簡単な図解・日本語の音の作られ方

* 日本語の母音や子音がどのように発音されるのか、その発音要領には難易度があり、これを知ることは言葉の発達の段階をつかむためにも重要です。母音(あいうえお)と子音(清音・あかさたな…、濁音・がざだ…)に分けて見てみます。


母音(ぼいん)

「あ・い・う・え・お」のどの音になるか(聞こえるか)は、

・ 開口度(あごの開き方)
・ 唇の形(右図→)
・ 舌の位置による口の中の広さ

で、だいたい決まります。このどれもが小さくなる「い」「う」は狭(せま)母音と呼ばれ、安定して発音することの難しい音です。特に「い」はもっとも口の中がせまくなり、舌の形が安定しない「側音化構音」のようなひずんだ音が作られやすくなります。
舌の形はとりわけ重要で、口を半開きにしたまま、舌だけを動かして「あ・い・う・え・お」に近いの五つの音を発することもできるほどです(試しにやってみてください)。


子音(しいん)

息や声が、のどから口の息が外に出るまでの間にどのようにさえぎられるかで、ほぼ発音は決まります。
イ段とウ段に例外はありますが、おおまかに各行をア段の音で代表し、右の図に示してみます。

(1) 唇を一度閉じる
(2) 息が舌と上の歯の付け根のせまいところを通る
(3) 息が舌先で止まり、舌が離れてから出る
(4) 舌の奥のほうで息がせばめられて出てくる
(5) 息がのどをこすりながら出る
  ※ 「ひ」「ふ」はこの出し方とはかなり異なります。
(6) 声の一部が鼻の中で響く(鼻音)
  ※ 「ん」はこのほかにもいろいろな発音の仕方があります。


このほかに、「半母音」というものがあります。

「わ行」……はじめが「う」に近い口の形から出る
「や行」……はじめが「い」に近い口の形から出る


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