カザグルマ ひっそり清そに 絶滅危惧種 相生で自生確認
2006/05/18 神戸新聞


 環境省のレッドデータブックで「絶滅危惧(きぐ)U類」に指定されているカザグルマの自生地が、17日までに相生市内で確認された。県内では、三田市や北播地域などでは自生が知られているが、西播地域では極めて珍しいという。(中西幸大)

 カザグルマは、キンポウゲ科センニンソウ属のつる草。湧(ゆう)水地やため池、川近くのやぶなどで生育し、5月ごろに直径10センチ前後の白や薄紫色の清らかな花を咲かせる。その姿が玩具の風車に似ていることから、その名が付いた。

 近年、乱開発や園芸用の採取などが原因で激減しており、県のレッドデータブックではAランク(絶滅危惧種)に分類されている。

 相生市内の無職唐土(もろこし)洋一さん(63)がチョウを観察するため、山歩きをしていて10株余りを見つけた。県立人と自然の博物館(三田市)の元主任研究員、橋本光政さん(63)が同行して確認した。橋本さんは「全国的にも減少しており、西播磨ではここ2、30年は発見例がない。大切に見守ってほしい」と話している。


【とんび岩のコメント】

 カザグルマやシランは、見た目が派手で外来種のような印象があるが、昔から日本に自生する在来種のようだ。

 同じ山歩きで見つけるなら、死体や人骨よりも、花や鳥の方がいいなあ。いや、故人や遺族のことを考えると、そうでもないかな。


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