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京王新労ニュース
2002年2月15日第2号

「差別、嫌がらせをやめろ!」33駅で1万2000枚を配
 京王労働者を激励する会と京王新労働組合は、京王電鉄鰍ノよるバス部門労働者に対する一方的な大「合理化」計画に反対するたたかいとして、1月24日、京王線沿線33駅でいっせい宣伝行動を展開しました。
 この日の行動には200人が参加し、用意していた宣伝ビラ1万2000枚は、ほぼ全部まききる成果をあげました。新労の佐々木仁委員長は、「この日の行動に参加した組合員は、実際の行動をつうじて『団結』のすばらしさを感じている。また今度のリストラで犠牲になる京王電鉄バス部門の全ての労働者を激励することにも なったと思う」と感想をのべています。
 新労は、さらに大規模な街頭宣伝を実行し、京王電鉄の横暴な経営を社会に訴える計画です。

都労働委員会で調査開始
 1月24日の早朝宣伝に引き続き新労は、東京都地方労働委員会に対し京王電鉄による不当労働行為の追加申 し立てを行いました(弁護団含め60人以上が参加)。
内容は、
@01年度の年末臨時給の一部未払い20%)の早期支払い、
A01年12月給与から控除された組合費の返還、
B職場に掲示板を設置、
C勤務手配の変更権確保、
の4点です。会社は「『経営生き残り策』に協力することが前提」との主張を崩していません。都労委の次回期日は3月7日午前10時です。

労基署に京王電鉄を告発
 新労は1月28日、八王子労働基準監督署に、01年度の臨時給の20%分未払いに対し、刑事告発しまし た。会社側は監督署の指導を無視する姿勢が続いています。

臨給100%求め地裁に提訴
 さらに、同日、年末臨時給未払い分の支給と新労組への慰謝料などを求めて、約1千万円の支払いを求める訴 えを東京地裁におこしました。

日本労働運動が注目の京王新労のたたかい 弁護士 尾林芳匡
 京王新労は、京王電鉄バス部門の分社化リストラに納得できない労働者が結成しました。会社はこの組合を嫌 悪して、2001年12月3日に年末一時金を支払わないという、とんでもない嫌がらせをしてきました。 
 このような労働組合活動の故の不利益な取り扱いは、不当労働行為(労働組合法七条)として厳しく禁止されています。京王新労が東京都地方労働委員会に申立てたのは、一時金の未払いなど不利益な取り扱いをしてはな らないという内容です。 
 年末一時金については、労働委員会と同時に申し立てた仮処分裁判において、まず8割を支給させる勝利和解をしました。残る2割の支払を求めて1月28日には訴訟を提起しました。  
 都労委でも引き続き、残り2割の差別を改めることを求め、さらに会社の様々な嫌がらせをやめ京王労組と平等に取り扱うことを求めています。主な内容は、組合掲示板を京王労組にのみ許していること、チェックオフ (組合費を天引きしての組合への引き渡し)を京王労組にのみ行っていること、などです。 
 会社の態度は、賃金不払いという犯罪行為まで行って京王新労を妨害するというものであり、とうてい許されないものです。また会社は都労委でも、答弁書の提出を都労委の決めた締め切りより1カ月も遅らせるなど、なりふりかまわない引き延ばし作戦です。  
 不当労働行為は明白ですので、勝利命令が得られるでしょう。会社による不当な引き延ばしを許さないことが最大の課題です。 
 いま多くの大企業で大規模なリストラ計画を発表し、労働組合がどのように歯止めをかけるかが問われています。京王電鉄は2001年中間決算で、グループとして前年と比べて74%も多い、37億円もの純利益をあげている超優良企業です。このような企業で、労働者に大幅な賃金引き下げや労働時間の延長を一方的に命令することは法的に許されません。無法なリストラに歯止めをかけることこそ、労働組合の大切な役割です。だからこそ京王新労のたたかいは、日本の労働運動注視の的となっています。  
 第1回の調査期日(1/24)と駅頭宣伝に、多くの方々が参加してくださり、京王新労のみなさんも大いに勇気づけられたと思います。 
 今後もご支援をよろしくお願いします。 

「会社の攻撃から自分の労働条件を守るために、新労に加入します」
「会社は汚い」と新労に加入
 新労に新入組合員9名を迎えました。新入組合員たちはそれぞれ決意を語っています。「会社は汚い。新労が 結成されるとすぐに『新労に加入するとボーナスが出ない』と一斉に宣伝をして新組合から脱退させようとし、実際にボースを払わなかった。こんな汚い攻撃をするなんて許せない、一緒に会社と自分の労働条件を守るため に闘いたい」と、会社の新労攻撃が新労への加入のきっかけになったといいます。また他の新入組合員も「会社が新労に賞与を払わなかったり、攻撃をしているのをみて、これ(新労)は本物だと感じた。だってほんとに労 働条件が守れないんだったら、会社はこんな攻撃をする必要がないでしょう」と語っています。
 会社は、新労が「バス事業再生・勝ち残り策」に合意していないことを唯一の理由に、臨時給を20%カットしました。一方、合意がないのに、賃金引下げは旧労と同じ様に行うこともはっきりと言っています。
 おかしいと思いませんか。旧労と同じ様に引き下げができるのであれば、臨時給の支払いについても「勝ち残 り策」に合意する、しない、ということは、関係ないことになります。これほど合意にこだわるのは、新労にも合意させなければ、正当に賃金の引き下げができないことの証明しです。

不正をただす刑事告発
 会社はまた新労に対し旧労組合費を天引きし、再三の返還要求に対しても返還しませんでした。そこで新労は1月28日正午を期限にして、返還を要求しましたが、実行しなかったため、監督署への刑事告発に至りました。
 ところが会社は、1月28日11時30分頃に新労組合員に引き渡す旨の回答をしたこと、「12月分の組合費は京王新 労働組合員本人に引き渡す」と各営業所に掲示を張り出したことをもって、告発の意味がないと主張してきました。 しかし、ことは刑事告発です。世の中で不法・不正が行なわれたときは、それをたださなくてはなりません。会社内でも横領事件が起こってしまう事がありますが、金を返して済んでいるでしょうか。これこそ社員には厳しく、自分には甘い、の典型ではないでしょうか

JR分割民営化から15年…連合労組の職場では
 列車の安全安定輸送は、車輌や信号、線路、駅設備などが万全の上に、それを扱う労働者の労働条件と権利が 守られてこそ確保されます。
 ところが、15年前に国鉄が民営化された際の1047人もの解雇を、労働委員会は不当労働行為と認めJRに職員としての採用を命じましたが、JRは応じようとしていません。また、連合労組は会社の言いなりです。
「小集団活動、提案制度、増収活動」は自主的なものといいながら、特別昇給や夏・冬のボーナスの勤務査定と連動させ、本来の業務より「改善」提案や乗車券の売上げ額に重きがおかれるようになりました。いまJR北海 道は株式上場をめざし、「黒字」を生み出すために「人件費減らし」がすすめられ、@特急列車以外は運転士ひとりのワンマン運転、A駅の無人化、B下請・外注化、を拡大しています。賃金については、@50歳からの定 期昇給半減、A55歳から最大30%の賃金カット(私は前年で年収225万円減)、B平成13年のベアや一時金の格差はJR東日本との比較で2ヶ月分マイナス、となっています。鉄道収入状況が職場に報告され、目標へ の到達と経費削減が迫られる毎日です。
 京王の旧労が国鉄問題を引き合いにして「今なお家族も含めて厳しい年月を送っている」と、会社のリストラ とたたかわないことの理由づけにしているようですが、とんでもありません。会社迎合の連合労組が多数を占めた職場では、働くものの労働条件を守ることや、会社に安全対策を求めていくことが、ますます困難になってい くことを知ってほしいと思います。(JR岩見沢運転所/運転士 小松)

仲間のこえ
 東京土建一般労働組合……貴労組の結成は、今日のあらゆる攻撃の中で闘っている仲間や、地域の中で活動する様々な人々に勇気と希望をあたえることと思います。引き続き、京王資本の攻撃と労働委員会での勝利をめざして互いに奮闘しましょう。
 東京土建村山大和支部……貴組合が労働者の権利、生きるものの権利を主張してスタートしたことはそれこそ快 挙と言うべきだと感激しています。
 健生会医療労働組合……会社からの一時金支給拒否は重大な不当労働行為であり、労基法違反は明白です。私たちも貴労働組合の闘いが勝利されるよう支援するものです。
 国立・立川・昭島地域労連……京王新労組結成にあたり京王電鉄鰍ェ許し難い暴挙を行っているとの報道に接し、満身の怒りをもって会社に抗議のファクスを送りました。
(ちゅーてい)さん……私は京王に勤める兄を持つ京王線沿線住民です。私は兄を見てきて知っていますが、まだ皆が寝ている真っ暗な中、寒さに身を縮めながらも会社に向かい、夜遅くまで文句も言わずに働いて、京王を 必要としているお客さんたちを、安全に送り届けることがどんなに大変で、どんなに会社に貢献してきているかを、上層部の人達は、どれだけわかっているのかと聞きたいです。新しい組合を作り上げてがんばっている 方々、皆さんの主張されていることは何も間違っていません。陰ながら応援しています。(激励する会ホームページの書き込みから)