・9000ESのチューンアップのページへようこそ。2002.01.04暫定版+2002.02.10追加
DVP-S9000ESをいじりまわした結果、音がよくなったと本人が勝手に思い込んでいるだけの可能性も大いにありですのでそのつもりで読んでください(もともと筆者はラジオの修理・製作がおもな趣味のため、あいにくラジオを聞く耳しか持ち合わせていません)。

・音をよくするためには
機器の音をよくするために、ビスを変えたりインシュレーターをかましたり、何とか処理のオペアンプに変更したりとあの手この手のチューニング方法があるようです。これらの方法を大きく分けてみると、

1.抵抗、コンデンサーやオペアンプなどのパーツ交換による方法
2.セットに重石を載せたり、インシュレーターを用いる等、筐体の細工
3.DVD/CDドライブ(9000の場合はFXメカ)自体のチューニングによる方法

になるかと思います。電源ケーブル変更はさしずめ1にあたるでしょうか。で、これら1から3の項目のうち、音質に寄与する割合が大きいのはどれだと思われますか?寄与度が高い順に番号をつけると、3・2・1となります。それぐらいDVDドライブはプレーヤーの音質に重大にかかわっているのです。ところが現在市販されているDVDプレーヤーを見てみると、音質パーツを使ったりステンレス・ビスを使ったり、筐体に細工をしたりしてあるものをみかけはするものの、この重要なドライブに音質的配慮を払っていると見受けられるものにお目にかかったことが少ないのは不思議です。また、配慮を払ったように見えても実際に出てくる音がしょぼいものもあります。9000ESのFXメカについている蓋はまさに、これ、張子のトラです。ということで、9000ESのチューンアップの手始めはドライブのチューンアップと行きましょう。

まず、現状認識ですが、9000ESの音(ラインアウトの音です)は
・ボーカルが前に出てこないし、音に切れがない。
・低音にしまりがない。高域の広がり感がない
・低域がひずみっぽい。そのため、力強く出ているような印象(錯覚)を与えている。
といったところでしょうか。ただしこれはx5000と比べてのことで、他のDVDプレーヤーと比べればそれほど悪くない(というか他のDVDプレーヤーは造りがしょぼすぎてチューンアップする気も起こりません)とおもいます。いや、そんなことはない、と思われる方はこれ以降の記事は何の参考にもなりませんのでそのまま9000を使い続けてください。そのほうが保証も受けられてあとあと何かとよいと思います。逆に以降の記事を参考に改造なさったばあいには.保証が受けられなくなる可能性がありますので自己責任にてお願いいたします。

別のコラムで音質には筐体の強度が関係しているということを書きましたが、DVDドライブ自体にもこのことが当てはまります。FXメカは強度があるようで意外と強度不足です。また。全体がボックス形状になっており、これも音質を悪くしています。そこで、強度アップを図ることを検討します。最終的にはあの、ピラミッドのような変な格好をした蓋をとりはらい、アルミの板におきかえました。また、途中経過で、蓋を取り去った状態の音も確認しました。結果は以下のようになりました。
オリジナル蓋無しアルミ板
ボーカルの抜けの良さ
×
低域のしまり感
×
×
×
高域の広がり感
×
低音のひずみっぽさ
×
低音の力強さ
×

オリジナルの蓋も低域には寄与しているようですが、高域の広がり感を阻害しているのも事実です。SACDの、あの“ふわ-っ”とした感じはむしろ蓋がないほうが得られます.ただし、力強さはなくなります。それに比べ、アルミ板によるFXメカの補強は効果絶大です。ただし、低音のしまり具合の悪さはいかんともしがたく、これは別のチューニングが必要です。今回のチューニングの写真を下記に示します。


・手元にあった5mm厚アルミの板を蓋の外形に合わせて加工しました。この板で蓋をしたら、トレイが出てこなくなってしまいました。よくよく見たら、ディスクを吐き出す時にトレイ部分が6mm程度本体より高くせり上がることが判明.急遽すペーサーをかまして蓋を取り付けました。そのため、本体との間に6mm程度の隙間があいています。左上の写真はオリジナルの蓋、右上はアルミの板を取り付けたところ。左下はそのアルミ板のアップ。右下はオリジナルとアルミ板をそれぞれ裏返しにしたところ。

ディジタルアウトやオーディオ基板等もチューンアップすれば更によくなるのですが続きはまた時間の取れるときに行います。

ご注意!今回のチューンアップとは関係ありませんがすでにX5000で経験された方もおられると思いますが、9000も同様に、足を浮かせたままにしておくとゴムの部分だけがポロりと剥がれ落ちてしまいます。くれぐれも足を浮かせたままで設置しないように

その後の改造<2002.02.10>

ピックアップからのノイズ(レンズの振動により発せられる高周波ノイズ)を吸収するためにアルミ板の裏面にフェルトを貼る事にした。ただし、そのままフェルトを貼るとトレーがアップした時にタッチするため、アルミの厚さを3mmとし、約3mm厚のフェルトを貼った。スペーサーは10mmのものがあったのでこれを使用した。ただ、フェルトを貼っただけでは3mm厚のアルミ板は振動するので先端2箇所にコインをブチルゴムで貼り付け、共振を抑えている。

細工を施したアルミ板


10mmのスペーサー


アルミ板を取り付けたところ


その他、振動によりノイズが出そうなところに対策を施しました。たとえば、写真では少しわかりづらいですが、一番最後の写真の上部に写っている大きな黒いコンデンサの下部にボンドをつけてプリント基板にしっかり固定しています(白く見えているのがボンドです)。気のせいかもしれませんが音の歪が減少したように感じます。

メールはjnkei@yahoo.co.jpへ

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