合併協再設置案を否決 相生市、上郡町の両議会
2009/01/28 神戸新聞


 上郡町の住民から請求があった相生市・上郡町合併協議会の再設置議案が27日、両市町の臨時議会で否決された。過去にも合併を目指し、物別れに終わった両市町。町民1088人の署名で再び、来年3月末で期限切れとなる特例法での合併を模索したが、実らなかった。  (横部章夫、中西幸大)

 上郡町議会は午前10時開会。山本暁町長から提案理由の説明などがあり、請求代表者の建設業広瀬和也さん(42)=同町竹万=が「(優遇措置がある)特例法下で最後の合併チャンス。町の安定と発展のために真摯(しんし)な討論を」と意見陳述した。

 討論では、合併反対の議員が「来年3月末では協議時間が足りない」「住民の合意が不十分」などと述べ、賛成側は「合併した町と、しない町で国からの交付税に格差があり、取り残されないようにしたい」と訴えた。採決の結果、15人中3人の賛成にとどまった。

 一方、相生市議会では上郡町議会の結果を受け、午後1時から質疑と討論。5人が討論に立ち、「上郡町内でも異論が多く、実現困難」などと全員が反対、採決でも賛成者はいなかった。

 広瀬さんは「財政状況が厳しい上郡町にとって合併は必要。私たちの切実な思いが伝わらず残念」と話した。

 将来の素地作りを

 谷口芳紀・相生市長の話 今、検討されている道州制や都道府県からの権限移譲の受け皿として小規模自治体の合併は必要。今後も将来の素地作りを進めたい。

 時間制限の結果

 山本暁・上郡町長の話 今回は法律の時間制限もあっての結果と思う。相生市とはこれまでも広域行政に取り組んでおり、今後も一層連携し、まちづくりを進めたい。


【とんび岩のコメント】

 上郡町議会が大差で否決するようでは「時期尚早」。相生市は、環境が整うまで焦らないことだ。相生中と那波中の合併のときのように。


『新聞(相生市)』に戻る