相生・中学校ペーロン 11年ぶり復活
2009/06/14 神戸新聞


 生徒数減などを理由に1998年を最後に途絶えていた相生市の中学生ペーロン大会が11年ぶりに復活し、相生湾で12日、3中学校の1年生291人がクラス対抗レースを繰り広げた。新型インフルエンザの影響で7月に延期になった相生ペーロン祭に代わり、太鼓や掛け声が湾内に響きわたった。

 中学生の大会は85年の相生ペーロン祭から「中学生の部」として正式に始まったが、少子化や学校行事との兼ね合いで99年に廃止。一方で、ペーロン人口のすそのを広げる機会として、復活の要望も根強かった。開催には昨年度1200万円を集めたふるさと寄付金の一部を充てた。

 中学生は午前中にこぎ方などを学び、午後からは、3校9クラスによる対抗レース。小学校での体験乗船経験者も多く、手慣れたかいさばきと「1、2、3」の掛け声で船を走らせていた。

 双葉中1年の高橋龍樹君(12)は「楽しかったけど苦しかった。祭りには、少しだけ出てみたくなった」と話していた。    (中西幸大)


【とんび岩のコメント】

 「少しだけ出てみたくなった」という感想が秀逸。大人世界の関係者に配慮しつつ、自分の本音もにじませた表現だと思う。記者さんが、そのあたりを面白いと思って載せたのなら「拍手」。

 私が中学生のころ(約50年前)、中学生ペーロンは無かった。ペーロン祭自体が民間企業(播磨造船所)の社内運動会だった。私の長男は中学生のときペーロン船に乗るのが「イヤ」で、岸壁で応援する応援団のリーダーに立候補した。我が家は江戸時代以前から相生に住んでいるが、ペーロン船に乗ったものはいない。中学生にペーロンを「強制」する人たちの考え方が理解できない。

 朝日新聞の記事(6月13日付)は下の通り。

 中学生ペーロン大会、11年ぶり復活/相生

 少子化などで中断していた相生市の中学生ペーロン大会が12日、相生湾特設会場で11年ぶりに復活した。新型の豚インフルエンザの国内感染で7月11、12両日まで6週間延期になった相生ペーロン祭(まつり)よりも一足早く、同湾で熱戦を繰り広げた。中学生大会は来年以降も実施することになっている。

 相生市内の那波、双葉、矢野川3中学の1年生291人(9学級)が参加し、学級対抗で競った。各艇には、こぎ手24人、太鼓、ドラ各1人の計26人が乗船、艇長役の担任教諭とかじ取りをする相生ペーロン協会員の励ましや指示を受けて懸命にこいでいた。大半が小学生のころに「ペーロン体験乗船」を経験しており、慣れたかいさばきだった。

 直線300メートルのコースで予選、決勝各3レースを戦った結果、双葉中D組が1分44秒57の大会記録で1位に。2位矢野川中B組、3位双葉中C組と続いた。

 那波中を代表してあいさつした福西崚介(りょう・すけ)君(12)は「みんなで頑張って団結できた。すばらしい大会を開いてくれて感謝します」と話していた。


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