あいおい白龍城で「チリモン」人気
2009/12/17 朝日新聞


 ホウレン草のおひたしや大根おろしにかかっている「チリメンジャコ」が、相生市那波南本町の道の駅・海の駅「あいおい白龍(ペー・ロン)城」で人気を呼んでいる。「チリメンにまじったモンスターを探せ!」と宣伝し、モンスター好きの子どもの好奇心をくすぐっているからだ。    (茂山憲史)

 「チリメンモンスター」は大阪で数年前からブームになった。仕掛け人は大阪府岸和田市のきしわだ自然資料館ときしわだ自然友の会。2004年の夏休みに開かれた科学イベントで「チリメンモンスター探し」を催したことから火がついた。

 スーパーで売られているチリメンジャコは、機械も使って厳しく選別され、イワシの稚魚ばかりだが、昔はエビやタコ、イカ、イワシ以外の魚の子どもなどがまじって、虫眼鏡で見るとモンスターのような顔をしていた。そんなチリメンジャコをイベントに提供したのは和歌山県の食品製造会社「カネ上(じょう)」で、以来「チリメンモンスター」と「チリモン」を商標登録している。

 あいおい白龍城にモンスターがまじったチリメンジャコを出荷しているのは、地元の「鈴木海産」。今年の夏休みに「宿題のテーマにしたいがチリモンはないか」という問い合わせが相次ぎ、わざわざ選別を緩くしたチリメンジャコを1パック300円で売り出した。今でも週に100パック以上売れているという。

 きしわだ自然友の会がチリメンジャコに見る生物の豊かさを「チリモン博物誌」(幻戯(げん・き)書房、税別1600円)という本にしている。タツノオトシゴやタコ、カニ、フグなど、○○の仲間という大まかな分類で約60種類も掲載されている。

 友の会のインターネット「チリモン図鑑」(http://k-tomo.web.infoseek.co.jp/chirimon/chirimonzukan.htm)でも写真で比較できるが、所々に?マークがつくほど「乾燥させた子ども」では名前の特定が難しいそうだ。モンスター探しは、海に潜れる夏休みより冬休みの方がピッタリかも。


【とんび岩のコメント】

 楽しい話題だ。海の中だけでなく、人の世に生息するモンスターの観察を冬休みの宿題にするのも面白いかも。

 「チリメンモンスター」と「チリモン」が和歌山の会社の商標登録なら、地元の「鈴木海産」は何という商品名で売っているのだろう。白龍城のキャッチコピー「チリメンにまじったモンスターを探せ!」は律儀に登録商標を避けている。


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