IHIに公取委警告 代金示さず下請け発注 相生工場
2006/08/26神戸新聞


 石川島播磨重工業(IHI)の相生工場(相生市)が、下請け業者に発注する際、代金を示さず納品後に金額を決めるなど、下請け側に不利な方法で取引し、公正取引委員会から下請代金支払遅延等防止法(下請法)に違反するとして警告を受けていたことが25日、分かった。IHIは「一部の取引で法律に定められていない手続きがあった」としている。

 下請け業者だった相生市の鉄工所(倒産)などによると、2001年までの6年間、同工場は発電用ボイラーの鉄鋼部品を発注。その際、取引価格を示さずに製品を納めさせ、その後、提出させた見積書の額から2〜4%を差し引いた額を注文書に記載し、同鉄工所に支払っていた。

 この6年間で、IHI側が支払ったのは約8億5800万円で同鉄工所の見積額より約2800万円少なかったという。

 公取委は03年、同工場を立ち入り検査。01年4〜9月の間、同鉄工所への発注時に金額を示さなかったほか、別の下請け業者にも一方的に納期を変更、代金の支払いを先延ばしにした―として、文書で警告した。

 同鉄工所関係者は「契約打ち切りを恐れ、応じるしかなかった」と話している。

 一方、IHIは「すべての契約が下請法に違反しているわけではなく、不当に低い金額を提示したこともない」と反論。公取委の指摘後は「法令順守を徹底し、手続きの見直しを図った」としている。


【とんび岩のコメント】

 公取委の立ち入り検査が03年だったとすると、警告を受けたのはいったいいつだったのだろう。公取委の立ち入りから警告が出るまでに3年もかかったのか。それとも、ずっと以前に出ていた警告のことを、下請け業者が、何かの腹いせで、今になってに暴露したということか?

 朝日新聞は次のように書いている。

 「〜同社(IHI)によると、相生工場(兵庫県相生市)で03年3月ごろ、下請け代金を決めないまま口頭や見積もり照会書で事実上の発注をし、製品納入後に代金などを記載した注文書を渡す取引が度々あったという」

 これによると、警告対象の契約は03年3月ごろの分だが、上の記事(神戸新聞)では「01年4〜9月の間」となっている。どちらが正しいのだろう?


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