プレミアム付き地域商品券 相生では人気なく
2009/04/25 神戸新聞


 地域経済振興のため、自治体と商議所が提携して発行するプレミアム付き商品券。現金よりも1〜2割得するとあって佐用町などでは早々と完売したが、相生市では売れ行きが伸び悩む。24日で販売から6日たつが、売れたのは発行数の半分以下。谷口芳紀市長自ら販売窓口に座るなどPRに躍起になっている。   (中西幸大)

 相生では千円券12枚つづりを1万円で販売。購入は原則1世帯1冊限りで市の広報誌掲載の引換券を必要とした。しかし、発売日の19日以降に売れたのは発行1万5千冊に対し、約6500冊。谷口市長は「特典2割で大型店でも使えるなど他市町に見劣りはしないのに…」と首をかしげる。

 また、ほぼ同じ条件で3月末から販売したたつの市でも発行部数の5割強でいったん終了。担当者は「時期が早く、認知不足だったかもしれない」と分析する。

 一方、佐用町は3月に2万冊、赤穂市も4月半ばに1万冊を完売。佐用町は1人3冊まで、赤穂市は1世帯2冊まで。両市町とも大型店では使えない条件だったが、「自治会経由で広報したせいか、関心が高く、限度いっぱい買う人が多かった」と佐用町の担当者。赤穂市の担当者は「他市町より販売が遅かったことから市民が待ち焦がれていたのでは」と見る。

 相生市では27〜5月1日に二次販売し、今度は引換券を不要にする。商議所の担当者は「広報誌の引換券に気づいてない人も多い。また、多くの会社が週末に給料日を迎えるので、もう少し売れるはず」と期待している。 


【とんび岩のコメント】

 「相生で人気がない」ということは、そもそも相生市内で買い物をする市民が少ないということの証明のようなものだ。

 この商品券には(相生市の場合)1冊あたり2000円の市税が使われている。売れ残りが多い方が市の財政負担は少なくて済む。赤穂市は、完売したというが、2万世帯に対して1万冊しか発行していない。その点相生市は、1万3千世帯に1万5千冊売ろうとしている。財政に余裕があるのだろう。

 お役人の感覚では、市民は役所の広報誌を読んで当たり前、あるいは読む義務があるのだろう。しかし活字離れの昨今、精読している市民はどれほどあるだろう。


『新聞(相生市)』に戻る