ペーロン祭も無期限延期に 相生市
2009/05/20 神戸新聞


 新型インフルエンザの感染拡大を受け、今月30、31日に予定されていた相生ペーロン祭の主催者が19日、無期限延期を決めた。周辺の感染状況などを見極め、開催日を改めて検討。9月末までに開催できなければ53年ぶりの中止となる。

 主催する相生市や商工会議所などでつくる協賛会が「感染拡大の危険性が高い」と判断した。

 花火やペーロン競漕(きょうそう)は天候に影響されるため、今年の開催期限を9月末に設定。準備期間を考慮すると、期限の約1カ月前までに感染状況が沈静化しなければ、今年の開催は断念せざるを得ないという。

 ペーロン祭は2日間で約12万人が訪れる祭典。1922(大正11)年の第1回開催以来、戦中戦後の3回と56(昭和31)年の造船不況で過去4度中止になっている。   (中西幸大)

 協賛会 苦渋の決断 

 相生市や商議所、IHI相生事業所などでつくる「相生ペーロン祭協賛会」は19日、臨時の正副会長会を開き、ペーロン祭の無期延期という苦渋の決断をした。協賛イベントの一部中止も決まった。

 午後3時半から始まった臨時の正副会長会には谷口芳紀市長ら5人が出席。出席者によると、約30分の協議では開催慎重論のほか、「通常のインフルエンザと同じ対策で開催できる」などとする開催に向けた積極的な意見も出たが、「県内でこれだけ騒動になっている中で、5月末の開催が難しい」との結論に落ち着いたという。

 代替開催日は、あらためて正副会長会を開催して決定。ただし、天候や地域行事との兼ね合いがあり、9月前半までに祭が開催できない場合は中止になる見通し。協賛会事務局の担当者は「練習の都合もあるので、できれば開催日の1カ月前には決定したい」と話している。

 また、この日は協賛イベントのうち中学校の野球とバレーボール大会の中止を決定。今月予定されていた各チームの海上練習と、県の大型観光キャンペーンの体験乗船会も中止になった。書道展などの文化行事は各団体が独自に日程を検討し、弓道大会は相生ペーロン祭の日程に合わせる。   (中西幸大)


【とんび岩のコメント】

 昭和天皇の葬儀(大喪の礼)があった1989(平成元)年は、国民も弔意を示そうということで、歌舞音曲を伴うお祭があちこちで中止になった。実家のある集落(相生市古池)でも春祭りが中止になった。あの年も、ペーロン祭は開催されたのか!。まあ今年は、地球規模で100年に一度の大不況らしい。記憶に残る年になりそうだ。

 私自身は、相生の生まれ育ちだが、幼少の頃からペーロンとは縁がない。今年は花火も見に行かないつもりだったから、中止になっても不都合はない。

 さきほどのテレビニュースによると、東京でも新インフルの感染者が出たらしい。これはいいニュースだ。東京で感染が拡大すると、中央省庁の高級官僚も、他人事ではなくなるので、「現実的な」対応策を出してくるだろう。


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