEJMe030062v2.pdf


ウルバーニさんの記事


香港 星島日報(The Standard) トップ記事 0404
http://www.thestandard.com.hk/thestandard/txtarticle_v.cfm?articleid=38045
題名は”Dicing with death”
医学部の助教授がPrince of Wales 病院のUnit8Aにいたindex case(first patient)
((中山医学院の教授))を視察にいって自分も感染したときの日記が出ています。
読み物としても良いし、医学的には病態像がよくわかると思います。医者の言葉ではなく普通の言葉で書いてあるので、万が一自分がかかったときの参考に・・・なるわけないかな

0407日文訳がでました。SARS感染の医学部助教授、病状を詳細に記録 http://www.sankei.co.jp/news/030407/0407kok074.htm

新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)に感染、回復した香港中文大医学部の助教授(34)がこのほど、闘病記を香港の英字紙スタンダードに公開した。「もうろうとした意識」の中で、病状の進行の様子や投与された薬などを冷静に記録しており、新型肺炎対処方法にも役立ちそうだ。

 3月7日 医学部3年生のグループを連れ(多数の感染者が出た)プリンス・オブ・ウェールズ病院8A病棟を訪問。謎の肺炎らしい患者が治療を受けていた。2時間滞在。

 3・10 気分がすぐれない。インフルエンザだろう。8A病棟の医局職員何人かが高熱とインフルエンザの症状を示しているそうだ。何か悪いことが起きそうだ。家族にうつさないため、書斎で寝る。

 3・11 熱が引かず、筋肉が痛む。同僚約20人が似た症状で、検査のため入院を決定。

 3・12−20 熱と筋肉痛が残るが、病室内を歩ける。家族に電話で、見舞いに来ないよう伝える。

 3・21 病状が突然最悪に。体を動かすことも話すこともできない。すごい高熱。呼吸困難で人工呼吸器がいる。妻が感染予防着を着て、見舞いに来た。意識はあったが話すことができない。彼女に会う最後になるかもしれない。

 3・22 意識がもうろうとしている。(抗ウイルス剤)リバビリンとステロイド剤の2度目の投与で病状が好転。3度目で熱が下がり、呼吸が改善。

 数日後 急速に回復し始め、エックス線写真で肺に影響のないことが分かった。体重は4・5キロ減った。(香港にウイルスを持ち込んだ)中国の医学部教授は体調不良と分かっていて、どうして香港に来たのだろう。

 3・30 気分良好。あした退院できそう。全快し次第、この憎らしいウイルスと闘うぞ。

 3・31 家に戻る。感染者を救えるかもしれないと思い、少し献血した。早く仕事に戻るため、体力を取り戻そう。(共同)


CDC:スライド原稿があるけどとても充実している ※掲示板のコピーそのままのため原文をご確認ください。
http://www.phppo.cdc.gov/PHTN/webcast/sars/default.asp
−−−−−−−−−−−−−−−
・早期高用量ステロイドが価値がある
・ネブライザーを用いない
・NPPVを用いない
・呼吸理学療法が有効
−−−−−−−−−−−−−−−
NPPVは意外だった

接触感染・飛沫感染が主で、空気感染はありえるが関与は少ない


緊急感染症情報リリース
米国内科専門医、米国感染症科専門医、英国熱帯医学専門医 日本医師会総合政策研究機構、在米研究員、五味晴美さんのサイトから
http://www.med.or.jp/kansen/sars/link.html

日本医師会サイトより
4月5日インターネット放送で使用されたスライドのPDFファイルがダウンロード可能になりました。
http://www.med.or.jp/kansen/sars/link3.html
*WHOからのSARS全般に関するコメント
http://www.phppo.cdc.gov/phtn/webcast/sars/Heymann-Slides.pdf
*WHOからのSARSの疫学情報 (2003年4月1日現在)
http://www.phppo.cdc.gov/phtn/webcast/sars/Hall-Slides.pdf
*香港の患者の疫学、治療に関するコメント
Dr. Joseph Sung
Prince of Wales Hospital, The Chinese University of Hong Kong
http://www.phppo.cdc.gov/phtn/webcast/sars/Sungs-slides.pdf
*CDCからの微生物学検査に関するコメント
http://www.phppo.cdc.gov/phtn/webcast/sars/Hughes-Slides.pdf
(アクロバットリーダー必要)

2.SARS詳細について
米国疾病管理予防センター:CDCのSARS関連の詳細ホームページである。
・疑い症例の定義 (Case definition):
  http://www.cdc.gov/ncidod/sars/casedefinition.htm
・臨床症状の詳細:
  http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm5212a5.htm
・診断:
  http://www.cdc.gov/ncidod/sars/diagnosis.htm
・治療:
  http://www.cdc.gov/ncidod/sars/treatment.htm
・検体の取り扱い方:
  http://www.cdc.gov/ncidod/sars/specimens.htm
・空気感染の予防の仕方:
  http://www.cdc.gov/ncidod/sars/res-protection.htm
・検疫に関して:
  http://www.cdc.gov/ncidod/sars/quarantine.htm
・病院内での感染対策の暫定的ガイドライン:
  http://www.cdc.gov/ncidod/sars/ic.htm
・SARS疑い患者に接触した者への対応:
  http://www.cdc.gov/ncidod/sars/ic-closecontacts.htm

米国疾病管理予防センター、CDC のSARS関連インターネット放送について
日時: 日本時間:2003年4月5日(土)深夜12時から1時30分、再放送 午前4時から5時30分 米国時間2003年4月4日(金) 米国東部時間(ET)午前10時から11時30分、再放送午後2時から3時30分
インターネット放送の視聴は、下記ホームページを参照。
 http://www.phppo.cdc.gov/PHTN/sars

米国Public Health Organization
 http://www.phf.org
 info@phf.org
 +1-202-898-5600

掲示板から。。。(4月5日追加)
英語のわかる人はWHO/CDCのSARS解説ビデオを見れば現状がよくわかる。香港のウエールズ病院の医師も参加して臨床の話も。厚生労働省は日本語版でも作ればよいのに。
(リアル・プレーア要)
ttp://mfile.akamai.com/7099/rm/cdc.download.akamai.com/6660/Videos/sars_4-4/nocapt.ram
少なくとも信用できない国内マスゴミ記事/TVよりはよほどマシ


成田赤十字病院の患者への対応

隔離室やフィルター駆使 成田で「対SARS戦」
潜伏期間が数日から一週間とされる新型肺炎。機上で感染の疑いのある患者が発生した場合は着陸後、白衣にゴーグル、医療用マスク、手袋姿の医師、
検疫官の一団が機内に乗り込む。 患者は航空機から成田赤十字へ。この間、他の乗客乗員も全員、機内に足止めされ、帰宅後も追跡調査の対象になる。特に患者から半径二メートルの座席にいた旅客には、体温測定や通院などの指示をするという。 到着後に空港で判明した場合には、患者は成田赤十字へ運ばれるまで空港内「隔離室」へ入る。八畳にベッドがぽつんと置かれた部屋だが、ウイルスを封じ込める生物フィルター付きの換気扇を設備。病院へも生物フィルター付きの特別搬送車に乗せられる。 成田赤十字では、特別の感染症入り口から陰圧空調室に入る。 室内の気圧を下げることで空気が流出せず、ウイルスが拡散しない仕組み。生物フィルターを装備し、汚水システムも独立、次亜塩素酸で殺菌されてから放出される。医師らはヘッドフードが付いた宇宙服のような空気循環式の防護服を着用する場合もあるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030405-00000115-kyodo-soci


マスク直しや手洗い消毒、ゴーグルや感染防止の訓練していない人が多く感染している(香港)

<新型肺炎>手洗いやマスク着用せず、医師ら感染 香港の病院
 新型肺炎「重症急性呼吸器症候群」(SARS)で100人以上が院内感染した香港の病院で、
感染した医療関係者の多くが手洗いやマスクの着用を徹底していなかったことが、香港中文大学とWHOの共同調査で分かった。調査結果によると、26人のうち15人が忙しさの余り患者と接触した前後に手洗いや消毒をしなかった。(毎日新聞)[4月6日19時26分更新]
[Yahoo-毎日] http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030407-00002051-mai-soci
調査結果によると、入院患者と職員の計10人以上に症状が表れた先月12日に院内で感染拡大防止措置が取られていたが、26人のうち15人が
忙しさの余り患者と接触した前後に手洗いや消毒をしなかった。マスクの位置がずれるなどしたために一時外したり、手を洗わないままマスクを触った人も15人いた。 また、ゴーグルをしていなかったために、患者のせきによってウイルスが目に入ったと思う人が7人いたほか、感染防止の訓練を受けていない人も10人おり、病院や衛生当局の対策が不十分だったことをうかがわせた。同病院の30歳代の医師は毎日新聞の取材に対し、「中国広東省で原因不明の肺炎が流行しているとの情報があったのだから、香港の衛生当局はもっと早く病院や第一線の医療従事者に必要な指導をすべきだった」と話している。(毎日新聞)[4月6日19時32分更新] [Yahoo-毎日] http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030407-00000051-mai-soci


SARSと戦うお医者さんの日記
Doctor's diary of deadly disease
カナダの新聞(トロント・スター)に掲載されたカナダと香港のお医者さんのSARSとの格闘記。香港のお医者さんからの電子メールの短いが戦慄の記述が生々しい。
ある日、プリンス・オブ・ウエールズ病院にひとりの救急患者が運び込まれる。4−5日のうちに病院内で肺病患者が激増し、同僚の医者や看護婦も倒れ、見舞い客だった人が入院する。
Unresponsive to various combinations of cefotaxime, chlarithromycin, levofloxacin, doxycylcline and Tamiflu. All microbiology is NEGATIVE (after one week). Physicians have started patients on ribovarin and steroids. As of yesterday, there were 64 patients with "atypical pneumonia" in the hospital ? a large number of whom are staff.
お医者さんとっては、まさに悪夢というしかなかろう。

http://www.thestar.com/NASApp/cs/ContentServer?pagename=thestar/Layout/Article_Type1&c=Article&cid=1035780015324&call_pageid=968867505381&col=969048872038


香港で開発されたSARSの診断・検査方法に疑問

★香港:SARSの最悪事態に備えて、病院の体制強化へ(香港発、ロイター)
ttp://asia.reuters.com/newsArticle.jhtml?type=scienceNews&storyID=2518008
HK Hospitals Brace for the Worst as SARS Spreads April 7, 2003 02:53 AM ET
香港病院行政を預かるレオン・チェ・ハンは日曜夜のTVの会見で、最悪の事態を想定して体制を固めるとした。「我々は、封じ込めがうまく言って欲しい、最悪の事態には至らないと思うが」と語った。香港は最悪の場合3000人の患者に耐えられる体制を固める。日曜日時点の患者は842人、死者22人である。患者のおよそ4分の1は医療関係者で、政府は民間の医師や看護婦を雇用する計画を進めてきた。香港で最近起こった、ユナイテッド・クリスチャン病院の院内感染では12人以上の医師や看護婦が感染した。
香港で開発されたSARSの診断・検査方法に疑問が寄せられている。行為の病院関係者がこのテストで陰性になった後でSARSに倒れたためである。


CDC/WHOの解説ビデオ(英語)

CDC/WHOの解説ビデオ(英語)に出てた香港の医師は、プリンス・オブ・ウエールズ病院の入院患者の23・2%が集中治療(ICU)、人工呼吸器の必要なのが13・7%といってる。(すみませんHP管理者未確認ですが載せておきます。)

ビデオは↓ね。リアル・プレーア要。英語力要。
http://mfile.akamai.com/7099/rm/cdc.download.akamai.com/6660/Videos/sars_4-4/nocapt.ram


★院内感染を不安視 道指定の4医療機関

 新型肺炎患者が道内で発生した場合、中心的に対応する医療機関として四病院が固まったことに対し、医療関係者から不安の声が広がっている。四病院は接触、飛沫感染には対応しているが、空気感染の恐れがある新型肺炎の対応は不十分で、院内感染の可能性が否定できないため。 道が指定した四病院は、名寄市立病院、市立旭川病院、私立札幌病院南ヶ丘診療所、後志管内の倶知安厚生病院。これらの機関は、指定エリア外への微生物などの流出を防ぐ陰圧式病室は備わっているが、「前室」はない。前室は通路と病室との間で空気の流れを遮断し、病室から微生物などの流出・流入を防ぐ役割を持つ。四病院は個々の病室が通路と直結し、指定エリア内での空気感染防止は難しいとみられる。 このうち、新千歳空港で「感染の疑いのある人」が出た際に搬送先となる市立札幌病院南ヶ丘診療所は、人工呼吸器や強心剤などの医薬品も足りていないという。このため、患者が重症になった場合、患者自身を治療設備の整った別の病院に移すか、必要な医療器具などを同診療所に持ち込むことが必要になる。同診療所の滝沢慶彦所長は「重症患者を搬送するにしても、札幌市内の他病院には陰圧式病室がなく、病院外での感染の可能性も高くなる」と指摘。他の医療関係者からも「患者の受け入れはもっと高度な医療機関が担うべきだ」との意見も出ている。 北海道新聞:4月9日紙面から


1人の患者から112人も=すさまじいSARS院内感染−香港中文  時事通信ニュース速報
1人の患者から112人も=すさまじいSARS院内感染−香港中文大 1人の新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)患者から、医師や看護師、周辺の患者らの2次感染者が112人、その家族ら3次感染者が26人−。香港中文大学の研究グループは9日までに、今年3月に付属のプリンス・オブ・ウェールズ病院(約1360床、職員約4000人)で発生したすさまじい院内感染の実態を米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンの電子版に発表した。[時事通信社][2003-04-09-05:41]
→ ttp://content.nejm.org/cgi/content/abstract/NEJMoa030685v1
A Major Outbreak of Severe Acute Respiratory Syndrome in Hong Kong
(上記のページは摘要)
本文はpdfファイルで、摘要も入れて9ページ。X線写真の図もあり。
レポートの最後に、「この報告を、我々の同僚やその家族でもあった患者たちに捧げたい」とあった。


WHO:SARS検査(診断)の開発済の三つの手法には問題もある(4月8日)

4月15日新情報:
WHO: Update 30 - Status of diagnostic test, significance of “super spreaders”, situation in China  15 April 2003
http://www.who.int/csr/sarsarchive/2003_04_15/en/
 1)WHOネットワークのメンバーにSARS診断テスト・キットを配布
 1)ハンブルクのベルンハルト=ノホト研究所が開発したウイルス検知用の「PCR」テスト・キットが、WHOの共同ネットワークのメンバーに提供(失礼:無償でした)されることが書かれている。これまでのキットよりも使いやすく、品質管理にすぐれている。
注)WHOによると、このキットはまだ患者を見逃す可能性があるが、各国でテストを重ねることで精度の向上が期待できるという。

4月8日
★ 【SARS速報】患者数2601人うち死者98人に、診断キットに限界
 世界保健機関(WHO)は4月8日、重症急性呼吸器症候群(SARS)の患者数が2601人、うち死者が98人になったと発表した。また、開発された3種類の診断キットは使用可能だが、感染後すぐには検出できないなど、それぞれに限界があるという。WHOはまた、これまでに感染が報告されている主要国の現状について、これまでの状況をまとめている。
 WHOの共同研究チームが開発した診断キットは、当初の期待よりも問題があり、そのためにSARSの迅速なコントロールが難しくなっているという。
ELISAと呼ばれるキットは、臨床症状が出てから約20日後以降でないとSARS抗体を検出できない。また
免疫蛍光検査法(IFA)検定によるキットは、感染10日後から検出できるものの、ウイルスの培養を要し、結果が出るまでに時間がかかってしまう。
ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)分子テストは、早期検出が可能だが、疑陰性が多い。 
と記事にありますが、こちらを参照PCR法での感度, 特異性 (度) ってなに???
MedWave http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a015/240891

★Available tests to detect Sars not fully reliable, says WHO
ttp://www.bangkokpost.com/News/09Apr2003_news09.html
これは他の記事中にもあって既出だが、タイの新聞がこれだけを取り上げた記事にしているので:
@PCR法は、感染の初期の患者を検知できるが、誤診が多く正確性に問題がある
AELISA法は、正確だが抗体を使うので発症後20日後でないと検知できない。だから、初期の患者の診断には使えない
BIFA法は、10日で抗体を検知できるが、ウイルスを培養するなどの手続きに時間と手間がかかる。
現在開発された三種類の検出方法では、早期に正確な検査を確実に行うことは困難とWHOは話している。
#DNA診断チップのような全く新しい方法でも実用化されないと不安が解消されそうもない悪寒


★衛生部 SARS治療法の参考案を発表 更新時間:2003年04月10日16:48(北京時間) 「人民網日本語版」2003年4月10日
http://j.peopledaily.com.cn/2003/04/10/jp20030410_27854.html
中国衛生部はこのほど、重症急性呼吸器症候群(SARS)に関する治療方法と退院の判断基準について、次のように発表した。
A 推奨する治療法
(1)一般的な治療
休養、適度な水分・ビタミン補給。力んだ激しいせきは避ける。病状の変化を細かく観察 (多くは発病後14日間、病状が悪化する可能性がある)。定期的な胸部レントゲン・心機能・肝機能・腎機能の再検査(早期再検査は3日間以内に)。体表面の血中酸素飽和度を毎日測定。
(2)対症療法
38.5度以上の高熱がある患者、激しい全身筋肉痛のある患者には、解熱鎮痛剤の使用が可能。 高熱のある患者には冷却マット・アルコール塗布などの物理的な解熱手段をとる。せきやたんの出る患者には鎮咳・去痰剤を与える。心機能・肝機能・腎機能が低下した際は、適切な処置をする。激しい息切れや、軽度の低酸素症の患者には早急に鼻カテーテルで酸素吸入させる。子供のアスピリン服用は禁止。
(3)治療には早い時期にマクロライド系抗生物質やテトラサイクリンを選択する。
(4)糖皮質ホルモンの使用の目安は、重度の中毒症状を示す場合や重症の場合とする。正しく使用し、服用量は病状に応じて調整する。子供は服用を控える。
(5)抗毒素剤の使用可。
(6)免疫機能賦活剤の使用可。
重症患者の対処・治療には、衛生部のウェブサイトを参考にする。
B 新型肺炎患者の退院基準(参考)
次の3つの条件をすべて満たすこと。解熱剤の使用なく、7日間以上平熱が続く。 呼吸器系統の症状が明らかに改善された。胸部の影が明らかに消滅した。


ンガポール:保健省が病院内SARS感染予防の規則を発表

ttp://www.channelnewsasia.com/stories/singaporelocalnews/view/37376/1/.html
Health directives to all hospitals, medical centres to fight SARS

●病院のスタッフは防御器具を使用し、正しい防疫の訓練を受けること
●病院のスタッフが体調不良のときは専用の病院で診察し、休暇などを命令
●病院スタッフは毎日の仕事の前に体温測定し、シフトのたびに体温測定
●この規則を厳守しない医療機関には保健省からキツーイお咎めを覚悟すべし

保健省はこのほかにSARS患者の扱いに関連して新規則を準備中。このなかには退院前3日間は体温が平常で、SARS患者との接触のない事、肺炎の症状がある場合、臨床的な改善が見られること、などを含む。


ドイツの私企業がSARSの迅速診断キットを14日から無料頒布 
WHOによると、このキットはまだ患者を見逃す可能性があるが、各国でテストを重ねることで精度の向上が期待できるという。

★◆2003.4.17 【SARS速報】SARS原因ウイルスの検出用キット、タカラバイオが国内で無償提供

タカラバイオは4月16日、ドイツArtus社から導入した重症急性呼吸器症候群(SARS)原因ウイルス検出キット「RealArt HPA-Coronavirus LC RT Reagents」を、国立感染症研究所など国内及び中国の公的機関に無償供給すると発表した。タカラバイオは日本国内での独占的、中国での非独占的な販売権を保持しており、国内では4月23日、中国でもほぼ同じ頃から、希望機関に対する無償供給を開始する。 この検出キットは、Artus社とドイツBernhard Nocht熱帯医学研究所(BNI)が共同開発したもの。BNIは3月末にSARS発症者から新種のコロナウイルスを単離(関連トピックス参照)。新種ウイルスに特徴的なDNA配列を同定し、ポリメラーゼ連鎖反応法(PCR)によるDNAの増幅過程をリアルタイムで検出する「リアルタイムPCR法」で、新種ウイルスを定量測定する技術を開発した。 Artus社はこの技術に基づき、医薬品の製造管理規制(GMP)に合致したキット製品を開発した。DNAの増幅開始から検出まで40分と、短時間で測定でき、検出感度が10コピーからと高い点が特徴。検体には咽頭ぬぐい液、痰と糞便が使用できる。 なお、同キットは、スイスRoche社のリアルタイムPCR装置「ライトサイクラー」専用。Artus社は既に4月14日から、米国及びマレーシア国内での無償提供を開始している。日本国内でのキット無償供給に関する問い合わせは、タカラバイオ営業部(TEL:077-543-7231)へ。
この件に関するタカラバイオのニュース・リリースは、こちらまで
 http://www.takara-bio.co.jp/news/2003/04/16.htm
Artus社のニュース・リリース(英語版)はこちら
 http://www.artus-biotech2.com/dynamic/news_anzeigen.php?id=24&sprache=en&referer=alle
同キットの詳細情報はこちらまで
 http://www.artus-biotech2.com/en/framesets/index_corona.html
MedWave http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a015/242507


★新型肺炎検出キットを無料配布 タカラバイオ、国内と中国で
 宝ホールディングスの事業子会社、タカラバイオ(大津市)は16日、香港などで集団発生している新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の原因とみられる新種のコロナウイルスを約2時間で検出できる検査キットを国内と中国で無料配布する、と発表した。有効性を確認した後、販売を始める予定で、商品化されれば世界初となる。 検査キットは、同ウイルスの遺伝子配列を10日に発表したドイツの国立熱帯医学研究所と同国の製薬会社「アータス」が共同開発した。タカラバイオは、アータス社製品の国内独占販売権を持っており、来週中にも国立感染症研究所や指定医療機関に数10セットを提供する。中国でも研究機関などに配る。 患者のだ液などに含まれるウイルスの遺伝子を「PCR法」と呼ばれる方法で増幅して検出する。キットを使えば、遺伝子を増幅するために複数の試薬を混合する手間が省け、検出時間が大幅に短縮できる。夏までに販売する予定で、価格は24回分の検査ができる1セットが10万円前後になる見込み。(京都新聞)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030416-00000100-kyt-kin

★新型肺炎:検査キットを各国に無料配布 独製薬会社など
 世界保健機関(WHO)は15日、新型肺炎「重症急性呼吸器症候群」(SARS)の原因とみられる新種のコロナウイルスを数時間で検出できる検査キットを、ドイツの製薬会社「アルタス」社とベルンハルト・ノッホ研究所が開発し、各国に無料配布を始めたと発表した。
WHOによると、このキットはまだ患者を見逃す可能性があるが、各国でテストを重ねることで精度の向上が期待できるという。 同社によると、患者ののどの粘液やだ液、排せつ物などに含まれるウイルスの遺伝子を増幅して検出する。 WHOは、SARSに対するワクチンなどがない現時点では、患者がウイルスに感染しているかどうかを迅速に判断し、隔離する必要があるとしている。このため、ノッホ研究所や日本の国立感染症研究所など世界の11研究機関が検査キットの開発を進めていた。毎日新聞 http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030416k0000e040032001c.html

ドイツの私企業がSARSの迅速診断キットを14日から無料頒布しはじめたそうです。なお、この診断法はハンブルクの熱帯医学研(BNI)が開発したものですが、まだまだ
正確な診断ができるとは言えないようです。参照サイトは以下など。
■診断キットの写真とキャプション Montag 14. April 2003, 18:42 Uhr
Detection test for the highly contagious pneumonia Severe Acute Respiratory Syndrome(SARS) at the biotechnology company artus in Hamburg, northern Germany, on Monday, April 14, 2003. Artus on Monday began distributing a two-hour test for the mystery illness that has killed at least 137 people worldwide, claiming it will make it easier to diagnose people quickly and slowthe spread of the virus. (AP Photo/Christof Stache) (Bild 1) http://de.news.yahoo.com/030414/12/3ec7m.html
■BNIが迅速診断法を開発(ハンブルク夕刊新聞の記事の抜粋) BNI entwickelt Schnelltest
Weltweit haben sich mehr als 2000 Menschen mit SARS infiziert. Angesichts dieser Besorgnis erregenden Situation hat das Hamburger Biotechnologie-Unternehmen artus GmbH zusammen mit dem Bernhard-Nocht-Institut fur Tropenmedizin ein Erregernachweis-System entwickelt, das am Montag auf den Markt kommt. Der Test weist innerhalb von zwei Stunden Bestandteile des neuartigen Coronavirus nach. (cw) erschienen am 12. Apr 2003 in Hamburg http://www2.abendblatt.de/daten/2003/04/12/145142.html
■独ヤフー・ニュースの関連記事 Freitag 11. April 2003, 21:53 Uhr Mehr als 1000 SARS-Falle in Hongkong Hongkong (dpa)
・・・Das Hamburger Biotech-Unternehmen artus stellt Laboren nach eigenen Angaben von Montag an ein SARS-Testsystem zur Verfugung, das Coronaviren nachweisen konne. Ob die mit dem Hamburger Tropeninstitut entwickelte Methode immer SARS anzeige, sei wissenschaftlich allerdings noch nicht sicher geklart.
BNIが開発した方法によってSARSを確定できるか、まだ科学的に証明されているとは言えない。 http://de.news.yahoo.com/030411/3/3e7ub.html
■ドイツの企業がSARSテストを全世界に配布(ロイター・アラート・ネットの記事) 14 Apr 2003 15:43:01 GMT German firm distributes first SARS test worldwide
http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/L14286033.htm


■ハンブルクの熱帯医学研究所
Bernhard-Nocht-Institut fur Tropenmedizin Hamburg

□ 入り口はここです
http://www15.bni-hamburg.de/bni/bni2/neu2/index.html(独文)
http://www15.bni-hamburg.de/bni/bni2/neu2/getfile.acgi?area_engl=welcome&pid=00(英文)

□ SARSウィルスについて説明しているのはここ(専門家向)
Preliminary RT-PCR Protocol for the Coronavirus suspected to be linked with SARS(英文)
http://www15.bni-hamburg.de/bni/bni2/neu2/getfile.acgi?area_engl=news&pid=620
March, 26th, 2003
Christian Drosten, Bernhard-Nocht Institute of Tropical Medicine, Hamburg, Germany

□ 同研究所についての日本語による説明、、、というか宣伝はここ(jpg画像)(一般向)
http://www.gesundes-reisen.de/imgdata/info_japan.jpg


2003.4.17 【SARS速報】WHO、世界科学会議を6月17日、18日にジュネーブで開催

 世界保健機関(WHO)は4月16日、重症急性呼吸器症候群(SARS)に関する世界科学会議を6月17日、18日にジュネーブで開催する予定と発表した。SARSの疫学的および臨床的管理の状況や研究成果を再検討し、世界的感染制御対策を討議するもの。会議には、これまでの集団発生への対応に中心的な役割を果たしている関係者、その他の公衆衛生当局から参加者を招聘する見込み。会議の報告書はWHOのホームページに掲載する予定。
WHOのホームページは、http://www.who.int/en/
MedWave http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a015/242510


【4月18日:日本感染症学会速報 
◆国立感染症研究所感染症情報センター長 岡部信彦氏: SARS流行の全体像と国内の医療・防疫体制の紹介
◆国立国際医療センターエイズ治療研究開発センターの照屋勝治氏: ベトナムの状況報告(ハノイに派遣・帰国)
◆杏林大学医学部第一内科の小林治氏: 香港の状況報告(香港に派遣・帰国)
MedWave原文 http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a015/243193

◆岡部氏:国内のSARS病原診断体制概要。感染症専門医に協力を呼びかけ
▼一般的な診断と病原診断→個々の病院が担当  ▼コロナウイルスの病原診断→国立感染症研究所とP3施設を持つ一部の地方衛生研究所が分担
 診断内容 1.PCRによるコロナウイルスの遺伝子診断、 2.コロナウイルスの分離・同定、 3.血清診断
 組織培養用細胞は既にP3施設を持つ地方衛生研究所に分与中、PCRプライマーは信頼性に問題があるため、当面、コロナウイルスの同定作業は国立感染研で実施する予定

◆照屋氏:ベトナム 患者のトリアージがカギ
ベトナムから学べる教訓
1.無防備で暴露された場合、SARSには恐るべき感染力がある。
2.しっかり感染防御をすれば、感染を防ぐことが可能
このため、患者のトリアージ(重症度による振り分け)がカギになる」という。
ベトナムでは、最初の患者がハノイのFrench病院に入院したあと、1週間で医療スタッフが次々に発症、2週間ほどで同病院は閉鎖に追い込まれた。患者はすべて隣接するBach Mai病院の一般病棟とは離れた熱帯医学研究所に収容された。 ただ収容先となった熱帯医学病院では、医療スタッフへの感染は1例も起きていない。ベトナムが感染制御に成功したのは、初期の患者全員を一般病棟から離れた準隔離環境に置いたこと、基本的な感染防御対策(マスク、ガウン、グローブなど)を徹底したこと、患者を3段階の重症度別に収容したことなど、ごく基本的な注意が徹底されたことにあった。

◆小林氏:香港、SARS診療体制構築・ネブライザーによる院内感染の可能性
香港では組織的な「SARS体制」が構築され、機能し始めている
 Queen Mary病院では、一般病床のほかに、SARSと診断された重症患者を収容する25床の陰圧のICU、SARS疑い患者専用に300床を用意している。院内感染防止のため、訪問禁止、患者も含めたマスク着用、入院病棟以外の場所への患者移動禁止、妊娠中の医療スタッフの就労免除などの体制をとっている。また、感染制御看護師、微生物学者、放射線技師、呼吸器専門医、小児科医、救急医から成る「コアSARSチーム」が結成されているという。 
香港の医療スタッフが感染拡大を招いた可能性がある反省点にあげるのが、
呼吸器に陽圧をかけるBiPAP、CPAPとネブライザーの使用。ウイルスを含む患者の体液をエアロゾル化して拡散させるため、SARS患者には決して使ってはならないようだ。Prince of Whales病院における大規模な感染発生の主因の一つがネブライザーである可能性が高いという。

MedWave原文を直接見てください。 http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a015/243193


WHO「SARSウイルス陽性なら隔離を」&CDC患者判定基準改定

【ジュネーブ=清水真人】世界保健機関(WHO)は1日、新型肺炎、重症急性呼吸器症候群(SARS=サーズ)感染の疑いがある場合の隔離基準の強化を加盟国に勧告した。従来は38度を超す高熱、激しいせきに加え、X線検査で肺にカゲが出ると隔離してきたが、今後はSARSウイルスの遺伝子検出試験も判断材料に加える。陽性と出ればX線で肺炎の所見がない段階でも早期隔離を求める。WHOはこれまで流行地域への渡航歴、高熱とせきをサーズ感染の「疑い」とし、さらにX線検査で肺炎の所見があれば「ほぼ確実」と隔離を要請してきた。SARSウイルスの遺伝子を増やして検出する方法は国ごとに方法に違いがあり、WHOは「診断法としてまだ完全とは言えない」と参考資料として位置づけている。ただ、旧来型の診断方法を補強する狙いから、隔離基準の一つとして採用を勧告することにした。信頼性強化には遺伝子検出に使う試薬などを絞り込む必要があり、WHOと主要国の感染症研究機関によるサーズ対策の国際ネットワークで診断方法の統一を急いでいる。 (01:20)ttp://www.nikkei.co.jp/news/main/20030501AT2M0102A01052003.html

5月3日:WHO変更:SARSのサーベイランスのための症例定義 (5月1日3訂)日本語訳でましたこちら  @感染症情報センター

j
WHO: Update 44 - Situation in China, revised case definition, support to national labs 1 May 2003
http://www.who.int/csr/sarsarchive/2003_05_01/en/
2)WHOのSARS「定義」改訂だけ抜粋
2)診断テストの現状では擬似陰性が出る恐れがあるため、従前の臨床的定義を保持すべきである。一方、十分な品質管理を経たテストの結果、陽性とされた患者は「可能性」として報告されるべきである。すなわち、今回の「定義」改訂の要点は、患者認定の基準を増やす一方、否定の基準は増やさないという点にある。技術的な事柄が多々あるので、正確を期すために、下のページをあわせて読まれたし。
 Case Definitions for Surveillance of Severe Acute Respiratory Syndrome (SARS)
 ‘Case definitions (revised 1 May 2003) ’ http://www.who.int/csr/sars/casedefinition/en/

WHOのSARS患者判定のための基準(5月1日改定)(概要のみ)
 http://www.who.int/csr/sars/casedefinition/en/
Case Definitions for Surveillance of Severe Acute Respiratory Syndrome (SARS)
これはCDCの出した新しい基準と同じ方向の、ラボテストを有効利用することを盛り込んだ新基準。たいへん興味深い。さらに、患者の取り消しについて制限をつけている。これを読んでいると、厚生労働省の役人と専門委員会の言ってきたことが如何にナンセンスか良くわかろうというもの。わが国も基準改定するのでしょうね。いくらなんでも無視は出来まい。

‘- No distinction will be made between probable cases with or without a positive laboratory result and suspect cases with a positive result for the purposes of global surveillance. WHO will negotiate sentinel surveillance of SARS with selected partners to collect detailed epidemiological, laboratory and clinical data.’
WHOが以前より積極的に動こうとしているのかもしれない。‘selected partners’という文言に注意したい。

2)から以下のパラグラフも。
‘Positive virus results from lab tests demonstrate that the patient is excreting virus, or its genetic material, and thus might pose a risk of disease transmission to others. Consequently, suspect SARS cases with a positive lab result (virus isolation or PCR) should be classified and reported as probable cases.’

WHOのPCRテストの判定基準 ttp://www.who.int/csr/sars/labmethods/en/
Laboratories performing SARS specific PCR tests should adopt strict criteriafor confirmation of positive results , especially in low prevalence areas, where the positive predictive value might be lower.
SARSのウイルス検知のためのPCRテストは、陽性の確定のためにために厳密に用いられるべきであり、特に(SARSの)流行の少ない地域ではそうである。そういう地域では陽性の期待値が低いわけであるから

WHOの新しいケース・デフィ二ション
ttp://www.who.int/csr/sars/casedefinition/en/
Those suspect cases in whom recovery is adequate but whose illness cannot be fully explained by an alternative diagnosis should remain as "suspect".
疑い例の患者に症状の回復が見られたとしても、その病因がSARS以外のものであると診断によって完全に説明できないのであれば、患者は疑い例として残すべきである
ーーーーーーーーーーーーーーこういうのは、どこかの国では、完全無視だな   

CDCの監視のためのSARS患者定義(認定基準)が変更されて、新しくなった
ttp://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm52d429a1.htm
Updated Interim Surveillance Case Definition for Severe Acute Respiratory Syndrome (SARS) --- United States, April 29, 2003
一番大きな変更は、ウイルス検査のラボの所見を追加したこと。PCRを含む各種のコロナウイルスの検知を認定のためのひとつの材料として明記している。この文章では、症状をマイルド、モダレート、シビアに分けて、後者の二つをWHOの疑い例と可能性例にあたるとしている。ラボのテストではウイルスが検知できなくても、それだけでは陰性判定できないとも書いていて、ラボテストを含めて総合判断しろといってるようにみえる。


8割が再発熱 WHOが香港の臨床データを公表

世界保健機関(WHO)は30日、香港の研究チームがまとめた新型肺炎「重症急性呼吸器症候群」(SARS)患者75人の臨床データ報告書を公表した。いったん熱が下がっても再度発熱するケースが全体の85%に達し、患者の20%は人工呼吸器の装着が必要なほど症状が悪化していた。高齢者やB型肝炎の感染者は、症状が悪化しやすいことも分かった。これらの患者は、いずれも抗ウイルス剤「リバビリン」とステロイド剤を3週間併用する治療を受けていた。報告によると、治療の初期段階では発熱や肺炎症状の抑制に効果があったが、症状が出てから4〜18日目には、患者の85%で再び熱が高くなった。73%の患者に下痢の症状があり、45%は発症後5〜19日の間に呼吸機能が低下した。さらに、X線写真で肺炎の症状を詳しく調べた結果では、発症後3〜13日の患者の80%で症状が悪化していた。患者の20%は、呼吸機能の急激な低下で、人工呼吸器の装着が必要になった。一部患者の鼻やのどの粘膜からウイルスを採取して調べたところ、症状が出てから10日間はウイルスの増殖が続き、明らかに減り始めるのは15日を経てからだった。治療の開始から10日後の患者では、全員の便からウイルスが検出され、5割の患者の尿からもウイルスが検出された。同3週間後になると、便からウイルスが検出された患者は全体の3分の2、尿からは同2割に低下していた。また、WHOは「
年齢やB型肝炎ウイルスの感染の有無が、重症化する重要な要因になっている」と指摘している。 【江口一】[毎日新聞5月1日] ( 2003-05-01-19:56 )ttp://www.mainichi.co.jp/news/selection/20030502k0000m040082000c.html

★この記事はWHOのサイトにある↓のことを言っていると思われます
http://www.who.int/csr/sars/prospectivestudy/en/index.html
Prospective study of the clinical progression and viral load of SARS associated coronavirus pneumonia in a community outbreak
これは、香港の患者の中でも、重症者の多いといわれる、アモイガーデンの患者について、医師団がまとめたものを、医学雑誌ランセットの発表したもので、WHOはそのサマリーを掲載。WHOのサイトにはグラフなどの表示あり。

掲示板から注:
8割が再発熱ってのは誤解を招くね。これはSARSが軽快した後に再び発熱するって意味じゃなくて、最初の発熱が3ー4日めに下がった後8ー9日目に再び発熱するって意味だよ。3週間目に入って、20%の患者が急性呼吸不全状態(ARDS:acute respiratory distress syndrome)に陥るんだね。


◆中国のSARS研究者と看護師の奮闘記(婦長さんの日記)

★中国のSARS研究者の奮闘記
http://www.newsday.com/news/nationworld/world/ny-hslab0506,0,2119169.story?coll=ny-worldnews-headlines
A Chinese Lab's Race To ID And Halt SARS
中国国内のSARS研究者の今までの活動振りを紹介したもの。このルポの主人公になってるビという研究者はアメリカのCDCで訓練を受けた経験があるとあって、本格的な研究者のようにみえる。2月に広東省に「謎の病気」の調査に行くが患者の血液をラボに持ち帰ろうとすると地方官憲に止められ「衛生大臣の許可が無ければ駄目」といわれるとか、随分なことが書いてある。中国のラボでは研究者はあまりマスクをしていないチェイン・スモーカーが多くて、タバコはSARS予防のため、とかジョークをいいながらやっているというような記述もあって可笑しい。中国の研究者のレベルは(設備は別問題だが)低くは無いようにみえる。

★死と隣り合わせのSARS治療〜広州市第一人民医院・張積慧婦長の日記から(中国人民日報日本語版)
http://j.people.ne.jp/cehua/20030430/sarshome.htm


SARS治療薬、世界から40社参加し開発急ピッチ
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20030507AT2M0601206052003.html
この日経の記事は誤っていないが、他の外電記事が散々報道しているUSARMIIDのコメント、最近の発見ではインターフェロンと、システリン・プロテアーゼ阻害剤にウイルス増殖を止める効果が見られた、という部分を削除するのか不思議 Army lab hunts for SARS cure
ttp://www.orlandosentinel.com/news/custom/science/orl-asecsarscure04050403may04,0,5078612.story?coll=orl-news-headlines

アメリカNASDAQ:シクローン製薬の株価急騰、中国がSARS治療に採用との発表で
SciClone Jumps as China Uses Drug for SARS May 06, 2003 4:33:00 PM ET
NEW YORK (Reuters) - Shares of SciClone Pharmaceuticals Inc. (SCLN) jumped 17 percent on Tuesday after the company said its antiviral drug Zadaxin is being used in China to combat SARS. シクローン製薬社の株価が17%高騰した。これは同社の製品である抗ウイルス剤 Zadaxin を中国がSARS対策に使用との発表を受けて人気化したため。この薬品はリバビリンなどと同様に免疫機構の改善をねらったもので、体内のプロティンを真似て合成された薬品だが欧米では市販が認可されていない。リバビリンのような副作用は少ないとされている。同社は米国内ではこの薬品をC型肝炎の治療薬としてインターフェロンとの併用で使えるようにしたいとしてきた。ttp://news.moneycentral.msn.com/breaking/breakingnewsarticle.asp?feed=OBR&Date=20030506&ID=2525062


●排泄物からウイルス検出
(抜粋:)沙田のプリンス・オブ・ウェールズ病院8A病棟の胡志遠・内科主治医は9日、SARSをまだ発症していない感染者からもウイルスが広まる可能性があるとして、「完治」後も一定期間隔離を続ける必要があるとの見方を示した。隔離されている一部の感染者の糞尿からコロナウイルスがまだ検出されることから、発症していないにもかかわらずウイルスは体内で大量に繁殖している可能性があるという。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030410-00000029-nna-int
★CDCのFAQから (4月16日)
Q:患者は、いつまで感染力があるの?  
A:現時点の情報では、患者に症状のある期間に感染力があるというのが、最もありそうにみえる。症状とは咳やくしゃみや高熱のこと。しかし、症状の出る前、症状のおさまった後に、どのくらいの期間、感染力があるかという可能性については、よくわかっていない ttp://www.cdc.gov/ncidod/sars/faq.htm


科学者の推測:60歳以上でSARS感染なら、半分は死亡するttp://www.dailytelegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2003/05/07/wsars07.xml&sSheet=/news/2003/05/07/ixworld.html
Half of over-60s who get Sars will die, say scientists
ランセット掲載の、香港とロンドンの科学者の死亡率の推測記事から。老人がこれを読んだらどんな気分になることかと。そういえば、「実力政治家」は大体高齢者。
★WSJ:老人(60歳以上)のSARS致死率は55%に上る
ttp://online.wsj.com/article/0,,SB105227087656641900-search,00.html?collection=wsjie%2F30day&vql_string=SARS%3Cin%3E%28article%2Dbody%29
SARS Death Rate as High As 55% in Older People
既出のランセット掲載記事の紹介だが、WSJらしい、短いが山葵の利いた文章で掲載。企業の幹部などには結構WSJの購読者がいるから(以下略)
60歳以上の致死率43% 新型肺炎で患者調査
新型肺炎(SARS)の致死率は60歳未満だと13・2%、60歳以上では同43・3%に上るとの研究結果を英ロンドン大などのグループがまとめ7日、英医学誌ランセット電子版に発表した。世界保健機関(WHO)の集計では、全体の致死率は現在7%程度だが、今後上昇する可能性があることを示した。香港で4月28日までに報告された1425人の患者について調べた。調査結果によると、感染から発症までの潜伏期間は平均6.4日と推定され、発症から入院までは3−5日で、流行初期は入院は遅かった。現在入院している人の今後の病状の推移などを考慮すると、致死率は60歳未満だと最大で13.2%、60歳以上では同43.3%に上る。別の計算方法では、それぞれ6.8%と55.0%。入院から死亡までは、平均で35.9日。回復する場合は同23.5日で退院した。(共同通信)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030507-00000078-kyodo-soci


退院した人の記憶力減退
香港におけるSARS感染者が病院を退院した後もいろんな影響がでているようです。そのひとつは記憶力の減退。それと肺臓に傷が残っている人もいます。香港中文大学内科及び薬物治療学系沈主任は「これらは薬の副作用によるものと考えられるが現状では仕方のないこと」とコメントしています。命を救うのが先決ということでしょう
http://www.zaobao.com/special/pneumonia/pages1/pneumonia060503zd.htmltyachaさんのメーリングリストから


防護服の着脱や清潔不潔についての情報

◆防護服の脱着に関する情報です。(掲示板から)
以下は、仙台検疫所さんのHPですが、その中に防護服の脱着について写真付きで掲載されています。
これは、エボラ出血熱の調査に当たった仙台検疫所岩崎所長が研究報告としてまとめられた一部を掲示したものです。
http://www1.odn.ne.jp/~cam03090/bougo_01.htm
なお、写真中の予防衣は、手を後ろに回さなくともガウンの胸の部分を引っ張っただけでクビの後ろのマジックテープが外れるように出来ています。またフェースガードは帽子につけるもので、ゴーグルと違って頭痛もしません汚染しにくい様式となっているそうです。商品名は、プレコーションセットと言うそうです。

ガウンテクニックと手袋・手洗いについて
ガウンテクニック (脱ぎ方も書いてあります。)広島国際大学看護学科さんのHPから
清潔域、不潔域なども記載されています。
http://www.hirokoku-u.ac.jp/int/crystal/~katayama/kansen/kansen5.htm
http://www.hirokoku-u.ac.jp/int/crystal/%7Ekatayama/index.html
↑動画を見るためのQuickTime 4は広島国際大学看護学科さんのHP表紙からダウンロードできます。

★手洗い・手袋の方法 (医学書院・週刊医学会新聞さんのHPから)
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2002dir/n2495dir/n2495_11.htm


タイム誌 4月27日カバーストーリー「SARSの真実」レモニック、パーク記者
ttp://www.time.com/time/magazine/printout/0,8816,447169,00.html
今までのまとめ記事。2200語。いくつか気になる記述。(抜粋)
CDC scientists reported last week that the virus can survive as long as 24 hours outside the body: doctors and nurses who touch their protective gear while changing into regular clothing may be unwittingly exposing themselves and others to the coronavirus.
CDCの科学者の先週の報告によれば、SARSウィルスは体外で24時間生存できる。そのため、医者や看護婦は、通常服に着替えるときに防護用具に触ると自分や他人をSARSウィルスの危険にさらすことになる。
24時間は4日間になりましたが、防護用具の扱い方(ガウンの脱ぎ方)や手袋の脱ぎ方が重要になってくるのであげておきます。


CDCのQ&Aが改定更新された(5.15)
http://www.cdc.gov/ncidod/sars/faq.htm
Questions and Answers on SARS

更新された項目は下記の通り:

What does "close contact" mean? NEW!
Are there any travel restrictions related to SARS? UPDATED!
What is the mortality rate for SARS? UPDATED!
Testing (4 questions) NEW!
Travel and Quarantine (14 questions) UPDATED!
The Outbreak (6 questions) UPDATED!

CDCのQ&Aに追加された「親密な接触とは何か」がたいへん具体的。

「親密な接触」とは、以下のようなことを言う:

◎同じ家に居住するような近接した対人関係
◎キス、抱擁、1m以内での距離での会話
◎食器などを共用するような飲食
◎医療現場での診察

「親密な接触」ではないものは、例えば以下のような例:

○短期間の待合室での同室
○オフィスなどでの短時間の同室
○連れ立って歩くこと


PCR法の偽陰性について(5月19日)

【シンガポール:新たにSARS患者発生ーーSARS封じ込め宣言の直前に】
http://www.channelnewsasia.com/stories/singaporelocalnews/view/40060/1/.html
One new SARS case reported in Singapore

シンガポール政府は新たにSARS患者が発生したと発表し、この患者に関連して追跡調査を進めるために氏名を公表した。患者はChong Kianという名の 39歳のシンガポール住民(マレーシア出身)だが政府はこの患者の感染経路を公表していない。

政府の発表では患者は11日と12日にPCRテストを行い、その結果は 陰 性 であったが、さらに診断を進めて16日と17日に行ったPCRテストでは結果が 陽 性 となった。

さらにけさ行ったPCRテスト結果が陽性であったので、WHO基準に従って、患者は「可能性例」に診断する。患者は5日に体調不良となり11日にSARS専用病院に入院した。この患者は4月18日、5月1日、5月5日にマレーシアを訪問しているので、追跡調査をマレーシア政府にも要請している。


カナダの勤務隔離について

トロントでは症状がなくてもSARS可能性例患者と接触したらしい医療従事者と医療補助員は、
「勤務隔離 "working quarantine"」 をするそうです。

患者の周囲で仕事を続けながら、
○通勤時の公共輸送機関の利用を禁じ、
○勤務中は手袋、 ガウン、マスク、ゴーグルを着用しなければなりません。
○そして、新しい患者を診療する たびにそれらを交換しなくてはなりません。
○これらの医療従事者は家庭では友人や家族 から自分自身を隔離し、
○睡眠も食事も単独で行うよう指示されています。
○彼らの周囲に 他人がいる時はマスクを着用しなくてはなりません。
(公衆衛生ネットワークHPの翻訳から引用) http://home.att.ne.jp/star/publichealth/

http://edition.cnn.com/2003/HEALTH/05/26/sars.wrap/index.html
Toronto traces SARS cases to 96-year-old patient  How hospitalized man caught disease remains unclear
Tuesday, May 27, 2003 Posted: 0054 GMT ( 8:54 AM HKT)

詳細?
http://www.nygh.on.ca/pr_sars_quarantine.htm