BCL on MW for Trans Pacific  

TP レビュー



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容量上、音の本棚を改編しました。
TPの多くの局はWaveでも聞くことができますし、最近は遠隔操作で現地での受信も可能になっています。音を公開するのは特別な場合を除いて必要性も薄れてきているように思われます。
今まさにDXの概念が根底から崩れたと言ってもよいかと思います。聞いたこともない局を簡単に耳にすることが可能になっています。
このような状況下、DXの原点に立ち返り、伝播状況を観察することを主眼に、結果を伝えていきたいと考えています。最近は電磁帯のホールの発見や、2012年12月の天体の一列順行で電磁帯に変化をきたすのか、何もおきないのか興味ある事象が控えているこのごろです。したがって電磁帯の変化については、MWではTPの伝播に現れやすいのではないかと考えられます。近隣諸国の障害はありませんし、反射回数も他より多いので有利ではないかと思っています。
伝播状況の異常な変化の有無を頭の片隅に置きながら、ここ名古屋市で伝播の定点観測を続けていきたいと考えております。

*2009年秋〜2010年春の状況*                              *2010年秋〜2011年春はこちら
                                                  *2011年夏〜2012年春はこちら

1)概況
 2009〜2010年のTPは北よりルートが全開で東海岸もマサチュセッツからフロリダまで点々と聞けました。これらの地域の一次伝播での受信は初めてでした。しかもこれらを飛び越えてバミューダやカリブ地域さらにベネズエラまで確認できたことは、驚嘆に値します。多くが4桁の高い周波数が中心で、30年前に受信したカリブは3桁の周波数が中心でしたので、明らかに当時とは趣が異なっています。また東北部のケベックやニューヨークは30年前の受信は2次伝播でしたが、今回は1次2次とも受信出来ました。しかも東海岸は12月までは月3〜4回の頻度でオープンしました。夕方の1次伝播が不感の1月でも22時過ぎに東海岸がオープンし大変驚いた次第です。
 受信地域がWAーTXラインより東側が中心(時にミシシッピー以東)となり、CAやAZは1月中旬までは稀にしか聞こえないという前代未聞の状況を呈しました。2月以降は北よりルートから例年のルートに戻ったようですが、北よりルートは健在で、たぶん頻度が少なくなっただけと考えています。これらの事は黒点ゼロの連続記録など太陽活動の極小期であったことと大きく関係していたと思われます。

2)月毎の受信状況
 秋の始まりは何故か1090kHzのWAのKPTKとNCのWTSBで幕を開けたのですが、中間周波数がオープンしたのは、この1日だけで、以後9月20日過ぎに黒点が現れるまではほとんど1500kHz以上の高い周波数中心のオープンでした。しかも聞こえるのはワシントンからテキサスのラインの東側が中心で北よりルートは春の3月及び4月の状況を踏襲していました。9月20日過ぎに黒点が現れた時期は、高い周波数はだめで1100kHz台がオープンしました。10月に入ると再び黒点ゼロとなり、10月3日に夢のフロリダが出現しました。これも1500kHz以上の高い周波数が中心でした。この傾向は続き次に黒点が現れ始めた10月20日過ぎから3桁のチャンネルでも聞こえ出しました。それ以前は例年のように全く3桁の受信は出来ませんでした。10月23日以降は1200kHz以下が良好で西海岸(WA中心)も含めた全地域が活性化した状況を呈しました。東海岸ルートは健在で周波数が低くなっただけの状態となりました。この傾向は11月も続き、東海岸のみならずベネズエラや再びバミューダを確認できました。11月下旬から再び黒点はゼロが続きました。TPは11月28日を境に活性化がなくなりポツポツとした受信しか出来なくなりました。それでも相変わらずWAーTXラインの西よりの地域は稀でした。CA各局は1月17日以降活性化し、1630のXEUTは2/2に今シーズンの初受信という具合でした。
 2月以降は例年の如く高い周波数で西海岸が恒常的にオープンしました。それでも中西部や東海岸は3月も4月も月1〜2回オープンし東海岸の最終受信日は4月1日でした。メキシコもこの時期になってたくさん受信できました。しかしハワイはほとんど壊滅状態で1500kHzのKUMUすら空耳レベルがやっとという状況でした。

3)北よりルートについて
 北よりルートですが、今年はちょうどうまい具合にアラスカ北部からアメリカ大陸中部の北部地域がこの伝播に関与したと考えています。未曾有の東海岸のオープンでありバミューダにもつながったし、米国北西部が良好で、南部フロリダそしてカリブにつながったと考えています。ただ今回の伝播でベネズエラだけは良くわからない状況にあります。普通はテキサスーキューバーベネズエラのルートと思っていますが、カリブがオープンしていたときはテキサスは全く不感でした。他の伝播ルートがあるのか、散乱なのか確認できませんでした。何せ今回の受信の中でキューバは全く影もありませんでした。東京以北では確認されているようなので、名古屋まで届かなかったのかも知れません。(^^) この点を除けば予想範囲にありました。
 カナダも今まで東京以北ではアルバータ州の受信例がたくさん出ているのですが、当地では低い周波数の受信は大変困難で、昨年までは1局しか聞こえなかったのですが数局受信でき、しかもケベック州まで各州がつながり確認できたことも、北よりルートのオープンの賜物と思っています。

4)今シーズンの伝播の特徴
 2009年の3月に米国北西部地域の異常伝播に気がついて以来、米国南部やカリブを予想しチェックしたことがバハマの受信につながりました。その結果を踏まえ夏にPerseusの導入に踏み切り、秋のDXは芋づる式に収穫できたのも今年の大豊作の大きな要因となりました。Perseusの導入がなかったら数局の受信で終わっていたと思います。
 今シーズンの受信で伝播を考える上で大きな収穫がありました。それは一次伝播を受信していて聞いていた局がf/outした後で次に浮かんで来た局は、最初に聞いていた局の東南に位置することが度々おきました。例えば1540kHzのWDCDの後はRIのWADKでした。ニューヨークのAlbanyからNewportに移動したわけで、時間経過とともに伝播の中心がルートの先へそしてより東により南へと移動したことです。良好な伝播地域が時間経過とともによりルートの先へさらに東へ、南へ移動することのメカニズムは私の知識では考えられない事象です。以前にも二次伝播で1500kHzを受信していたらMNからMI, そしてWashingtonDCへと受信地域が時間とともに移動したことがありました。その時はあまり不思議に思わなかったのですが、今回先ほどのAlbanyからNewportへの移動は高い周波数でしたがE層伝播と思われる低い周波数でもいくつか観測できました。
 地理的に東の地域が受信できるということは伝播反射地域がより北に移動するということで、時間経過とともにE層の電子密度は北の方ほど下がっていくはずなので理解できない現象です。しかし今回いくつかの事例を目の当たりにしました。通常グレーラインに沿って東から西へ良好な受信地域が移動することはよく知られた現象と思います。したがってこれとは逆移動です。DXシーズンの秋の夕方早い時間ばかりでなく、今回年が変わって1月に22時(JST)過ぎにも東へ移動した事例に遭遇しました。そして30年前と同じ1月にケベックを確認できたのは偶然でしょうか。何よりもより東の地域の受信が出来ることはうれしい限りです。東海岸やカリブ地域の受信はすべてこの良好な伝播域の移動によるものであったと思っています。今シーズン初めて確認できたことですが、おそらく今シーズンのみの出来事ではなく毎年起こっているのではないかと思います。多分このような伝播が起きる頻度が今シーズンは多かったと考えています。


5)伝播の連続性について
 TP受信は事象的にはFMのインスポに似ているようです。一次伝播であれ二次伝播であれ時間的には短く、良好な受信が出来る周波数、地域は限定的です。しかもその周波数、地域は時間的経過で移動します。FMのインスポの場合は不連続で予測が立てられないのですが、TPの場合は明日の予測が立つということが決定的な違いです。この良好な受信域が移動するということが大きな特徴で、移動は時間、日、月、年単位で起きています。
 超DX局の受信であれ常連局であれ、TPは連続性の法則で廻っていると考えています。ルートについては後述しますが、今日CAがオープンしていて次の日に東海岸が開くということは、経験上ありえません。徐々に北よりルート、さらにそのルートの先がオープンしていくことになります。この徐々の移動が時間であったり、日であったりするわけです。CAの次はWAであり、その次は中央部、その次は中西部そして東海岸と移行していきます。又TPが聞こえる時は連続して入感するけれども入らなくなると一定期間連続して聞こえなくなります。これもまさに連続的であるということです。この連続性こそが予測を可能にしてくれる基となります。 今の状況から1時間後はどのようになるか、明日はどのようになるか、1ケ月後はどのようになるかということです。



6)伝播ルートについて
 今年は北よりのルートがオープンして東海岸が良く聞こえているが、どのように変化していくだろうかは日日の変化、月々の変化(季節変化を考慮しながら移動すなわち変化)を見ることで年変化も推測可能と考えています。データを見ていただければお気づきかもしれませんが、東海岸のオープンは限定的であり、日、時間、周波数ともにごく狭い時間、範囲でおきています。しかも複雑なのはこのオープンが同時に複数で起きることも何度か経験しました。CAとNYが一緒に入るということもおきています。また2月12日にはメキシコとMN/WIが同時にオープンしました。
 例えばTPでテキサスが聞こえるときも限定的ですが、CAばかりの入感からさらに北よりのルートのWAやTXにいたる内陸がオープンするときは、明らかに電離層の良好な伝播地域がより北に移動したこととなります。さらに北よりに移動すれば米国北西部ー南部フロリダーカリブルートとなるわけです。当然さらに北よりルートとなれば東海岸北部ーバーミューダルートとなります。やっかいなのは
ここに極北の磁場がこれらのルートをどこでカットするかによって、北の限界つまり東の受信できる範囲が決まってくるということです。ここの部分は受信して初めてわかるところなのですが、それ以外については、現在どこそこがオープンしているから、今後受信できる地域の推測は出来るのではないかと思っています。その背景には良好な伝播域の移動については一定のルール規則性があるように思います。この規則性こそ、ある程度明日の予測を可能にしてくれるものと考えています。TXのオープンは偶然でなく、この規則性の中でおきている事象と考えています。
 中西部や東海岸ルートのオープンも、この規則性のなかにあると思っています。TXのオープンは多くの事例もありこの規則性の正体はわかりかけていますが、中西部、東海岸の一次伝播は今年が初めての経験で過去の事例は少ないのですが、今年の事象からすると、TXの規則性と大きく逸脱してないなと感じております。連続性の法則の中で、良好な受信域(ルート)が時間的に、又日にち毎にどのように移動していくかを見極めていく、これがTP受信の付き合い方だと思っています。
 伝播の移動とルートの関係では、移動によって時間経過で良好な伝播地域がルートの奥へそして東へ移動するという事を申し上げました。つまりこれをDX受信に使ったり、検証する時に利用できます。例えば9月13日に受信したアルゼンチンはどのルートで伝播してきたかという事を検証できます。アルゼンチンはルート的におおよそ全方位となるわけですが、F/OUT後に受信できたのがバミューダでした。したがって移動の法則を当てはめれば、米国中西部ーカリブ海ーアルゼンチンというルートであったと想像されます。逆にアルゼンチンのオープンのあとは移動伝播が起きれば東海岸受信の可能性もあるという事になります。

7)伝播の種類について
 伝播地域は移動するという観点で見ると、伝播には移動・拡大・停止・消滅があるという事になります。特に今シーズンはこの時間的移動をしばしば確認できた事は前述しましたが、経験上西海岸の受信においては、広範囲の伝播となり、移動も少ない気がしています。これが内陸の伝播やメキシコ以南となると時間的にも周波数的にも限定されていき、狭くなりかつ短くなる傾向があるのではないかと思っています。この点については今後も事例を集めて確定したいと思っています。今後の課題でしょう。ただニ次伝播は広範囲に開くようで時間経過で拡大となっているのかもしれません。事実一次伝播が長く続いて遅くまでオープンしたときは内陸受信が出来ている時も時間経過とともに受信範囲は移動から拡大に転化する傾向にありました。
 必ずしも移動が毎回起きるという事はなく、停滞や消滅もかなりの頻度で起きています。いつどのような時に移動が起きるのか、移動にならず停滞や消滅になるのはどんな時が多いのか、この点については大きな課題を頂いたと思っています。さらに複数の地域の同時オープン(2月12日)では一方は移動(メキシコ)、一方は停滞(MN/WI)という事も確認できました。移動についてもシーズンの初めとか前半及び後半ではどうも違うようで、考察にはさらに細かな事例の積み重ねが必要と感じています。特に3月や4月はこの規則性がルーズになる傾向が見られました。
 この時間的移動などの変化はペルセウスを使用して初めてわかってきたことで、今までTPについての伝播の知識が断片的で何もわかってなかったという事をあらためて感じた1年でもありました。

8)伝播サイクルについて
 時間のサイクル、日のサイクル、月のサイクル(季節変動と呼ばれているもの)、年のサイクル、があってこの言い方はある程度的を得た言い方と考えています。TPはある程度日のサイクルがはっきりしていて、良好な受信が何日か続きます。もちろん細かな部分では、周波数や地域は異なっている場合が多い(もちろん継続の場合もあるのですが)のですが、それらを1サイクルと見た場合そのサイクルで北よりのルートのオープン、つまり良好な伝播をもたらす地域が北よりに動くのは規則性があると考えています。したがってTXのオープンは偶然ではなく、必然といえます。
 東海岸のオープンも同じ規則性の中にあると思っています。これを捉えられるかどうかがTPDXの成果に結びつくと考えています。データの中の580kHzは1日、しかも高々1時間あまりの出来事です。時間と周波数は限定的なので見逃す可能性の方がはるかに高いといえます。まさにこの周波数における東海岸オープンは七夕的です。別の日は1190kHzであったり、1540kHzでおきています。そして東海岸のオープンした日は不思議と月のサイクルで1ケ月毎でした、1日(10月は3日)と15日、24日です。それぞれ9月、10月、11月のこれらの日と東海岸がどこかの周波数で確認できました。
 カリブは少し違ってこれらの日と少しズレをきたして受信できました。カリブは米国中西部ルートの延長になり、ルートの違いが原因と思います。黒点が多く現れた11月下旬にこのパターンが崩れ12月は季節変化も加わり確認できなくなってしまいました。12月以降月サイクルは変化し1月から4月まではほぼ同パターンとなりました。この月サイクルは次の受信を考える上で大きな要因で、中波のみならず短波でも今までDX受信はこの方法を取ってきました。今回東海岸の受信においても一致したことに大変驚いています。これらの日以外にも受信できたことはありましたが、信号も弱く強さからすると月サイクルのパターンは生きていたということにほかなりません。月サイクルのパターンでどこか入っているはずと思って聞くのは、その気持ちが伝わるのか不思議と聞こえてきました。
 今までですとこれらの受信に出会う確率は低かったのですが(受信機の台数に比例?)、ペルセウスによって顕在化したと思っています。七夕的伝播も一網打尽に出来る機能はすごいといわざるを得ません。といってもやはり伝播の規則性に基づいてチェックすることの重要性は変わらないと思います。今年のように太陽活動の減少期には、電離層の電子密度も低下し、それがより北よりの伝播を
助けた様ですが、メカニズムについては今後の推移を見て検証したいと考えています。

9)伝播についての補足事項
 伝播の連続性こそ予測につながるものであって、DX受信には欠かせないものです。しかし中には連続性から外れるオープンの日が年には何回かあるのも事実です。このような日は重要で普段聞けない局が聞こえたりします。電波は時には曲がる、ということでしょう。私はこのような伝播を荒れた日と称しています。TP各局はANTに指向性を使っている局が多くあり、よく受信できる局というのはこのANTが日本に向いている場合が多いものです。したがって過去の受信例を見れば聞こえる局は推測がつくものです。したがって日本にANTが向いてなくてなかなか聞こえない局でも聞こえる時があるのも事実です。これが荒れた日で珍局との遭遇の確立が高くなります。荒れた日の出現は太陽活動が低調なときは経験上少ないのではないかと思っています。しかしCAがオープンした3月でもこの荒れた日を確認する事が出来ました。これがTP受信の面白さを倍加させている要因と思っています。
 また今年は太陽黒点数ゼロが何日も続いたということとDXできたことと大いに関係しているのではないかと思っています。今後の推移をみなければ結論は出せないでしょうが、2009年4月のDXの終息日は4月18日でした。まさに黒点ゼロ日の連続が途切れた頃と符合しています。
 低い周波数の一次伝播は、2008年の秋には普通に受信できたのですが、明らかに2009年2月以降は不調で、太陽黒点数ゼロの影響で伝播周波数に大きな変化をもたらしたのではないかと思っています。10月中旬以降になって通年の状況に徐々に戻ってきたのですが、例年の強さはありません。30年前にもカリブは受信しているのですが、その時は低い周波数が中心で、今回の状況は経験がありません。一次伝播の東海岸も初めてです。これらが年サイクルというものかと思っています。

10)受信地域による受信差について
 一次伝播と違って、二次伝播は日本全国受信差はあまりないのではないかと思っていました。しかし今回2月12日の受信にあるように、他地域ではMN/WIは受信できなかったことは大きなショックでした。東京とは差があっても名古屋以西ではそんなに差はないと思っていました。一次伝播やミシシッピー以東の受信に関しては送信地域が狭い範囲に限定される事からして、受信している地域に差が出るという事は容易に察しがつくと思っています。事実東京はよく入っているのにこちらではさっぱりだったり、逆に他に情報が出てないのに当地では良く入っているという事をたくさん経験しています。特に内陸の受信に関しては差が顕著になる傾向があるようです。
  また当地ではTPのおこぼれをいただいているような感じなので、伝播の状態の変化がはっきりと現れると思っています。東京以北では当地より電波も強くいろいろ聞こえているので、ルートやら連続性は不明瞭になるのではないかとも思っています。
 移動伝播についてもいろいろ述べてきましたが、これも名古屋の状況でして他地域では時間のずれ、果ては日にちのズレを生じているのではないかと思っています。それぞれの地域の地域に合った伝播パターンがあるのではないかと推測しています。したがって今までの記述を参考にしていただいてそれぞれの伝播パターンを見つけていただきたいと思っています。ここで取り上げたデータを皆さんのログや録音でその差を見つけていただければ、いろいろな事が見えてくるのではないかと思います。



11)受信局の確認について
 東海岸の受信は限定的になることは前述しましたが、受信時間も短いので、確認が非常に難しくなります。受信時間は移動伝播の時はフェーディングの山の時間はせいぜい2〜3分しか続きません。谷は2〜5分くらいです。これが2〜3回続いて次の地域へと移っていきます。せいぜい音になるのは4〜8分程度が普通で、全体的には15分以下でしょうから、毎正時を待っていられないのが実情です。しかも正時はサイドもテーマ音楽やら時報でまずつぶれることが多いのでちょうどf/dの山に当たってもサイドにつぶされることも多いものです。問題ないのはEXバンドだけでしょう。となると常日頃どのようなアナウンスを出しているかということが確認する上で重要なポイントになります。今どこがオープンしているか、どのような時間変化が起きるのか、短い時間内に聞いている局を確認する必要があります。これで録音するかどうかを判断する場合も多くあるはずです。又明日の状況を予測して、ながらチェックにするかシャカリキで聞かなければならないかを判断するのも、今日のオープン地域はどこなのかがキーポイントで不明ばかりでは予測も立たないことになります。
 1100kHzのKFAXはK-ファックスとアナウンスしていますが、常連局なのでK−ファックスで確認といえるでしょう。これが初めてでこのアナウンスを聞いたら??ですね。このようなときは地名が手がかりになります。コールプラス地名でアナウンスされれば鬼に金棒ですが、地名もなくさらにK−ファックスのように符合でアナウンスされると戸惑うばかりです。これらが情報としてあれば確認の手助けとなるので、なるべくデータには記載しておきました。またスローガンも大きな要素なので、その筋のデータで必ず確認しておくことが重要です。フォーマットは目安でしかならないようです。日本で受信できる一次伝播の時間は現地の深夜となりますので必ずしもフォーマットどおりの番組がくまれているとは限らないようです。コールとスローガンと地名これが揃って聞こえれば問題ないのですが、珍局ほど揃わないのが実情です。まして信号が弱いと聞き間違いのリスクも増えます。最後のよりどころは地名と考えています。コールと一緒に出なくてもローカルニュースやコマーシャルでの地名は大きな手助けになります。

12)最後に
 黒点連続ゼロは終ってしまいましたが、今後の推移がどのようになるのか気になるところです。2009年がフロックだったかどうか2010年以降結論が出ると思います。
 2009年の春が秋につながったように、2010年の春にも2009年ほどではないにしろ少ないながらも東海岸はオープンしましたので中西部や東海岸がオープンするチャンスはまだあると思います。
 TPを聞いて今日はどこの街角に立てるのか、自分では選べないけれど、どこに連れて行ってもらえるのか、このわくわく感がTPの醍醐味と思います。
 2009〜2010年のTPDXのすばらしさを共有していただき、少しでも多くの人がTPDXにチャレンジしてもらえれば、データやつたない音をアップした甲斐があると思っています。

    *記録に残したい受信音(返信のあった音のみ)--返信(QSL)はこちら

周波数 局名 ロケーション 受信日時
YYMMDD:TIME-UTC;( )はアナウンス部分で最初からの秒数
コメント
580 WTAG Worchester, MA 091115:1033(07,13) R.Reloj f/out後しばらくたって出てきた。SAはW-タグ,ウースター女性のアナではウースエーぐらいにしか聞こえない。この地名は難読。念願のマサチュセッツであった。Sloganは"Newstalk 580"。この日のみの受信。
650 WSM Nashville, TN 091024:0958(08)/
0959(11Slogan)
SAはゆったりとした口調で"WSM Nashville Station",Sloganは"American's Country Music Station"。カントリーが聞こえたら要注意。
1090 WTSB Selma, NC 090901:1120(03) D局。開始時のアナウンスとも思えたのだが確証はない。KPTKを聞いていたら割り込んできた。SAは低い音で聞きとりにくいが、その後の女性ジングルもコールが繰り返されているようだがわかりにくい。Variety局。この日のみの受信。
1090 KAAY Little Rock, AR 090924:1000(09) KBOZ f/out後入感した。コールの後にLittle Rock Arkansas と出ているのでコールはKAAYに間違いないのだろうがそのようには聞こえない。Sloganは"The Power and the Glory"。Religious局。この日のみの受信。
1100 WTAM Cleveland, OH 100101:1301(01,03) 頻繁にW-タムと出る。Newsの題目ごと頭につけているようだ。News talk局。Sloganは"Newstalk the Big One"。返信がありW-タムで確認してくれた。
1110 WBT Charlotte, NC 091026:0902(05) この日だけの入感であったが、過去データからするとKFABが入ってきてもよさそうなのに聞こえない。SAは"WBT Charlotte"。Sloganは"News talk 1110"。
1160 WMET Gaithersburg, MD 091024:0900(08)//
091107:0802(06)
SAは"W-メッツ in Gaithersburg"。11月は"Station W-メッツ"。Sloganの"Music of your life"は深夜の番組タイトルでもある。Nostalgia局。しばしば入感するが、残念な事にこの局のQSL情報はない。しかし3月の2度目のレポートに返信があった。
1160 WYLL Chicago, IL 091110:1040(07) 内容からシカゴの局と推定できるのだがなかなかコールが出なかった。SAは"WYLL Chicago"。スローガンは"Chicago Word"。KSLと混信しているのはこの局の可能性が高い。News Talk局。
1160 VSB3 Hamillton, BER 091115:0821(11,21) "Aryusyan Report" はBBCからといっている。この番組が終わってタイミングよくIDが出てきた。SAは"broadcasting De Fontes …station group in Bermuda"のように取れる。その後"call memory VSB3"とアナウンスが出ている。1230kHzと合わせてバミューダ謎のDouble Waveである。ほかの周波数もトライしたが、トライアングルにはならなかった。(^^)この日のみの受信。
1300 WOOD Grand Rapids, MI 091212:1022(02,09,11) ウッドのアナウンスは良く出る。通常はW-と出るので例外となってしまう。ニュースの節目の項目にWoodをつけてアナウンスされるので確認は比較的容易。SA部分は弱いが"ウッド station Grand Rapids"と聞こえる。Sloganは"Newsradio 1300"。
1300 KPMO Mendocino, CA 100317:1418(12) 3月はCAが良好だったが、この局は概して弱かった。やっと音という状態。開始07秒後に"It's Mendocino"と聞こえるのでKPMOと考えて良いだろう。Sloganは"Talk and Information"。
1460 CJOY Guelph, ON 091015:0806(12) SAは"C-ジョイGuelph"。Oldies局。ONにしてはかなり強い信号であった。この日のみの受信。
1540 R.Bahama Nassau, BAH 090920:0919(06) 4月はKREAの間隙を縫って良好な状態で受信できたが9月はMIX状態での受信となった。1月にも受信できた。
1540 WDCD Albany, NY 091015:1041(18) 30年ぶりの受信。中旬から下旬にかけては良く入っていた。ID部分は弱くてわかりにくい。SAは"WDCD Albany"。Religeous局。
1540 WADK Newport, RI 091015:1125(38) WDCDがf/outしたら聞こえてきた。入感地域が時間とともに東南に移動する好例。SAは"WADK Voice of the Newport, RI"と出ている。Sloganは"News Talk Smooth Jazz"でVariety 局。この日のみの受信。
1540 KXEL Waterloo, IA 100111:1228(15) しばしば強力に入る事がある。IAでは最も入感頻度が高い。SAは"Station Newstalk Waterloo Newstalk KXEL"と出ている。Sloganは"Newstalk 1540"。
1550 KDCC Dodge City, KS 100108:1241(09) スポーツ局。昼間送信と思われるがまさかの受信となった。SAは"KDCC"。最近News局に変更した。
1570 KBCV Hollister, MO 091007:0845(08) SAは"KBCV (Bott Radio)"。Bott Radio Netwokに属した局。Bottという言葉は、頻繁に出ていた。この日のみの受信。
1570 WLKD Minocqua, WI 100130:1328(05)/
1330(08Slogan)
SAは"WLKD (Minocqua)",Sloganは"Lakeland's home station"。KTGEと混信して入感。AS音楽が流れていた。この日のみの受信。
1670 WTDY Madison, WI 091003:0833(10) 信号は4月に比べかなり弱かった。SAは"WTDY Madison", Sloganは"Todays talk 1670"。