はりま何でも知り隊 神秘の石 家島町「コウナイの石」
2004/06/02 朝日新聞(PR版)


 家島本島の西側にある西島の山頂(標高181b)に「コウナイの石」と呼ばれる不思議な巨石があります。普段は採石場でなかなか足を踏み入れることは出来ません。特別に見学会が実施されるということで、姫路の山登りグループの皆さんらとともに神秘の石を見に行くツアーに参加してきました。 (桑田綾子)

 西島へは本島の宮から海上タクシーに乗り、約15分で着いた。眼前には採石のために掘り込まれ、灰色になった岩盤が広がる(写真左下=省略)。採石場内の砂利道を登っていくこと30分、コウナイの石が見えてきた。

 地元の旅館経営者で、石の調査研究をしている高島一彰さん(32)によると、「頂上石」や「頂上岩」とも呼ばれているという。「コウナイ」は辺りの地名。「高内」と書くが当て字で、古い地図では構内となっている。意味や由来は不明だそうだ。古代オリエントとの交流もうかがえ、海洋民族シュメールのコウメイ一族の名前が付けられたという説もある。

 高さ約8b・周囲約25bの少し西に傾いた石(同左上=省略)。この石が何故神秘なのか。見学会で見聞きしたことをまとめると、(1)石の西側では方位磁気の指す位置が定まらない(2)お参りすると、様々な病気が治ると伝えられている(3)気が強く出ている個所に立っていると足元から温かくなってくる(4)夜に光るので、漁師が目印にしていたといわれる(5)光の当たり具合や角度によって、泣いている顔にもほほ笑んでいるようにも見える―などなど。

 町が出版している「家島の昔ばなし」では、石工のもとへ石の精霊がが現れ、「コウナイの石を守ってくれ。そうすれば石切り場は栄える」というお告げがあったと描かれている。また、古事記に出てくる「天の御柱」と考えられていたり、卑弥呼がこの辺りで踊っていたのでは?と唱える人もいる。

 参加した見学者らは「腰痛が治った気がする」、「1つの石をこんなに長い時間眺めたのは初めて」と貴重な体験に感動していた様子(同右=省略)。崇拝されるゆえんは分かった気がしたが、謎はかえって深まるばかり…知り隊、永遠のテーマになりそうだ。


 【とんび岩のコメント】

 「石の西側では方位磁気の指す位置が定まらない」という現象を、科学的に調査したことは無いのかな? 「夜に光るので、漁師が目印にしていたといわれる」点にも興味がある。放射線など出ていないかな?

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