住友信託銀行は、京王電鉄椛纒\取締役会長(前社長)の西山廣一氏と、取締役の早部試≠送り出し、株式 の3.77%を所有しています。4月5日に行った要請の内容を紹介します。
要 請 書
住友信託銀行株式会社
取締役社長 高橋  温 殿 2002年4月5日
 京王電鉄株式会社は、2000年4月に「バス事業再生・勝ち残り策について」を提案しました。この計画は、労働者に配転か解雇を迫るもので、新会社に転籍される労働者の労働条件を著しく低下させ、長時間労働と労働者間の競争をあおり、安全運行にも多大な影響を与える内容でした。当然、バス部門の職場労働者から反対の声が強まり、京王電鉄は計画を先延ばしせざるをえませんでした。会社は、職場労働者の強い反対の声に押され、当初提案を若干修正はしたものの、「バス部門労働者の全員投票を」との職場労働者の声を抑え、組合民主主義をなげうった京王電鉄労働組合の暴挙によってこの2月に自動車事業部の賃金・労働条件の切下げを強行し、今年8月にはバス部門を営業譲渡し、労働者に転籍か出向を迫っています。
 今回のリストラ分社化は、道路運送法の規制緩和とバス事業部の赤字を理由として京王電鉄はこのリストラを強行してきていますが、今年2月の規制緩和によって新規参入など大きな影響を受けていないだけでなく、京王電鉄の業績は、連続増益を記録し、株主には特別配当も行なうという私鉄の中でも超優良企業にランクされており、バス部門の赤字論そのものの信憑性が厳しく問われています。
 職場労働者の有志は、組合民主主義を踏みにじり、詐欺的な手法で自動車事業部の労働条件引下げに合意を与えた京王電鉄労働組合を脱退し、建交労に加盟し、京王新労働組合を2001年11月14日に結成しました。
 京王電鉄は、京王新労の組合員に対し、年末一時金の不支給をはじめ、労働組合つぶしの差別攻撃を強めるとともに、2月からは自動車事業部の賃金・労働条件切下げを京王新労と合意のないまま強行してきています。年末一時金については、昨年末仮処分申立てで和解が成立し、80%の支給は今年1月支払われましたが、残りの20%は未だに支払われておらず、京王新労は1月28日に労働基準法違反で告発を行い、今捜査中です。
 京王電鉄のメイン銀行である貴行が京王電鉄株式会社の違法な労働組合つぶしを止めさせ、正常な労使関係の確立に向けて強力な指導を行なうよう以下のとおり要請します。
− 記 −
1.京王新労への賃金不払いなど労働基準法違反や組合差別など不当労働行為をただちに止めさせるとともに正常な労使関係の確立をはかるよう指導すること。

2.不況に便乗したバス事業のリストラを撤回し、超優良企業として、従業員の雇用・労働条件の向上など企業責任を果たすよう指導すること。

以 上