JR相生駅前に東横インが進出 来年6月完成予定
2006/01/20 朝日新聞


 相生市本郷町のJR相生駅前で、ビジネスホテル「東横イン相生駅前(仮称)」建設の地鎮祭があった。8年前に始まった相生駅前市街地再開発事業が縮小され、民間の開発に任された駅南は駐車場などの「空き地」が目立つが、玄関口正面の空き地はこれでほぼ埋まることになる。

 東横イン(本社・東京)は全国で新幹線駅前を中心にビジネスホテルを展開する戦略で、現在119店営業しており、着工順では相生駅前は172店目になるという。14階建て延べ床面積4526平方bで、204室。来年6月完成予定で、同市内で一番高いビルになる。

 同駅前には地元の「相生ステーションホテル」(83室)が営業しており、今年5月オープンの予定で駅前にさらに新館(112室)を建設中。西播磨へのビジネス客は周辺の太子町や播磨科学公園都市への企業進出が続いており、今後も需要は増えると見られている。


 【とんび岩のコメント】

 久しぶりに景気の良い話。昨年8月の報道(神戸新聞)は本当だったんだなあ。赤穂駅前に建たなかったホテルが相生には次々できるという。相生も、見る人によっては、まだまだ捨てたものではない、ということだろう。市長が唱える「陸・鉄・海の3路結合構想」にも追い風。

 「東横イン」は、サラリーマン時代に京浜地区へ出張したときよく泊まった。なんとなく懐かしい。あれが相生へ来るのか!

 昨年8月の記事はこちら。 → 相生市はホテル激戦区!? JR駅前に3棟

 追補(2006/01/28)

 上の記事の1週間後(2006/01/27)、報道各社は「東横イン」が横浜市内に建設した2つのホテルで身障者設備や駐車場を違法に撤去していたことを伝えた。その後同様の改造が東横イン系列ホテルで次々と確認されている。これで、「相生駅前」の着工が計画より遅れることは免れないだろう。場合によっては「白紙化」か? 一方、そこまでして経済性を追求するホテルチェーンが、何故相生駅前に進出しようとするのか、その狙いには興味が湧く。下は「違法改造」を伝えた神戸新聞の第1報(2006/01/27)。

身障者設備を違法撤去 横浜のホテル東横イン

 大手ビジネスホテルチェーン「東横イン」(東京都大田区)が横浜市内に建設した2つのホテルをめぐり、法律や市条例で義務付けられている身障者用設備や駐車場を完了検査直後に撤去、ロビーを広くするなど不正に改造していたことが27日、分かった。

 西田憲正社長(59)は記者会見で建築基準法や市条例違反の認識があったことを認め、110を超す全国の系列ホテルのうち同様の改造をしたものが、ほかにも1、2件あることを明らかにした。同市は違法建築の疑いがあるとして調査。国土交通省も系列ホテルについて改造の有無を確認する方針だ。

 今回、不正改造が明らかになった2ホテルのうち1つは、横浜市中区の「東横イン・横浜日本大通り駅日銀前」(10階建て、133室)で、今月オープンした。同市は27日午後、このホテルを立ち入り検査する。

 東横インなどによると、同ホテルは2004年11月に建築確認を受け昨年12月に完成、民間検査機関による完了検査を受けた。設計図は建築確認用と改造用の2種類あり、完了検査の時点では建築確認を受けた設計図通り、身障者用の駐車区画と立体駐車場を合わせて、条例で義務付けられている計7台分が確保されていた。しかし検査後、立体駐車場を撤去して地下部分を埋め、1階ロビーを広げて喫煙コーナーなどを新設、駐車場は3台分に減った。身障者用客室も一般客室とリネン室に改造した。

 西田社長は会見で「(改造工事は)営業企画から相談があり許可した。その時点で改造用の図面はできていたと思う。条例違反になっても行政指導で終わると思っていた」と説明した。

 もう1つのホテルは「東横イン・新横浜駅前本館」(横浜市港北区)で、市条例で4台分必要な駐車場が改造後、3台分しかなくなった。

 いずれの改造工事も、東横インの関連会社が設計、施工を担当。改造の際に鉄骨などには手を加えておらず、建物の耐震強度などに問題はないという。東横インは早急に元に戻す工事をするとしている。

 こうした無届け改造は建築基準法に違反する疑いもあるほか、多くの人が使う建物のバリアフリー化を義務付けた「ハートビル法」にも反する可能性があるという。

■東横イン 1986年の設立で、資本金約5億円。シングル料金が4千―6千円台の低価格ビジネスホテルとして急成長した。会社のホームページによると、全国に110店舗以上を展開し、中国にも進出している。レストランや宴会場を持たず、新聞や朝食を無料提供するなどユニークなサービスで顧客を獲得、毎年20店舗前後を新規オープンさせているという。


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