稀少植物 アサザ確認 相生の横尾池
2006/06/10 神戸新聞


 絶滅のおそれがある県レッドデータブックAランクに分類されている希少植物「アサザ」が、相生市ひかりが丘の横尾池公園で群生しているのが、9日までに確認された。県内では東播磨や淡路などでは自生が確認されているが、西播磨での自生例は確認されていないという。

 アサザは、ミツガシワ科の浮葉植物。池や沼の泥底に地下茎をはわせ、6〜9月ごろに黄色い花を咲かせる。ため池などでよく見られたが、開発や水質悪化で激減した。

 横尾池は、住宅地に隣接するが、主水源の谷川上流に人家がなく、生活排水の量は少ない。深さ約2メートルの浅い池に改修するため、1994年にいったん水を抜き、2000年ごろから再び水をためたという。

 水利組合の根田保裄組合長(65)は「50年ほど前の花の目撃例は聞いたことはあるが、再び見かけたのは、ここ1、2年」と話す。

 県立人と自然の博物館(三田市)の元主任研究員、橋本光政さん(63)は「改修工事がきっかけで地中に眠っていた種が復活し、芽を出した可能性がある」と話している。(中西幸大)


【とんび岩のコメント】

 相生市(市役所)の公式ホームページに6月8日付で、6月定例市議会の一般質問(6月13〜14日)通告表が掲載されている。それによると、月岡定康議員の予定質問の中に「相次ぐ絶滅危惧種植物の発見について」というのがある。本件のアサザと先日(5月18日)のカザグルマの発見を踏まえた質問と思われる。


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