5歳女児が水死 相生のため池
2006/07/12 神戸新聞


 10日午後8時ごろ、相生市古池2の主婦岡本明美さん(41)から、「娘が帰らない」と110番があった。相生署と相生市消防本部などが自宅付近を捜索したところ、同10時ごろ、近くのため池で幼稚園児の長女香織ちゃん(5つ)が沈んでいるのを見つけた。香織ちゃんはすでに死亡していた。

 調べでは、同日午後6時ごろ、明美さんが自転車に乗って遊ぶ香織ちゃんの姿を目撃しており、その後、池に転落したとみられる。香織ちゃんに目立った外傷がなく、近くに自転車が置いてあったことなどから、同署は誤って落ちた可能性が高いとみている。現場周辺には高さ約1.5bの柵があるが、約30a間隔ですき間があるという。

 ため池は農業用で、近くの住民によると、柵まではだれでも近づけるが、これまで事故の例は聞いたことがないという。現場脇の山道をよく散歩するという女性(60)は「20年ほど前はザリガニ釣りなどをしている子どもをよく見かけたが、最近は遊んでいる姿をほとんど見かけなくなった」と驚きを隠さなかった。

 相生署の要請も受け、地元の古池2丁目自治会は11日午後、池のほとりに立ち入り禁止を呼びかける看板を立てた。こどもにも読みやすいように平仮名にした。自治会長の平田宏子さんは「2度と痛ましい事故が起こらないように」と話していた。


【とんび岩のコメント】

 場所は市営斎場「ささゆり苑」から古池変電所(関電相生制御所)にかけての山すそのようだ(写真等から推測)。このあたりは昔からため池が多い。ため池管理者の困惑した表情が目に浮かぶ。


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